「哀愁のビアシン」
さて、今回はビールについて。
タイではまあ色々なビールが売られていますね。メジャーなところはやはりこちらで生産されているビール。ハイネケン、ビアシン、クロスター、カールスバーグ、ビアチャ−ンなどが有名どころ。
以前はタイのビールと言えばビアシン。ビアシン、ビアタイと言う宣伝文句どおりタイを代表するビールだったんです。タイの人はこれによく氷を入れて飲んでいますね。はい。それは!昔はビールが冷えてなかったからと言う説や、ビアシンは表示されている度数よりもアルコールが高いためだなんて言う説もあります。良くわかんないんすけど。 確かにビアシンは他のビールよりも酔いが回るのが早い気がします。
ところが、なのです。
カールスバーグがビアチャ−ンと言う安い安いビールを発売してしまったのです。これがウケた。なんせ安い!それまでは「ビール高いからなあ」と言ってた人たちがビアチャ−ンに群がったわけです。 おかげで一時は8割以上のシェアを占めていたビアシンは3割くらいまで一気に落ちちゃったんです。
さてさて、困ったブンロート(ビアシンの会社ね)は日本のアサヒビールと手を組んでスーパードライを売ってしまうことになってしまったのですね。3月からアサヒがタイで生産販売されるのはそういうことらしいのです。
しかーし!
タイと言えばビアシン。なのではないですか。仮に、仮にですよ、アサヒが売れて会社が持ち直したとしてもそれでいいのか!ビアシンの立場はどうなる!ここまで頑張ってきたビアシンを見捨てるなんて、くうーっなどと嘆いている場合ではなくて、これからもビアシンのシェアは落ちていくのでしょう。
ああ、5年前初めてタイに来た時が懐かしい。どこもかしこもビアシンだったのに。
ああ、哀愁。