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11月4日
このところ、1週間近く大雨が降り続いていたのだが、隣りのビーチで道が流された!
なんでも山から鉄砲水が出て、土砂や瓦礫と共に海岸線にあった道を根こそぎ持っていったようだ。久々に晴れたので、外出してみると近所には山崩れの跡、ビーチのほうでは道に泥が溜まり明らかに浸水した後、水が引いたようになっていてほこりっぽい。
問題のビーチに行ってみると、いつも食べている屋台はかろうじて無事だったものの、あたりは既に快晴だと言うのに、未だに濁流が流れ込んでいるホテルやら、土嚢を積んであるバンガローに水をかき出している家等があり、道は見事に切断されており海も変なところに砂丘ができていた。
自然の脅威に、ただ呆然とするばかりだった。こうなると人は無力でしかない。波の力もすごいと思うが、雨も強烈である。水が通った跡と思われる道には、無数の手の平大の石から大岩まで、瓦礫やら流木やらで、ほとんど埋まっている状態だった。
前方の山には遠目からでも、はっきりとわかるぐらいの巨大な滝が、忽然と姿を現して、それこそ轟々という音が聞こえてくるぐらいの激しさで流れていた。前からあったのかも知れないが、水量が増えているためか、まるで映画のCGで作ったかのような、みごとさ。
水不足の後は、一転水多すぎ。うまくいかないもんである。
管理人から
今年の日本は自然の猛威にやられまくっているそうですが、タイの自然はスケールが違う。雨一つ見ても、とにかく日本ではお目にかかれないような激しさ。日本同様、異常気象らしくって、はじめたタイに来た10年前くらいと比べ、全然雨の降り方や、季節が変わってきているのも恐ろしい。
11月5日
最近、、メルマガやホームページを見て、トゥクトゥクやスパ、ダイビング などを申し込んで来て下さる方がちょくちょくあり、とてもありがたいと思っている。私がホテルなどで働いたりすれば、家計の足しになるのだろうけど、いくら日本人といっても既におばさんであるし、自分にあんな大変な仕事をする気力は残っていない気がする。
タイというだらだらした国で、日本では考えられないぐらいだらだらと日々過ごしてきてしまったのだから。
といっても、こちらの女性は働き者である。だんなの実家では、義母や義理の姉は、家事をしつつベビーシッターやら働きに出たりと、収入もけっこうあり、ある意味自立している。
しっかり者の奥さんに、暢気なだんなというのがプーケットの典型的な家族像のようで、大抵ご主人が自営で儲かってるのかよくわからない仕事をしていても裏では奥さんが支えてくれている。
男にとっては幸せだと思う。そのうえ、奥さんはよそでは一応主人をたててくれるのだから。良くできた人が多いのか、本当にえらいと思う。
だけど、誰でもやっぱり楽したいのだろう、白人にすりよっていったり金持ちのタイ人の愛人をめざす女性も一方では多い。
女の幸せって、なんだかこの頃よくわからない。
管理人から
やっぱりなんだかんだ言っても、この国は女性で持っている国だと思う。女性が働いているのと男性が働いているのを比べたら、そりゃ笑っちゃうほどに、、、法律も習慣も文化も、男には天国なのではないだろうかと思うほど。素晴らしいことなんですが、タイの男はそれを認めません。。。
11月6日
この前親戚の集まりがお寺であり、参加した。その行事はタンブンと呼ばれており、親戚一同が共同でお布施をするものである。お坊さんのご飯とおかずを作って供え、またお金やお供えグッズ(日用品が一式入れ物に入っている)も添える。
100人前後が集まるのでみんな適当に集まってしゃべったりしているのだが、うちの子の従兄弟にあたる1歳過ぎの坊やがうろついていた。親は見守っているだけで野放し状態だったので、あちこちでいたずらしていたのだが急にこちらに走ってきて、満面の笑みでうちの子に抱きついた。一見微笑ましい雰囲気で、みんなで笑っていたら・・・
「・・・!??おかーしゃーん!赤ちゃんがーーかんだぁ・・・」と。
え?と思って、服をあげてみると、お腹に赤く歯型?がついていた。
かわいそうと思いながらも、ちょっと笑ってしまったが、当の息子はかなり困惑。「なんで、かむのーー!?」というので、「赤ちゃんは好き!と思ってもまだしゃべれないからかも」と答えたが納得いかない様子。(そりゃ、そうだろう)
