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6月1日

テレビを見ていたら、タイのドラマをやっていてどうもお化けが出てくるシーンだったらしい。
場を盛り上げるためにながれた音が・・・ひゅぅ〜どろどろどろどろ〜って。なんで日本と同じ??
だんなも違和感なく見ているし、ちょっと発見!?と思ってなんかうれしかった。
それで「今の音って、お化けが出てくる時に流れるの?日本でも同じ音やでー」と教えてみたが無反応だった。

面白いと思わんのか??
鶏の鳴き声とかは全然違うのに、そんな音が同じだなんて。
人魂が飛んでたり、という演出も同じだし、なにか近いものがあるのだろう。仏教的ななにかかもしれないし、などと自分ではかなりわくわくしてたのに・・・。
タイ人って(だんなだけかも)のりが悪いんだよなー。

関西人的な<ぼけ・つっこみ>までは、期待してないけど、もう少し話を聞いて欲しいといつも思う。
日本語でしゃべるのが面倒だったらタイ語を教えてくれればいいのにそれがまた面倒らしい。日本人なんだから、いろいろ教えろよ〜。

 管理人から
タイでのお化けの登場音と日本のお化けの登場音が同じとは知りませんでした。人間の五感に訴えかける音なんでしょうね、たぶん。なんせタイのホラー映画、ここしばらくみてないもんですから、確認出来んです。。。タイ人と会話すると、あまりキャッチボールにならないことが多い。理由はたぶん、興味のある点が違うことと、日本人のタイ語を聞くのが面倒くさいこと、だと管理人は思っている。


6月2日

タイで植えている花の名前や育て方を知りたくて、日本で本を探したが、ほとんど見つからなかった。
熱帯の花木、というジャンルが特殊だし、日本では見たこともない花や木が多いからだろうか。
プーケットには、本屋さんはあまりないし、植物図鑑などはどこも置いてない。あってもタイ語では読めないので、写真を買うときの参考にするぐらいか。

それでもいいから!と思いなおし探してみたが、やたら巨大な大図鑑?みたいなのと、花の色毎に分かれた冊子しか見つけられなかった。
前から思っていたのだが、そういうタイにいる動物の図鑑とか身近に咲いている花の本とかがなぜないのだろう。そのわりにお坊さん関連の本がたくさんおいてあったりして・・・
需要がないのだろうなー。
高くても英語の本でもいい!!(まだこのほうがなんとか読めるし)と思っても、英語の本を置いている本屋さんがまたほとんどない。
こんなに外人が多いのに・・・。
3軒まわったが全く収穫なく、疲れ果てて帰途についたのだった。

 管理人から
日本の書籍事情で育った人間にとって、この国の書籍はかなり物足りない。仕方ないんですけどね、みんな本読まないんだから。。。図書館とかに行くとあるんですが、それがまたかなり専門的なもので使えないし。あ、バンコクなら洋書扱っているところ多いのであるかもしれませんよ。日本同様タイの動植物が載っているかは微妙ですけど。。。


6月3日

本屋巡りは、たまたまひとりで行動したのでわりとのんびりいろいろみて回る事が出来た。いつも家族と共に行動しているので、貴重なひとときだった。
タイではちょっとした日本語ブームなので、けっこういろんな日本語勉強書が売っている。そういうものを見ているとよくできているものはタイ語の勉強にもなるので、日本人にも参考書として使える。
が、まだまだ適当なタイ出版界である。なかにはとんでもなく使えないものがあり、そんな本を見つけるのは密かな楽しみである。
こんな本で日本語の基礎を勉強したら・・・日本人におおうけ!だと思う。作ってる人自体がよくわかってない上、校正もいいかげんである。

今回見つけたのは「カタカナ(なんとか)」という本だ。あまりに内容が強烈だったので、題名すら忘れた。
よくある練習帳のように絵があって字が添えてあり、なぞって練習できるようになっている・・・がその字が、適当・・・。開いたとたん、いきなり「イツ」である。(アは、絵と字が合っていた)椅子の絵がしっかり描かれているのが情けない。
まあこんなこともある、とぱらぱらしていると、さらに「ケーフルカ」「ムセセビ」(ムササビの絵に)「シーンー」(シーソーでなく、「ん」)などがあり、思いっきり脱力した。強烈過ぎる。
これでカタカナを勉強したタイ人がいたら、見抜ける自信がある。

