−プーケット3日目−

 彼の仕事はドアボーイ。
 ということで、今日は朝6時から昼3時まで仕事なので自宅を4時30頃出て行った。
 「何時に仕事終わる?」と聞くと「ティー、アフタヌーン」との答え。
 「ティー」・・・なんだこれ?と思い、僕は勝手にこう解釈した。
 彼は「アフタヌーンティー」と言いたいんだと。
 「お茶を飲む時間=3時」と僕の中で方程式が完成してた。
 でも、もう少し会話してみると「ティー」とは英語で言う「3(スリー)」のこと。
 だったら、タイ語でサームとでも言ってくれればいいのにと思うのは僕だけ?
 どうして「スリー」を「ティー」と発音するんだろう・・・不思議だ。
 まぁ3時に仕事が終わるという意味は通じたのでマイ ペン ライ。
(これはTHREEとタイ文字を当てて書くと、その発音がスリーっぽく聞こえてしまうことが原因で、日本人の変な発音の原因がカタカナなのと一緒です。)

 午前10前、ビーチに1人で向かう。
 昨日会った彼の友人を探しだしチェアを借りてビール片手に音楽聴きながら、いい気分で昼寝。
 昼になると彼の友人が「腹減らない?」と聞いてきた。
 なので、少し減ったと答えると麺を啜る仕草をするので、何か麺類を食べる?と聞いているんだなと思い、首を縦に振りYESと答える。
 が、しかし彼らの提供する食事はサンドイッチのメニューしかない。
 はっきり言って意味不明。
 値段を聞いてみると30バーツで食べれるとのこと。
 ちなみに彼らの提供するサンドイッチは70バーツ。
 果たして会話が成立しているのだろうか。
 彼の友人は10分後に戻って来いというのでビールを飲み、待つこと10分、彼の友人に呼ばれたので彼らのもとへ。
 そうすると確かに麺がある。
 そう、彼の友人はどこかの屋台まで買いに行ってくれたのだ。
 これは僕が初日に屋台で食した麺が美味かったということを友人に伝えていたらしく、友人が買ってきてくれたのだった。
 昨日、彼に抱いた「なんだコイツ」という感情はフラットになった。
 彼はすでに遠い記憶になっているのだろうが・・・
(昨日そんなことがあったとか、そんなことを覚えている可能性は非常に低いでしょうね、タイ人だし)

 4時前に彼はビーチへやって来たので、彼と彼の友人と会話するが、やはりタイ語。
 彼の友人は多少の英語を話せるが、発音が難しいというか聞き取りづらい。
 タイ人独特の発音と言ったらいいのか、本当に難しかった。
(タイ人はちゃんとヨーロピアンに通じるからうまいと思ってます…)

 その日の夕食は彼が作ってくれた。
 そして、食事後、とあるディスコに出向いた。
 途中、彼の勤務先により別の友人を誘う。
 そしてすれ違う人々に紹介されるしまつ。 もちろん名前なんて覚えられない。
 ホテルを出て目的地に到着。ローカルな人が集まる所でドリンクの値段も安い。
 巨大なボリュームも驚いたが、もっとビックリしたのはステージで日本人学生6人が下品なダンスを披露しているのに愕然。
 まさか、こんなとこでこんな踊りを見ることになるとは夢にも思ってなかった。
 そう言えば、いま時期は卒業旅行シーズン。
 どうりで日本人学生が多いわけだ。
(日本人は一人ではできないことがグループだとできることが多いので、そりゃあまあ日本の恥になることも多々ありますよ…)