「いたい・・」としゅんとしているので「『何するの!』って、すぐにたたいても、良かったのに」というと「でも、泣いたらみんな困るよ。うるさくなるし」と遠慮?していた。
で、そのあと、その子を見かけるとびびっていた。赤ちゃん強い!いや、息子弱すぎ・・・。赤ちゃんに負けてどうする。
管理人から
な、なんと、とうとう1歳の赤ちゃんにまで負けましたか???やさしすぎるも問題ですぞ。男の子だし、そろそろムエタイ修行にでも出しましょう。。。それはともかく、日本人の子供と言うだけで目立つのですから、少し強くなる必要があるかも。。。
11月7日
うちではよく電話や衛星放送を止められる。
だんなが払いに行くことになってるのだが、忘れてたりお金を流用したりしているからだ。
一応名義はすべてタイ人であるだんなになっているし、本人も「一家の主だから」みたいな気があって「自分で!」という。私は収入ないし、貯金ももうないといってあるので(それでも、まだ日本から送金してもらえる?とか、甘いことは夢見てるようだが)
「それぐらいは自分で稼いで払う」という心意気は認めるが、じゃーちゃんとやれよ・・・。
昨日も電気の集金の人が来て「まだ払ってない」というので、立て替えるはめに。この前「電気代も払ったから」とかいってなかったか。
だんなに確認すると「払ったのは先月分だった・・・かも??」と本人もよくわかってない。
UBC(衛星放送)も、昨日2ヶ月ぶりに払いに行き(その間当然テレビは映らない・・・)「なんか、他にも払ってない人がたくさんいるって、係りの人が言ってた!今雨季だからみんな収入ないんだね」とうれしそう。
あんたもそうだが、なぜみんなわかってるのに貯金をしないのだー!!
毎年毎年雨季はきてるだろうが・・と脱力してしまいました。
「備えあれば憂え無し」という言葉を100回ぐらい送りたい。
管理人から
そうか、今更なんですが、プーケットの雨季と言ったら農家の冬みたいなもんなんですね。こりゃ出稼ぎに行くしか。。。よく「アリとキリギリス」の話をタイ人と日本人に当てはめることがありますが、タイ人にこの話をしたら「冬はないから」と言われたものです。でもこれからは、「雨季になると〜」という風に話を変えた方がいいかもしれませんね。
11月8日
人のことを言う私もなんだが・・・義理の兄に内縁の妻ができた。タイではタイ人同志でも正式に結婚届をせず、一緒に暮らしたりということはわりと普通らしい。
が、田舎の長男と言うことで、義母や義理の姉達の目は冷ややかで私にまで同意?を求めてくるのでなんか複雑な心境である。
兄は実家の敷地内に、別棟の小ぶりな家を建てて前から住んでいてそこに地方から出稼ぎに来ていた嫁がいつの間にか住みついたような形でもあり、家族は納得がいかない様子。
同じ嫁の立場でも、長男の嫁とは期待感が全然違うようで、よかった。
ある意味、勝手のわからない日本人だから(自分達のいいように扱えて)相手も楽だったのかもしれないが。
で、その義理の兄嫁とたまたま一緒にいた時、目にゴミが入ったので私がコンタクトをはずしたら・・・彼女はものすごく驚いて固まってしまっていた。たぶん、産まれて初めてコンタクト使いの人に会ったのだろうと思われる。
タイでは普通いないし、まあ、めったなことでははずさないしな。
その彼女、私と話したそうに時々しているが、どれぐらいタイ語が通じるのか、不安で声をかけられないみたいだ。
私はといえば、義母達の反応が「あんな誰ともわからない人は認めない!」って感じなのでどう接していいんだか・・・。
どこの国でも嫁姑問題って、あるものらしい。
管理人から
管理人は嫁さんをもらう方だったけど、やっぱり最初は「何で日本人と?」と言う雰囲気が嫁の父親から伝わってきた。ま、今ではすっかりファミリーなんでいいんですけどね。でもこれが嫁のお兄さん(親戚中に一人しかいない男)と結婚する日本の女性だったらどうだっただろう。たぶん認めてもらえないだろうなあ。長男と言うよりも「跡取り」に対しては、かなりシビアなのだ。
11月14日
私はもともとクリエーティブな人ではない。が、お菓子だけは好きで子供の頃からたまにつくる。食い意地がはっているだけかもしれない。こちらに住むようになってからは、食事のしたくもろくにしないで買い食いのくせに、お菓子は作っている。
ただ面倒くさがりなので、適当に作るだけで全く上達しない。
人目には決して触れない、ただただ自己満足のしろものである。
息子はたまに食べてくれるが、だんなはほぼ口にしないし、しても複雑な顔をしている。(なんか文句でも?)