 管理人から
そう、恐るべしなほどいい加減な日本語の教本、これはかなりの数存在していて、いったい誰が理解できるのだろうか?(作者自体が理解できないと思うが)と思うような文字、構文が並んでいる。これはこれでおもしろいが、これで勉強している人がいると思うと気の毒である。特に手書きのやつはすごい。これは是非日本へおみやげにして欲しい一品である。タイマニアには受けると思うね。


6月4日

去年お客さまから頂いたカスピ海ヨーグルト、相変わらず順調に育っている。何しろ暑いからか、うわさで聞いていたような失敗が全くない。固まる固まる。それで、こんなもんかとずっと思っていたら日本に帰った時実家では、全然うまく出来なくてびっくりした。
母は私が始めるより1年以上前から作っているのだが・・・相変わらず失敗したりしているのだ。
春先ということで、まず気温がとても低く(当たり前だが。ストーブ出したりしているぐらいなのだから)部屋の温度も人がいる時といない時では極端に違う(暖房したりしてなかったりで)ため、とても気を遣っていた。

かたや、プーケットでは、というと、夜寝る前に仕込んでおけば早朝には出来ているし、最近なんか暑いので昼間だと4〜5時間もあればできてしまい、あんまりどんどん出来て食べきれないぐらいだ。
本当にいいものを頂いたと思う。
なにしろ無糖ヨーグルトは、売っていないので貴重なのだ。日本では、ネットで得た知識を(母はパソコンを使わないので)披露して実家のヨーグルトを強化してきた。
牛乳の濃さによって出来具合も違うと聞いていたので、ジャージー牛乳というのを買ってきて試したところ、すごくいいのが出来て家族で満足していた。ここには、牛乳の種類もそんなにないのでせっかくの実績をいかしきれないのが悲しい。

 管理人から
う、何度聞いても管理人も欲しくなるカスピ海ヨーグルト。確かにこの国、牛乳を放っておいたらすぐヨーグルトになるのでは?という感じの気候。うちでも是非試してみたい、が、無精な管理人はすぐ忘れてしまい、食べられなくなりそうで出来ない。一番欲しいのは飲むヨーグルトなのだけど、これはどうやったら作
れるのだろう?みいさん、知ってます?


6月5日

ロータスの近くにある朝ご飯屋さんに行った。花のマークの本屋さんの隣りである。地元でも知る人ぞ知るおかゆのおいしい店。今日は豚挽き肉入りにしたが、得意な人は内臓系が豊富なので(タイ人は、内臓が好き)チャレンジしてみては如何でしょう。
食べながらふと、この味はなにかを思い出す・・・と。
昔どこかの中華料理屋さん(日本)で食べたような上品な味わいなのだ。なぜそう思ったかというと、食べながら「ここにえびを入れて海鮮粥にしたら完璧なのに!」とそんな気が突然したからだ。

日本に帰った時に食べに行けばよかった・・・中華料理ってなかなかお店がないのである。あってもタイ料理と混ざっていて、日本人がイメージする中華とは微妙に違う。
しかも野菜のみの精進料理というジャンル?でもあり、やっぱりかなり違う。中華のよさは、その国の味を取りこんで進化していくところかもしれないが・・・日本人には日本の中華が懐かしい。
ロイヤルパラダイスホテルにあるレストランは、さすがに完璧においしかった記憶があるが、高すぎて5年ぐらい行ってないし・・・。
お手ごろ価格でおいしい中華、(しかも日本人好み)巡り合ってみたい。

 管理人から
日本人がイメージする中華って、台湾の味ってのが多いですよね。これを日本風にアレンジしている。タイの場合、やっぱり潮州系のお味をベースにしてタイ風になっているので(逆かもしれないけど)、日本人が思っているような味ではない。はっきり言って(味も油も)濃い。バンコクも中華街で食べるよりもその辺の中華食堂で食べた方がおいしかったりする。こっちの方が日本人に向く味なんですよね。


