コピー天国(030823)

 久しぶりにパンティッププラザに行ってきました。本格的にコピーソフトの取締りが今年の4月から始まったはずだったんですが.......店内は相変わらずの大盛況でコピーソフトが氾濫していました。コンピューターソフト、ゲームソフト、映画、裏物..なんでもあります。以前と同じようにまったく規制があるとはおもえない雰囲気でした。昔よりエロVCDが増えたような気もするくらいです、と、映画のコピーソフトの販売店の前でカタログを見ていたときにお店が一斉に店じまいを始めました。突然の事で驚き店員に話を聞くと、これから警察が見回りに来るので後1時間後くらに再開するからまた来てくれといわれました。あののんびりしているタイ人がとにかくものすごい速さでかたづけをしあっというまにお店にあったカタログなどはすべて鞄に詰め込まれきれいになってしまいました。1時間後に戻るとまた活気を取り戻して各店でコピーCDの販売がされていました。

 この出来事は非常にタイらしく個人的に笑ってしまいます。取り締まる警察の情報が事前に流れている事、というか警察の本音は取り締まりたくないのです。パンティップからの賄賂は貴重な収入源ですから取り締まるというか本来守る立場にあります。様々な外的要因があり表面上取締りをしなければならなく、取締りを定期的におこないますが、お店側が逃げる事ができるようにちゃんとその時間も与えています。もし本気で取り締まるなら客に混じっていけば簡単に販売店を押さえることができます。
 取り締まりは一種のプロレスです。でも私もパンティップは好きなので別にいいと思います。またタイ人の一般給与を考えるとコピー商品の流通はしょうがないところもあります。正規品では高すぎて極一部の人しか購入、使用できなくなってしまいます。こういうと何ですが、タイで生活しているとそう感じます。そういえば前にISETANから真っ直ぐ進んだ先にある左側の道路は曲がれないように道路制限があったのですが、最近パンティップにいったときは道路制限の時間が変わりほとんど支障がなくなっていました。道路制限もほとんどなくなり、相変わらずコピーCDは大盛況、パンティップはある意味「タイの聖域」であり今後も外圧に屈せずますますにぎわっていくと思います。

 管理人から
 タイではあまりにコピーソフトが表立って売られているために、あのマイクロソフトがタイでのみWINDOWSとOFFICEのセットを1500バーツ程度で売っています。でもコピーなら300バーツなんですけどね…。管理人的にはコピーソフトは反対でして、タイの物価にあった価格設定にして売って欲しいと思ってます。どうせ都知事がプラチャイになれば真っ先になくなっちゃうんです。。。