2003年の最終日
今年4月に再就職し、駐在員としてタイに赴任して初めての年末が来た。
会社は殆ど隔週での土日の休日であるが、年末年始は日本の大企業と全く変わらず8日間の長い連休となっていた。(他に、もう一度ソンクラーンでやはり長い休みがあるとの事)
ただ、前半3日間と後半の最後の1月4日は休日出勤となっている。
日本人は誰かが必ず出勤となっている。
私も30日と4日がそれに当てはまっている。
今年の最終日は12月27日であった。
最終週は月曜日からお客様に年末のご挨拶がてらの会社訪問を日本人が手分けして行なった。一応日本で言う<お歳暮>も忘れずに持ってお伺いしたのは当然であった。
お客様の日本人の方は殆どが正月は日本に帰国との事で、挨拶に伺った時にはすでに気持ちは日本に飛んでいたようであった。(孫の顔を見に行くのを楽しみにしている方、家族との再会を待ちこがれている単身赴任の方など・・・)
仕事以外でも何とも忙しい日々が過ぎ、最終日の27日がきた。
この日は全体朝礼で社長の挨拶があり、今年の反省と来年の目標が伝えられた。
(今年は受注が減り私が来た頃は生産もガタ落ちで今までで最悪の年であった事、そして来年は今年の悔しさをバネに最高の年にしようという意気込みを)
皆さんは、私が初めて会社で社長の《カミナリ》を聞いた時の事を書いたのを覚えているだろうか?
朝礼での社長の言葉にはそこまでの凄さではなかったが、やはり厳しい激となったのは当然であった。特に日本人には・・・。
そして、無事作業も終了し5時がまわったところで工場長が呼びに来た。
社長が呼んでいるというのである。
また最後の最後でカミナリかと思った。
急いでミーティングルームに行ってみると、社長が「すー君、ビールでも飲んで乾杯しよう」と言うのである。
一瞬、ちょっと戸惑った。
以前の会社でもそうだったが、最終日は暗黙の了解で会社で乾杯という行事があったのを思い出した。
今日もそんな気持ちでいいのかな〜と。
他に工場長とGMがいた。
(もう一人の設計担当はお客様に最後の挨拶に行っていたのでいなかった)
結局、GMは早く帰るという事で社長・工場長・私の3人で乾杯をした。
今年一年の出来事を思い出しながらビールを飲んだ。
しかし、やはり最後に社長から「すー君、来年は良い年にしよう、みんなで協力して!!」と締めくくりの言葉があった。
《肝に銘じなければならない》
そして、社長はその夜の便で日本に帰国となった。
私の会社は今まで駐在員が4人であったが、12月から社長も長期駐在となったのである。この中で今年帰国するのは社長一人である。
会社代表として年末年始の日本でのお客様への挨拶があるからしようがない。
他の日本人はGMを除いては皆タイに骨を埋める気持ちで来ているので、今年もタイで正月を迎えるとの事であった。
ただ、GMもすでに家族がタイに遊びに来ているので社長以外は全員帰国せずとなった。
私以外の方は滞在が長いせいもあり慣れたもので、皆すでに予定がきちんとしていた。
私だけが休日出勤日のみ決めただけで予定が未定であった。
さて長い休みをどうしようかと悩まなければならなくなった。
でも、まずは来年の初出勤日に全体朝礼で日本人全員が発表する2004年の目標を考えなければならない。
この事で長い休みが短く感じなければ良いのだが・・・・・・。
<ご挨拶>
個人的には、今年は激動の年でした。そして、すごく充実した1年でした。
でも来年は今年以上に公私共々頑張りたいと思っております。
今後とも皆様の応援をよろしくお願い致します。
管理人から
2004年を迎え、すーさんもこの会社で初めての正月を迎えております。去年は会社が何かと大変だったようですが、今年は年初からすーさんにビッグイベントが控えております。それは、、、たぶん近いうちにこのコラムの中で紹介されるでしょうから、取っておくことにしましょう。
今年も皆様にとってよい年でありますように。