6月7日

先月から水不足である。だんなとの会話は「水来た?」から始まる。もう雨季に入ったというのに、今年は晴れた日が続き、山の水が枯れ供給されない。
暑いのでシャワーを浴びたくても、そう何回も浴びることも出来ずかなり情けない。それどころか、この晴れた日に洗濯したり掃除したりして、家事を片付けたいと思っても水をけちけち使っているので、それもできない。
窓からは海が見えているのに、干上がってるというのは大変つらいものである。

近くのアパートから少し分けてもらっていたら、そこの使用人によっていつのまにかホースを片付けられてしまっていた。
ぷんぷんしているだんな・・・仕方ないよ。どこもないんやから。
「今朝は6時半だったから。(起きてきて見つかった)明日は4時ぐらいに取りに行く」って・・・それって、どろぼうでは?
結局、そこの社長がどこからかタンクに汲んできてトラックで運んで来たのをわけてくれたので、事無きを得た。海水を真水に替える装置ってなかったっけ?島だけに需要ありそうな気がする今日この頃。

 管理人から
バンコクでは水不足って話はほとんど聞いたこと無いですが、地方に行くとよく聞く話です。が、島で水不足ってのはきついですよね、元々無いんだから。また飛行機で雨雲を作るか、言われている海水を真水に買える装置を導入するかしないと、観光地としての面目が保てないのでは。。。


6月8日

うちの裏は雑木林である。そこで野良犬が子供を産んだらしく、賑やかな鳴き声が最近聞こえてくるようになった。子犬の声というのは、なんか思わずかけよってしまいそうで母性本能をくすぐるものである。
今朝も鳴いているので、ベランダから見ると、茶色い子犬の回りを黒い子犬がぐるぐる回っている。かわいいな〜とほのぼの見ていたが、ちょっと様子がおかしい。
そこには、コンクリートの柱が倒れて折れたような塊がいくつかころがっていて、そのふたつの大きな塊の間に茶色い子犬の頭が入ってはさまってしまい抜けなくなっているようだ・・・。

だんなを呼んで、早速救出にむかってもらった。両手で抱えられるぐらいの塊をよけるだけで、子犬は出てきた。ちょうど子供が幼稚園に行くところだったので、近くで見ていたら遠巻きにしていた親犬が吠え出した。だんなが子犬を連れていくのだと思って怒ってるんだろうか。
見ているとお父さん犬がどんどんこっちへやってきた。私と息子のすぐ横まで来たので、ちょっと緊張。
すると私の横でぴたっと止まって、急にしっぽを振り始めた。
喜んでるんだ!

その犬は野良なので、絶対今までは近くにこなかったのに、ほんとに手を伸ばしたら触れるところまで、わざわざお礼を言いに来たらしい。
ちゃんとわかってるんだなーと感心して、朝からほのぼのしてしまった。

 管理人から
こりゃまた心温まるお話ですなあ。動物嫌いの管理人だとしても、その状況であればコンクリートをどかすくらいのことはしたかもしれませんが、親犬が来たら逃げます。。。おかげさまで、実体験で感動することは出来ませんが、野良犬でもそういうのわかるんだなあ、と感心することしきりです。


6月9日

先日だんながこんなことを聞いてきた。
日本人の間で「後ろ乗りの若い運転手のトゥクトゥクは危険」という情報があるらしい。最初だんなは、最近よく日本人に乗車を断られるなーと思っていたが、あまりに頻繁なので聞いてみたそうだ。
そしたら「○○に書いてた」と教えてもらったそうで、肝心の○○はなんだかわからなかったと。
トゥクトゥクには2種類あって、イスが縦についていて横から乗るタイプと横についていて後ろから乗るタイプに分かれている。
どちらがどうという事もないが、うちはこの後者で座席が広く安定性があると思って選んだ。

だが日本人の間では、評判悪いようだ。なんかの雑誌かネットでそんな話が出たのだろうか?その根拠は一体なに?気になるー。
そんなこといわれても簡単に買いかえられないし、だんなもその辺のおやじとは交換できないんだよ!何時間も客待ちしてやっと来た客にそういわれ、後ろの車に乗られたけど、日本人どうなってるの!?と私に言われても・・・。
普段無口で笑わないだんなが、別人のように満面の笑みと接客トークでがんばっているのに・・・世間の風は冷たいのだった。
ホームページや雑誌にのっていることも、主観が多いのです。あまりうのみにしないで欲しいと感じました。(これも主観ですが)


