7月15日〜寝台車デビュー〜
今日はハジャイへ向かう、寝台車で。列車の出発時刻は16:43ナコンパトン発。
ハジャイには翌朝の7:00頃到着予定である。ホテルのチェックアウトは12時だったのだが友人が昔働いていたという計らいで3時まで滞在OKとなった。もちろん無料で。
友人は友達に会うと言って11時前に部屋を出ていった。12時までには戻ると言って。
なのに、1時を過ぎても戻ってこない。時間にルーズなのは慣れているので気にせずに本を読んで待っていると部屋の電話が鳴った。相手は友人からで「腹減っているか?」と聞いてくるので「YES」と答えたら、「15分待てと言う」。15分後に部屋に戻ってきて途中で何か食べ物でも買って来るんだろうなと思っていたら、ドアをノックする音がした。やっと帰ってきたかと思いドアを開けたらルームサービスだった。ランチを持ってきたのだ。一人でチェックアウトの時間を気にしながら食っていると友人が戻って来た。時間は14:30。チェックアウトまであと30分。
友人は戻ってくるなり、すぐにシャワーを浴び始めた。なんて呑気なヤツだ。部屋を出たのは15時5分前。フロントへ直行するものばかりだと思っていたら別の友達と会うと言い出し2Fに寄る。
どこへ行くのかと思いきや、事務所らしき部屋へ入っていった。するとそこには10人位の女性たちだいた。仕事そっちのけで周りに集まりだし、お菓子に飲み物というサービスを受ける。
仕事があるだろう?と思ったのも束の間、みんなからの質問を受ける。が、全員タイ語しか話せないのだ。英語はなんとか少しだけ話せる程度というレベルなのでとても苦労した。このホテル、英語の表記がないのだから英語なんて話せなくても当然かもしれないが。この場でもまた「F4」という言葉だけは聞き取れることができた。やはり誰にでも言っているんだろうな、この言葉(F4)。
(まあそれだけnisiさんがかっこいいと言うことで。。。F4は名前の通り4人いるから「この人のスゴク似ている」必要がないのがミソ。特にタイ人にとって中華系のカオは区別がしにくいから、かっこいい中華系は全部F4になっちゃうのだ)
チェックアウトの時間はとっくに過ぎ去っていて16時になろうとしている。大丈夫なんだろうか。友人の考えが読めた!出発時間までここで時間を潰すのだ。せっかくなのでローバッテリーのカメラを出す。と、すごい歓声が部屋内に響く。よりによって、一番ふくよかな体型の女性が隣に座り写真を撮ることになった。カメラ出さなければ良かったかも、電池も少ないのに・・・
出発時間も近くなり事務所を後にした。ホテルの正面入口から帰るかと思ったら裏口から出た。すると、事務所の女性が車に乗って待っていたのだ。駅まで送ってくれるという。駅までの道のりは短いのだが、タイ人の運転って荒いかも。
駅に無事到着し列車が来るのを待っていたら、昨日会った女性が見送りに来てくれた。手土産を持って。お土産はココナッツ風味のジュースとお菓子。しかし、このジュースおいしくない。が、せっかく持ってきたので「おいしい」と言い我慢して飲む。(最後は列車の中で捨てたけど)
(相変わらずnisiさん正直な方で。。。まずいモノはまずい、かわいくないものはかわいくない、そうハッキリかけるnisiさんが好きです。)
列車は約40分遅れで到着。こんなんでいいんだろうか。日本と大違いだ。しかもタイ人は誰一人として焦る気配もなく、普通に待っていたのるのも不思議だ。
さて、列車に乗り込みナコンパトンを後にする。
(バスや飛行機はともかく鉄道が遅れるのも至って普通なことで、逆に定刻きっちりに動いている日本の鉄道に気味悪さを感じる。だいたいタイの鉄道なんて駅じゃなくっても停まるし、ものすご〜く遅いんだよね。そう、ひどいになると走っている列車に飛び乗れるほど。。。)
VIPに乗りたかったけど2等クラスに乗車。
対面の座席にはタイ人の女性が座っていた。てっきり友人が対面かと思っていたのだが、友人は通路を挟んで対面に座っている。タイ語もわからないし会話もできないので窓の外に目をやる。こんなときに役に立つのがウォークマン。音楽を聴きながら風景を見ていると、だんだんと座席をベッドに変更する乗客が増えてきた。といっても、まだ18時前なのに。寝るには早過ぎるだろ?
そうそう、ふと気になったのが物売りの多いこと。この人たちはどこから乗車してどこで降りるんだろう?つねに誰かが物を売って車内を歩いている。どうみても乗務員でないのは確かだ。
時間も19時を過ぎたので食堂車へ行く事にした。食堂車は最後部に位置しているらしく、そこまで当然歩かなければならない。まず、隣の車両へ移動するのでドアを開けてデッキ部へ移動したとき、まず驚いたのが、乗車口?と言えばいいのか、ドアが無い!だから間違って列車から落ちることもありなわけで、とても危険だ。気をつけて目の前のドア開けて車両を移ったら、また驚いた。
この車両は日本でいう東海道線みたいなボックスシートなのだ。これで10数時間もかけてハジャイへ行くのは過酷だ。しかもこの車両は明かりが1トーン暗くなってる。乗客のほどんどは肌の色が黒いので目だけしか見えないと言っても過言でない。しかも日本人なんて周りにいないので当然視線を集める。これはちょっと恐い。そして、この車両はエアコンが無い!窓も全開でオープン状態。そして、イスに座るのは疲れるんだろう。床に横になって寝ている人も多数いる。もうなんでもアリの状態。少し急ぎ足で食堂車へ向かう。やっとたどり着いた食堂車。ゆっくりと食事をしようと思ったのも束の間。なんと窓が全開に開いているし、テレビの音量も外の風の音に負けないように最大に近い音量だ。乗客も風の音に負けずテレビの音にも負けないような大きな声で会話してる。なんかノックアウトされた気分。とりあえず食事を終え、揺れる車内で横になるのでした。
(タイの鉄道、安全基準というモノがほとんどイカレテいるとしか思えない作り。エアコンがない車両は窓は全開なので、着いた頃にはもう真っ黒になってしまう。電化してないんだからそれも当然。良かったじゃないですか、2等はエアコン付きで。でもたまにはそういう洗礼もいいかもしれませんよ〜)