2003年度版 極楽タイランド的タイ音楽ベスト10
極タイ管理人の独断と偏見を持って選んだ2003年タイ音楽界のベスト10アーティストを発表します。あくまでも管理人の周りで流行った曲などを中心にしてセレクトされていますので、その辺はご了承くださいませ。
それでは10位から発表です。
10位 F4(エフフォー)
代表曲 「流星雨(LIU XING YU)」「Can't lose you」
いきなりタイの歌手ではないという話もありますが、2003年のタイ音楽界では欠かせない存在ではないでしょうか?台湾版SMAPとも言うべき彼らは、タイで大流行した台湾ドラマ(原作は日本の漫画「花より男子」)にグループで出演し、その主題歌がヒット。これが飛び火してタイでも遅れてヒット。「かっこいい」の代名詞にもなりました。「あなたF4みたいね」何がなんだか分からなかった日本人の方、これは褒め言葉です。。。その後もYAMAHAのバイクのCMに出るなど活躍中です。ちなみに本国ではエフフォーではなく、エフスーと呼ばれてます。
9位 ASANEE−WASAN(アサニーワサン)
代表曲 「シッ(ト) コーン(グ) ター」
続いてはタイ音楽界の重鎮、アサニーワサンです。たしか今回のアルバムは数年ぶりのアルバムでして、ファンをやきもきさせてたいましたが、さすがに出す曲のレベルは高いです。どの層の人に聞いても、彼らを嫌いという人はほとんどいません。お陰でカラオケで歌いやすく重宝です。なんせタイのカラオケ屋はその店の雰囲気に合わない曲を歌うと浮きますから。。。
8位 TATA YOUNG(タタヤン)
代表曲 「ヤーク ゲップ ター ワイ ソン(グ) コン」
90年代最強のアイドルだったタタヤン、その後海外進出を目指したもののタイに帰国。当時は15歳くらいでしたが、今ではすっかり大人になりました。レコード会社も替わって、出したCDの2枚目に入っているのがこの曲。海外進出時にタイのファンから総スカンを食らったにもかかわらず、やはり人気は健在。と言うかこの曲はいい曲です。が、今年のタタヤンは、音楽活動よりもスキャンダルでその名を天下に知らしめました。お相手はタイのスーパースター、パラドン(アジア一テニスの強い男)。結局すぐに破局となりましたが、相変わらずお騒がせな彼女です。このままではタイの松田聖子一直線!?
7位 HYPER(ハイパー)
代表曲「ルー ヘン ペン チャイ」
RSが大量生産しているバンド軍団の一つ。正確には彼らが誰であるかなぞあまり興味がない。ただ、よく聴くんですよね、この曲。しかもこれがまたお決まりのように、同じような曲がたくさんありすぎて(同じような声?)曲を聴いて歌手を判断しにくいのですね。この手のRS系バンドに「NEO−X」やGRAMMY系バンドに「STER」「I−ZAX」などがあります。はっきり言って彼らの誰を入れてもよかったのですが、今回は代表としてHYPERを入れました。ま、これらの曲をまとめて7位ってことで。さて、この辺に出てくるバンドの曲を知っていると、タイの若い女の子に受けます。。。が、2年後まで生き残っているバンドはこの中にあるのだろうか???