 管理人から
ホントにテレビや雑誌、HP(うちにそんな力はないが)の威力というのは絶大なもので、行ったこともない、見たこともないモノに対して、抜きがたい偏見を植え付ける。あそこは○○だ、って初めてバンコク来た人に断言されても困るのである。とはいうものの、人によって受け止め方は様々なので、それを信じるか信じないかという問題になると、かなり難しいことになります。あまり情報がないのも問題ですが、あまり情報がありすぎるのも、旅をつまらなくしますよ〜。


6月10日

昨日用事があって、プーケットタウンに行った。時間が空いたのでなんとなく散策。普段は車でいくので、歩いてぶらぶらするのはかなり久しぶりである。よく通る道なので迷うこともないし、店先の植木とか見たりしながら郵便局のほうへ歩いていると、商店街があった。
よくある長屋形式で店が並んでいるやつだ。タイの店は、日本と違ってわけわからん店があったりして面白い。何屋さんだか、日本人には理解不能の雑貨屋とかがよくあるのだ。
それで、見るともなしに見ていると、1軒の店先にショーウインドウがあり、そこに展示されていたのは・・・ライフル!?
はぁ〜?と思ってよく見ると、紛れもなくそこは銃砲店であった。
薄暗い店内には、短銃とか箱入の弾とかがずらーっと並んでいる。

わりとしょっちゅう通っているところなのに、今まで全然気づかなかった。
本当にその辺の店と同じようにさりげなくあって、暇そうなおっちゃんが店番をしている・・・。
とても武器を扱っているように見えなくて、思わず看板を確認してみたが、やはり本物の鉄砲を扱っている店のようだった。
ずっと前にだんなが、「タイでは簡単に銃が買えるから、今度うちにもひとつ買おう」とかいってたことがあって、いくらかは知らないが普通の人でも家に護身用に置いたり出来るらしい。つまりそれほど高くもないということか。
それにしても、売ってるとこがこんな無防備で襲われたりしないのか?
平和なのか、物騒なのか、よくわからないのだった。

 管理人から
タイで銃が簡単に買える、これは本当です。ま、アメリカみたいなもんだと思ってください。おかげでいきなり撃たれるという事件をよく耳にします。ディスコで酔っぱらって乱闘、あげくに銃を乱射、数人死亡、なんて話はそれほど驚く話ではないです。普段の生活ではそんなことを感じることはありませんが、時々ゾクッとすることがあるのがタイなんです。。。


6月11日

タイでは日本ブーム。日本のマンガ本もよく売っている。もちろんタイ語に翻訳されていて、廉価版?なのか紙質もわら半紙っぽくて日本のコミックとはちょっと違う。
本屋に行くとそういうのがずらーっと並んでいて、表紙を見るだけでも結構面白い。これは絶対日本のだろう、とか知らない絵でもだいたい見当がついたりして。
まあ、タイ語が読めないので買ってもしょうがないし、人の家にあるのをぱらぱら見たりするのがせいぜいだ。

ある時「動物のお医者さん」タイ語版を見つけた。テレビでもドラマ化され、タイでも放映されていたので原作ということで出回っているのだろう。全巻持っているが実家に置いたままなので、懐かしいなと思って見ていたら、なんか変。というか、最初気づかなかった。
絵が反対なのである。鏡文字というのか、絵の中に字が出てくるとそれらが逆になっている。
普通にコピーしてもこうならないと思うが・・・なんでわざわざこんな風になっているのか?
タイ語は横書き文字なので、英語と同じように本の表紙は左開きである。
そのため日本の本を見せると驚くタイ人が多いのだが、たぶんこの本を印刷(編集?)した人も向きがよくわからなかったのだろう。
話の種に今度日本に帰る時お土産にでも買っていこう。(いらんか?!)