この前チョコレートケーキを作った。甘さ控えめのブラウニータイプ。ビターでうまい!と自分では、うまうま〜食べていたが、息子にはちょっと苦かったよう。だんなの感想は「おいしいけど、苦い」。
で、その後作ったヨーグルトーケーキは「おいしいけど、酸っぱい」。
まあ、ちゃんと味はわかってるらしいが、なんかむかつく。
ほんとは、不味いと言いたいが、はっきりいうと私が怒ると思って気を遣っているらしい。これはこんな味なんだよ!
甘さ控えめで、酸味が利いてておいしいの!!日本人には。
管理人から
何事にもTOO MUCHな国であるタイ。辛すぎ、甘すぎ、暑すぎ、冷たすぎ、涼しすぎ、、、何でもかんでも自分の中のMAXを好むようだ。そのMAXの混じり合ったところが、バランスのいいものだと思っている。日本人のバランスとは一線を画すので、その辺は諦めるしかないようだ。。。
11月15日
家の裏の林が売れたらしく、木が切り倒されてその後ショベルカーがやってきた。すごい音でばりばりどすどす始まったので、ベランダから見学。なんていうか、やっぱりパワフルの一語に尽きる。
運転席部分と変わらない程の巨大な木の根っこを、グイーーンと持ち上げばきばきとなぎ倒し、まとめていく。
根っこや木を1ヶ所に集めた後、穴をぐいぐい押さえて土ならし。
あまりの迫力に、あとで子供に見せてやろうと写真まで撮ってしまった。
100人力と言うか、100馬力というか、考えた人ってすごいなーと妙に感心。それほど圧倒的な強さで、わずか半日で林は更地に変わった。
うちの周りはもう変わりすぎてしまって、最初に引っ越してきた頃の面影もないのだけれど、この勢いでどんどん開発されていくのだからたまらない。
以前は気付かない程度だったが、最近は大雨が降った後、海の水が広範囲に渡って山から流れ出た赤土によって、濁る。それが、2キロ以上離れた我が家から海を見てわかるぐらい海岸から沖にかけて汚い色になっている。
島内各地にビラが建設されて高値で売れているが、開発業者だけでなく行政も環境のことを考えないと、旅行者が減ること確実のような。
管理人から
一昔前の日本同様、環境よりも商売が大事なので、公害とか環境汚染とかが著しい。公害があまり問題にならないのは、問題にする人があまりいないことと、外資企業が多いおかげだと思うが、いかんせん開発の仕方が半端ではない。至る所、きれいなタイではなくなっている。タイの海はちょっと離れたところに行かないときれいじゃないと言うことも、観光資源があるから人が来ると言うこともタイ人は分かってない。放っていても観光客が来ると思ったら、いつか痛い目に遭うぞ。<これを書いて約1ヶ月後、まさか津波が来ようとは。。。
11月16日
セントラルデパートに行くと、前はなかったブースがたくさんできていてそれぞれで、プーケット島内のビラの販売をしていた。景気がいい人が多いのか、そんな大きな家どうすんの?というような間取りにもかかわらず、どこを見てもけっこう盛況である。
各ブースには案内係のお姉ちゃんがいて、どこの会社の人もかなりの美人揃い。冷やかしていると、にこやかにパンフレットをくれたりしてちょっとうれしい。
気になるお値段は、500万〜1200万バーツというのが、主流のよう。
それで3階建て、プール付、広い庭に3台分の駐車場、各部屋にバスやトイレが付いた豪邸が手に入るのだから、安いものだ。
見に来ている人は、50〜60歳台の年配夫婦も多いが、どう見ても40歳前の夫婦らしき人達もちらほら。
なんだか郊外のビラに住むのが成功者の証、って感じで、その周辺は妙にきらきら輝いているかのようである。
家の模型や完成予想図なんかも、ため息が出そうな高級感。
家に帰ってだんなに話すと「住みたい?引っ越してもいいよ」という返事が。
えええええぇ〜。どこにそんなお金が?!家売るとしても、まだいくらで売れるかもわからんのに・・・。
相変わらず言うだけタダ、でかい口をたたいてくれはることで。
私は4つも浴室トイレのある家は遠慮したい。(自分が掃除しないならええけど)それに、豪邸にトゥクトゥクと車高の低いヤンキー仕様車が停めてあるというのも・・・想像しただけで頭が痛い。
