ホームステイ体験記
私がホームステイを決めたのは、タイ語がもっと話せる様になりたい、家庭料理を習いたい、タイ人の暮らしを体験したい、という3つの理由からです。
まずタイ語ですが、私はプーケットに来る前にバンコクで2ヶ月タイ語学校へ通っていたので、学校で習った事以外は、辞書 を使って家族へ質問したり会話をしました。お姉さん以外は英語が通じないので、タイ語を使う機会が多く、良い勉強になりました。
ただプーケットは南部の方言があり、最初は聞き取るのが大変で、私が話すのも相手になかなか通じませんでした。しかし、 ステイ後はバンコクのタイ人の友人に「タイ語が南部訛りになったよ」と言われる位になりました。
次に料理ですが、お母さんが大変お料理上手で、毎日の食事が楽しみでした。島なので、魚や貝を使った料理が多かったです。夕飯を作る際は、お母さんの側にいて、材料や味付けを教えてもらいました。タイレストランのメニューにはなく、普段は食べられない様な家庭料理を学ぶ事ができました。
そして、タイ人と同じ生活を体験することも存分にできました 。
初めはとまどった水シャワーとタイ式手動ウオッシュレットですが、暑いので水シャワーもぬるま湯ですし、紙を使わず水で洗い流すトイレのやり方も、日本方式よりも清潔で気持ち良く感じました。
またお姉さんの働く、幼稚園児から中学生までいる学校の食堂で、仕事も手伝わせてもらいました。内容は、朝食や休み時間の間食用に、フライドチキンやお菓子を売るというものです。朝の6時半からと早いのが少し大変でしたが、周りのお店の人々や学校の先生方も優しく、一緒におしゃべりしたり、ごはん を食べて、いつも笑いが絶えず、とても楽しかったです。生徒達も日本人が珍しいのか、皆話し掛けてきてくれるので、ここでもタイ語の勉強になりました。
タイの女性は働き者と聞いていましたが、お姉さんも学食の仕事が終わると、少し家で休んでからホテルで働いていました。その間私は、友人の働くお店や家へ遊びに行きました。タイら しいなと思ったのは、勤務中でも自由に話したり、気付くと何か食べていることです。
お姉さんの仕事が休みの日は、バイクで海や滝やランブータン畑といろいろ連れていってくれました。
夜は観光客の殆どいない、ローカルのディスコへよく行きました。タイのディスコは、ダンサーもたくさんいて、音楽も歌手が生で歌うという、日本にはない豪華さで、もともとタイの音楽が好きな私はかなりはまりました。
この様に毎日が充実した楽しい日々で、あっという間の3週間でした。お別れの度に皆が言う「チョークディ ナ(Good luck」を聞く度に、私は涙がこぼれそうになりました。
是非、タイが好きでどっぷり浸かりたい方は、プーケットでのホームステイ実際に体験してみて下さい。