基礎知識
物件を探す前の基礎知識
バンコクの不動産は大きく3つのタイプに分類できます。一人のオーナーが物件のすべてをもっているワンオーナータイプ。日本のいわゆる分譲マンションが賃貸に回されたコンドミニアムタイプ。アパートとホテルの中間に位置するサービスアパートタイプ。
それぞれの特徴を簡単に整理すると、ワンオーナータイプは、クレームに対する処理が比較的迅速です。また、冷蔵庫やテレビなど、多くの部屋を一人で所有しているので、あまっているものを貸してくれたり、取り替えてくれたりしてくれます。お家賃交渉と同時にいろいろリクエストしてはいかがでしょう。ダメもとと思っていることが、案外すんなり通ってしまったりします。
コンドミニアムタイプは、管理しているオフィスにもよりますが、クレームなどの対応が、一般的にはあまり早くありません。また、テレビや洗濯機をリクエストしたり、カーテン、ソファーの張替えなどをリクエストしても、あまり応えてくれません。しかし、オーナーによっては、ずいぶんお家賃を値引きしてくれる方がいます。えーーーこんなに安くなったよ!!とか、何でこの物件こんなに安いの??といったことは、コンドミニアムタイプでときどき見かけられます。その反対もありますのであしからず。またデポジットの返還に関して、コンドミニアムタイプがもっとも問題が発生しやすいと思います。
サービスアパートは半分ホテルのようなものですので、クレーム処理は非常に早いですね。規則がきっちり決まっていますので、デポジットの返還などもスムーズに終えることができるでしょう。ただ、お家賃の値引きに関しては、それほど融通が利かないように思います。
物件を探す
物件を実際に探す方法ですが、やはり良い物件を見つけるためには出来るだけたくさんの情報を入手しなければなりません。まず一番手っ取り早いのは、不動産屋さんに駆け込んでみることでしょう。しかし予算が20000B以下だったりすると全然取りあってくれないところもあると聞きます。不動産屋さんもお仕事なので、仕方ないと割り切って、きちんとしてくれる所もありますので、そちらに行きましょう。
また、なんかせかされる気がして、ゆっくりと物件を探したいという方には、少し不満があるかも知れません。ですが、不動産屋さんは物件の情報もたくさんもっており、契約時や退去時にも安心ですね。やっぱり不動産屋さんにお任せするのが後々のことを考えて一番よいでしょう。
いいところがあったら引っ越そうかなと長期的に物件を探しておられる方、BANGKOK POSTやNATIONなどの英字新聞広告を時々見てはいかがでしょうか?スクムビットやシーロム、その周辺のコンドミニアムのオーナーさんが、FOR RENTの広告を出していることがままあります。しかも、えーーーあの物件がこんな値段で!!!というぐらい安く出ているのを時々見かけます。NATIONよりBANGKOK POSTのほうが、掲載数は多いです。
物件を決める前に
物件を決める前にまず電気代を確認しましょう。ダイレクトビルの場合ユニット3バーツもしませんが、アパートによっては、ユニット5バーツ、6バーツとチャージが掛けられています。ひどいところになるとユニット7バーツもあります。もともと安い水代ならいざ知らず、エアコンを常に必要とするこのタイでは、重要なチェックポイントです。入居後とんでもない金額を請求されないよう、事前に確認しておきましょう。
次に電話ラインも確認しましょう。直通電話ならさほど問題ありませんが、内線の場合、インターネット接続が出来なかったり、できても大変遅かったりと不便が生じることがあります。
契約書のデポジットの返還における退去通知について書かれている項を必ず確認しましょう。通常、退去通知は30日ですが、アパートによっては60日のところもあります。事前にチェックし、もし出来ることなら30日にしてもらったほうが、あとあと都合がよいでしょう。
物件に関するお問い合わせは、ramjak@anet.net.thまで