タイ人との結婚(番外編)(030614)
もう結構前になりますが、このテーマで日記を書いた際に掲示板で様々な意見が出てきていたのを覚えています。批判的な意見や同意見、その他様々だったような気がします。
当サイトの管理人も毎日のコラムでわざわざ内容を管理人的に解釈して伝え直しており、また私の日記が<断定的な文章ですいません>みたいな事も書いていました。
色々な意見を読みやはり人それぞれだなと感じました。
私は日記などで自分の意見や体験談を伝える際に<曖昧な文章の方が適切でない>と個人的に考えており、その意見や体験談などを自分の中にどう取り入れていくかは読み手次第であるというのが私の考えです。
こういう日記やコラムの書き方一つをとっても考え方が違うのです。ましてや結婚観であれば尚更そうだと思います。自分の書いた文章と違う考えの人間がいるのは当然の事であり、それは当たり前の事だと思います。
今回は番外編という事で日本人がタイ人と結婚する際に幸せな生活を送るために最低限必要な条件に関して書いていきます。
最低限必要な条件、あくまでこの条件があってスタート地点に立てるというものであり、幸せを保証するものではないですが、この条件にまったく当てはまらないと後々の結婚生活が厳しいものになっていくと私は考えます。
その条件は、以下のA,Bです。
A 仕事を持っていること(個人の収入源がある事)
B 日本で生活すること (自国での生活)
このA,Bの条件のうちどちらか一つに当てはまる事が幸せな生活を送るための最低限必要な条件です。もちろん2つ揃っていればより良いですが、1つも当てはまらない場合はその道は相当厳しい道になる事を考えねばなりません。では何故このような条件になるのか、それは<外国で生活する場合はお金が重要な要因となり、また外国では法律は個人を守ってくれず、さらにタイは日本ではないから>です。
結婚生活というのは生活というように毎月毎月お金がかかります。そういう中でタイ人が稼いできた給与というのは一般的にあまり高くなく(一部の人間を除く)、その給与で生活していくとなるととても大変であり、たまの日本への帰国なども難しくなります。
またタイ人は飽きやすく転職を繰り返すことが多いことから生活が安定しずらいとう事もあります。
さらにお金持ちであれ貧乏人であれ<愛人を持つことを一種のステイタスともとらえる>この国では、夫婦仲がさめた時に突然お金が外に流れまったく家に入ってこない事も考えられます。このような夫婦生活での問題があったときに自分が仕事をしていれば、また何らかの収入源があれば、とりあえず<生活の心配>という問題は避けられ、夫婦関係の問題に時間を使って対処できます。
また、日本で生活をする事を条件の一つとしてあげていますが、それは日本で暮らしていれば日本人としての権利を日本国から受けやすいからです。共同所有の財産などがあった場合にタイではどんなに日本人側が正しくても<タイ人が勝つ>という暗黙のルールがあります。法律がまったく機能していない国というのも怖いものです。風邪を引き病院にかかった場合、手術などを受けた場合、海外では高額な医療費がかかり一般人の給与水準から比べてみてもかなり高いといえます。
その他何か問題があったときも日本では周りの人間に相談がしやすくストレスも発散でき、なによりも言葉の壁という問題もないので<外国で暮らす不安感>という問題を持たずに精神的にはるかにいい状態で毎日を過ごすことができる場合が多いからです。
これらの事から男性の場合はAの条件をほとんどの人がクリアしており、金銭に関しては自分で生活をコントロールする事ができますが、女性の場合は家庭に入り仕事を持たない場合が多いので金銭面での生活コントロールができず、さらに女性の場合は通常男性の家に入るのでタイで生活する確立が高くなり日本で結婚生活を送るのは難しく、結局A,Bどちらの条件にも当てはまらない場合が多いのでタイで幸せな結婚生活を送るのは非常に難しくなります。 日本に住んでいるとどうしてここまで生活やお金に関して考えなければいけないのかという気になりますが、夫婦喧嘩やちょっとしたお互いのずれが日本ならば時間が解決してくれる場合もありますが、同時に<生活の危機>に直結していくタイでは時間を使い解決をするのが難しく些細な問題がすぐに大問題に発展する場合が多いからです。
タイ人との結婚などを考えていらっしゃる方はA,Bの条件に関して一度考えてみて頂きたいと思います。
管理人から
管理人の周りには当然のように日タイ夫婦がたくさんいます。その中には日本で暮らしている人もたくさんいます。この場合、タイ人が日本やその住んでいる地域、日本の文化などを好きになってくれれば、うまくいく場合が多いです。もちろんゆっきーが書いているのと同様にタイ人にとってはタイが母国なわけですから、日本に住むということはストレスを伴うことが多いですし、まして日本人のタイ人に対する偏見はいまだに根強いものがあります。管理人が今回のコラムで考えてほしいのは、日本人(自分)にとってうまくいく方法とタイ人(相手)にとってうまくいく方法は、そのまま裏返しになる可能性があるということです。せっかく好きになって一緒になるのですから、うまくいくよう「お互い」努力してほしいものです。