タイ旅行経済学

日タイ航空券事情


 バンコクと言えば、現在でも格安航空券のメッカであり、チケットを買うためにここに訪れる方も多いですが、実際にどのくらいお得なのかを考えてみました。

 最近は日本でチケットを買った方が安いという話もよく耳にします。正直言って、バンコクでチケットを買うメリットは、ある特定の人だと思います。もしもタイに何度も来る予定がない、もしくは1年に何度も来れないと言う方にとっては、日本発券の方がお得です。とにかく制限があろうと、その制限内に日本に帰ればいいわけです。もしもっと長くいたいのなら、もっと長く滞在出来るチケットを探すだけです。

 タイに年間何度も来るという方にとって、はたしてチケットをどこで買った
 
 東京−バンコクを例に取ってみましょう。(1B=3.1円で計算)
日本発券は、ISIZE TRAVELで2002年1月に検索。
バンコク発券は、現地日系旅行代理店の最安値を調べたものです。

発券地 AI CI NW JL
日本 39500 46000 48000 70000
バンコク 37500 45500 56420 54800


AI…エアインディア
CI…中華航空


Click Here! Click Here!

 となりました。(一番安いチケットはBGなのですが、週一便で席が取りにくく、対象から外してます)。実際にもっとも安い東京−バンコクのチケットでは、日本もタイも値段が変わらないということです。が、この料金には結構問題があるのです。日本発券のモノはすべてFIXチケットであり、バンコク発券のモノはオープンチケットだと言うことです。つまり、タイ滞在期間があまり長くなく、予定もはっきり決まっているのならば日本発券の方がメリットがあるケースが多いと言うことです。

 これに対して、バンコク発券のメリットはチケットの有効期間が長くて変更出来るという点にあるわけです。今回書かれているチケットはローシーズンの値段であり、ハイシーズンになると日本発券のモノは数倍になってしまうこともあります。しかし、こんな時でもバンコク発券のチケットなら料金は変わりません。そしてちょっとは予約も入れやすいです。また、日本では手に入れにくいチケットもあります。そう言うチケットはバンコクで買った方が全然お得です。 

 こうやって改めて比べてみると、日本のチケットって安くなったなあって思いますね。物価の違いから言ったらバカ安価格です。これじゃあ日本人が海外にすぐ行くわけだ…。ただ、タイを中心としていろんな国に行く人や、何度も来る人にとっては使いようによって、かなり得になると言うことです。上の表のチケットもバンコク発券のモノはオープンのモノであって、CIなどは1年有効です。

 このように状況に応じて、チケットを使い分けていくのが賢い航空券の買い方といえるでしょう。