管理人から
タイは今はっきり言って土地バブル。銀行の利率が下がったので金持ちが余った金を投資に振り分けているのが元々の原因だと思うが、実際こんな高い買い物をして、誰がここに住むのだろう?外国人は確かに増えているが、そんなに金を持った外国人は来ないと思うんだけどなあ(エリートカードで実証済み)。もう少し、地に足の着いた政策なり開発をして欲しいものだ。
11月17日
最近ますます日本ブームなのか、テレビを見てたら、怪しげな日本語でやってる宣伝が多い。さっきも、なにやら日本語っぽい状況で「せんちゃ」というペットボトル入りのお茶の広告に続き、「おせん」というお菓子。
茶畑にお化けが出てきて「のっぺらぼう」「4人どうし」(?)「幽霊」とか、日本語で説明が書いてある。でも訳わからんが・・・。
連続でやるほど、日本系の設定が多いのもすごい。
ほかにも忍者が出て来たり、柔道着の人が出て来たり筆で字を書いたり、いろいろ日本っぽいネタのがある。
また、コンビにに行ったら、ひらがなと漢字で「どら焼き」と書いてあるどら焼き風お菓子もあった。中はあんこでなくクリームだったが。
でもあんぱんもちゃんとあるし、外袋に片仮名で「チョコレートクリーム」とか書かれてあるパンもあるのだ。
しかも、昔は「チョコレート」の横に伸ばす棒が縦になってたり「ク」が「フ」になってたりという、かわいい間違いが多かったが、最近はちゃんとした活字である。
読めないけどかわいい、のがポイントなのだろう。日本でもタイ文字でデザインすれば、なんだかしゃれたエスニックな製品ができる気がする。
管理人から
日本人から見てもタイ語は似たような文字の集合体に見え、タイ人から日本語を見ても同じように見える。この二つの言語、何が似てるかと言えば、直線が少ないこと。つまり丸々してるのだ。だからかわいく見えるのだと思う。タイ語で名前を彫ったリングとか、タイ語の時計は日本でも結構人気がある。あ、管理人の会社も売ってたりします。。。
11月18日
髪を切りに行った。タイはなぜか美容院が異常に多い。
5年以上通っていた店のお姉ちゃんが、田舎に帰ってしまって以来、適当に近所を回って次のましそうな店を現在物色中である。で、今日行ったところは・・・値段を最初に聞いたら、なぜか考えている。
いきなり怪しい。立ち去ろうとしたら「100B」というので、切ってもらうことに。まあ特にうまくも無し、こんなもんか。
いつも初めての店に行く時は「髪の毛なんてどうせすぐに伸びるんだし」とひたすら考えて、変になってもあきらめられるよう心がける。
終わって精算になると「カットが100B、ダイが100B」だそうで200バーツだった。だんなが迎えに来ることになっていたので、電話する。「初め100Bって言ったのに、ダイってなに?」ときくと「風」のことらしく、ブローを別料金といって倍にされたらしい。
むかついたが、だんなは「にっこり笑って200バーツ払って、2度と行くな」というので、そうした。笑いながら「ふざけんな」と日本語でいってしまいましたが。それでも、まだまだ悔しいーー。
なんか相手の言いなりになってしまったのが、敗北感。私はもめてでも100Bしか払いたくなかったな。(でもタイ人はそういうことはしない)
前のお姉ちゃんは最初から、そういうせこいことを一切しない人だったのでとても居心地が良かった。値段もカットとブローで120B。まあ格安だったのだろうけど、あまりの安さにこっちが気を遣って追加で染めてもらったりしたものだ。またあんな店がいつか見つかるだろうか。
それにしても、「2度と行かない店」多すぎ・・・。
管理人から
タイは世界一人口当たりの美容院が多いと思う。バンコクにはいったいいくつの美容院があるのだろうか、おそらく誰も分からないだろう。値段が安い上、水商売のお姉さんが毎日セットに来るなどお客は豊富。さらに勉強期間も短く、開店費用も安く、毎日日銭が入るとなれば、タイ人がすぐ思いつく商売ベスト3になるのも当然。そんなこんなだからレベルの高いところはあまり多くない。ベスト3の残りである屋台と洗濯屋もしかり。プロ意識がないのだ。。。