再就職への道は険しい
タイ進出の為の一つの目標であった良き友人を作る事には成功した。
そう、今後はその上の大目標である《タイでの就職先》探しの開始である。
日本で再就職し、タイへ出向して駐在員となるのが条件として一番である事は言うまでもない。
それを実現すべくゆっくりながら日本国内での就職活動に入った。(以前に記した、通信教育も平行しながら)
まずインターネットでの求人情報会社への登録を行い、リアルタイムでの情報を得る事にした。
実際、自分が登録や検索に利用したサイトを挙げると、
1. Yahoo!求人情報ページ
2. ハローワークのページ
3. 就職支援会社のページ
4. リクナビNEXT(登録)
5. e-Career(登録)
6. SPACE ALC(海外求人検索)
7. Ban-Bang-Bangkok( メーリングリスト登録)
等であった。
自分の今までの経験や資格等を精一杯上手く表現したつもりの経歴書を作り、当然、自分の希望・目標も忘れないで入力し掲載した。
これらは、あまり欲を出さず下限ぎりぎりの内容での入力である。
しかし予想通り、今の世の中ホントに甘くなかった。
全くどこにも引っかからないのである。
何千社という求人があるのに。(自信が薄れていくのがわかった)
引っかからないのなら自分から食いつくしかない。
半年で3社ほど、自分から応募してみた。
(自分の本音が言えそうな会社を狙ったので、数が少ないのは仕方ない)
が、これも予想通り書類審査で没であった。
一社は面接まで行ったのだが。
やはり一番は年齢か・それとも学歴か。
ほんとに仕事は見つかるのか、不安は増していった。
余談だが、毎日が殆んどPCとの付き合いなので動く時間が以前の半分も無くなってしまっていた。
気持ちは運動もしないといけないとわかっているのだが、世にいう3日坊主なのである。
考えと実践は噛み合わないのはわかるが、無理してでもやるべきだった。
体がブヨブヨになっていくのが目に見えてわかった。
やはり、時間を作っての計画的な運動は絶対必要と感じた。
(健康な体があってこそ働く事ができるのだから)
再就職後には絶対プラスになると思う。今からでも遅くないぞ。
そうこうしている間に、2002年も押し迫って来ていた。
自分の目標の2003年春はもうすぐだ。プレッシャーがかかってくる。
前々から考えていた事だが、2002年内に日本での就職活動で活路が見えなかったら、タイの人材紹介会社にも登録をしようと思っていた。
ただし、こうなると現地採用が前提になる。
(待遇面のギャップは覚悟しなければならない事を肝に命じて)
日本の活動と同時進行しながら、2003年1月半ばに、登録の為訪タイをした。
その前にやはりインターネットでタイの人材紹介会社には当りをつけていた。
そして、日本と同じように自分の売り込みも忘れずメールしていた。
これは絶対必要な事と思って良い。
私が登録に行った会社は、
1. パヒューマコンサルティング
2. パーソナルコンサルティングマンパワー
他1社(ここは対応が悪かったので名前は出さない、登録にも行かなかった)
他にも自分なりにいろいろ検索し、直接現地会社にもメールを送ったりした。
登録時は当然のごとく筆記試験・会話(タイ語・英語)のテストがあった。
簡単なものと思ったが、やはり緊張が自分を思うようにしてくれなかった。
言葉も少しは自信があったのだが、相手からはもう少し勉強が必要と言われた。
(チョット気持ちが沈んだ)
言い訳になるが、登録時にタイ人から英語で質問されると、時々何と発音しているかわからない時がある。
イントネーションの違い、日本人がタイ語を学ぶ時にぶつかる壁と同じである。
タイにいるのだから、タイ人優先になるのは仕方ないのだが。
1月は10日程滞在した。
帰国前には6社から面接をしたいと言ってきていると連絡があった。
(全て日系の現地法人から)
訪タイ前からある程度自分の紹介や希望を連絡していたので、人材紹介会社も前もってめぼしい所は確認を入れていてくれたのである。
しかし1月はあくまで登録の訪タイだったので、2月に面接する約束をして帰国した。
帰国後、もう日本での活動はやめタイで現地採用でやっていこうと決心した。
あちらもこちらもとやっている時期ではなかったのである。
現地人材紹介会社と毎日のように連絡を取り合い、2月11日を、面接の為の再訪タイ日と決め計画を進めていった。
だが、その予定日の一週間前の2月3日に就職支援会社のコンサルタントから突然電話が入ったのである。
「私がこれから言う番号の会社にすぐ電話してみて下さい」と。
それは日本にある企業の電話番号であった。
《コンサルタントからのこの電話が、
私のタイへの就職活動を一変させる電話だったのである。》
管理人から
タイで仕事を探す時、重要なのは語学、専門知識、そして年齢だったりします。年齢制限思っているより多いです。タイ語よりも英語を重視される傾向があります。日常会話程度のタイ語は結局仕事にはあまり役に立たないからなのでしょう。また、バンコク近郊よりも地方の方が仕事が見つかりやすいです。地方の方が給料が高いくらいですから。バンコク近郊で働きたい人と仕事数が一致してないせいでしょう。日本でもタイでも、自分が望んでいるような仕事を探すのはホントに大変なのです。