6位 AB NORMAL(エービーノーマル)
代表曲「プー(ト) マイ コイ ゲン」「フェーン チャン」
これはGRAMMYの4人組バンド。正確には「プー(ト) マイ コイ ゲン」は2002年の曲です。が、2003年に入ってもよく聴きましたね、これは。「話すのはうまくないけど、愛しているヨ〜」って歌ってます。日本人にも歌いやすいです。「フェーン チャン」の方は、2003年タイで一番ヒットしたタイ映画「フェーン チャン(僕の恋人)」の主題歌でして、これまた軽い曲。ですが、嫌みがなくっていい感じに仕上がってます。とにかくタイ人は軽い曲好みなのです。。。
5位 THE PEACH BAND(ピーチバンド)
2003年、女性アーティストはほとんど日の目を浴びなかったような年でありましたが、その中で一番ヒットしたのがこの男女二人組ユニットではないでしょうか。PEACH(男)と一緒に作った曲を勝手にデモとして送ったら採用されたらしく、ユニット名も決まってなかったのでこれまた勝手にPEACHのバンドだからピーチバンドと安易に決めたらしいです。レコード会社はSONY。2004年の夏、もっとも聴いた曲がそのファーストアルバムに入っていた「ウォーン」でした。ちょっと一発屋の香りが漂ってますが、この曲を聴くたびに2003年を思い出すことでありましょう。。。
4位 CLUSH(クラッシュ)
全曲マイナー調の曲というあまりお目にかかれないアルバム「SOUND SHAKE」はかな〜り売れました。たいていアルバムから一曲しか取り上げられることがない(タイのアルバム全曲のレベルが高いことはほとんどない)中で、「コー チェッ(ト) ナムター」「ナーウ」「ター チャ ユー ガップ チャン タロート パイ」など、数曲がヘビーローテーションでかかってました。メチャメチャ鼻の奥から出すような甘い声で歌うバラードにタイの女の子はメロ〜って感じでした。現在グラミー最強の男性アイドルユニットでしょうね。ボーカルの顔は、、、ゴリに似てます。。。
3位 D2B(ディーツービー)
ある意味2003年のタイ芸能界の話題を独り占めしたと言っても過言ではないのがこのRSの最強アイドル3人組D2Bです。DANK、BEAM、そしてBIGの三人のイニシャルでD2B。間違いなく2002年にブレイクし、2003年には頂点に上り詰めたと言っても過言ではありません。そしてその上り詰めた瞬間、、、メンバーの一人BIGが交通事故に遭い意識不明の重体になってしまいます。そしていったんは回復しかけたものの、世界でもほとんど例のない細菌に脳が冒されてそのままICU直行。2004年初頭現在、まだ生きてはいますが、日常生活に復帰することも難しい状態です。彼の病状を伝えるニュース、これが2003年のタイ芸能界で一番流れたニュースでした。「今日手術した」「今日瞬きをした」そしてそのお見舞いに来るメンバーやファン達の模様が報道されなかった日はありませんでしたね、あの頃。それにしてもRS痛いだろうなあ、稼ぎ頭を失って。。。
2位 TAXI(テクシー)
秋口から年末にかけてどこに行ってもかかっていたのがTAXIの「キットゥン チャイマイ ウェーラー ティー ター」でした。名前の通り元タクシー運転手のボーカルの歌うこの曲、外に出ていればはたして一日何回聴いたか。実際いい曲なのです、これ。内容はタイ唄日本語化計画で書いているので省略しますが、この曲を嫌いといった人もほとんど聞いたことがありません。たしかこのアルバム3枚目のアルバムなのですが、カラオケで歌うにはかなり難しい曲でして管理人の周りで結構うなっていたものです。この曲も耳に入る雰囲気よりも難しいです。あまりうまく歌える人はいないですね、実際。これから何年経ってもいい曲として残ると思うので、覚えておくとどこでも歌えて便利です。ちなみに某大学のアンケートでは2003年のベストソングに選ばれてました。
1位 BIRD(バード「トンチャイ」)
もはやいわずと知れたと言うか、こんなアーティスト別でベスト10を作ったらいやが上で3年に2年は彼の1位は揺るぎないですね。正確には2002年のアルバムではありますが、正月から春までの勢いはとどまることを知りませんでした。「フェーン チャ」「マー タムマイ」はこれまでの羽どの曲とは違って色んな要素、特にルークトゥンの要素が入っていたために新しいファンを作ることにも成功しました。一緒に歌っていたチンタラーが完全にブレイクしたのも彼のおかげでしょう。カラオケ屋に行けば誰かが必ず歌う、それが「マー タムマイ」でしたね。ちなみにこのアルバム噂では300万枚以上の大ヒット。日本の半分の人口ですよ、購買力は抜きにして。ってことは、、、あの宇多田のFIRST LOVE以上に売れたアルバムってことになります。ミュージカル調のライブも大成功。まだまだしばらく彼の天下は揺るぎそうにない、そう思わせてくれる46歳の彼でした。。。