 管理人から
え、日本の漫画をタイで発売する時って全部絵が逆さまなんじゃなかったでしたっけ?だから絵の中に紛れ込んでいる効果音とか、周りに何もなければタイ語に変わっているけど、そうじゃないと思いっきりカタカナが逆さまになっちゃってた覚えが。。。今手元にないので確認できませんが、右利きが左利きになっちゃうんですよね、これ。黄金の左が、絵で見て右だったら笑えねえ。。。


6月16日

息子は幼稚園が始まりほとんどタイ語での生活に戻った。
今テレビでやっているスカイライダーは、日本語で見ているけれど1日のうちで日本語を使うのは、それと寝る前に私と少し話す時ぐらいだ。さっき、「おかあさーん」と呼ぶので行ってみると
「見て、ふくろ新しい」「??ふくろう?」「ふ・く・ろ!」
「ふくろ、ってどこ?」「ここ!(怒ってる)」
「・・・それは、ほ・く・ろ!」
漫才かっ。すばらしいぼけ方。関西人として見事だ。
「むむーっ、むつかしい〜」といっていたが、また間違うと思う。

本人は一生懸命なのだが、いかんせん日本語に触れる機会が少なすぎるのだ。教えてやろうにも、教材になる絵本や子供用の本は日本から持ってきた分だけで限られてるし・・・。
ひらがなカタカナを覚えても、漢字となるともうどうやって教えたらいいか。これからは、パソコンができれば何とかなるだろうから、漢字は読めさえすれば書けなくてもいいのだろうか??
それにしても、言葉の意味がわからなければ変換できないし。
日本の小学生用ドリルとか送ってもらって、やらせたほうがいいのかちょっと考えてしまった。

 管理人から
子供の教育は難しいですよねえ。タイ人と結婚して子供がいる家庭をたくさん知ってますが、やはりタイに住んでいる以上タイ語が中心になります。特に日本語は子供にとってはとても難しい言葉です。子供には発音の難しさはあまり関係ないので、活用とか同音異義語などのように、勉強しないとなかなかうまくならないのは大変です。ちなみにタイに住んでいる日本人同士の子供も結構おかしな日本語を話します。やっぱり日本語って難しいんだなあ、と感じる瞬間です。。。


6月17日

イミグレにビザの更新に行った。今まで500Bだったが、去年1900Bに値上がりしている。この半端じゃない高騰さがさすがタイである。書類を渡して待っている間、隣りにいた初老の白人と係りのお姉ちゃんのやり取りをなんとなく聞いていると、お姉ちゃんの「イッツアップトゥユゥ(あなた次第です)」という声が。
なんで、こんな場面で??と思ってよく聞いてみると、おつりのことをいっている。おじさんの返事は「料金は1900Bなので、もらって帰ります」と。

つまりこういうことだ。おじさんは2000Bを渡した。お姉ちゃんは引き出しにしまい、おつりが見当たらない風を装って「どうしますか?」といっていたのだ。
「あなた次第です。寄付してくださってもいいし」などとたたみかけマージンを取ろうとしている。おいおい・・・。
今おつりがないといわれれば、100Bぐらいなら、まあいいかと思ってしまう人もいるに違いない。せこいというか、ほんまにおつりないんか?!
ここで、私ならむか〜っときて顔に出てしまうが、慣れているのかそのおじさんの対応は立派だった。にこにこしながらも、権利は主張。
お姉さんも無理強いは出来ないので、奥からお釣りを持ってきて返していた。(用意しとけって・・・)
私はこんなこともあろうかと、1900Bきっちり持っていったので払ったら、担当の男性は「えー、きっちりー?」といいつつ、にやにや。この半端な料金設定って、自分達がピンハネできるように?と思った。

 管理人から
ビザに関する諸々の費用が10年以上据え置かれていたという理由で突然数倍に値上がったのは去年。もういい加減ビザ代で稼がなくてもいいレベルの国だと思うのだが。。。1900バーツというのは、みいさんのように3ヶ月いられるビザを持っている人にはまだあきらめのきく金額だけど、1ヶ月のビザで延長するとまったく見合わなくなる。おかげで出国した方が安くなり、それがバンコクでのカンボジアツアーの盛況に拍車をかけていたのだが、今度はこの一日出入国を取り締まり始め、いったいこの国は何がしたいのだろうか?と思う今日この頃。ホントに観光客を大事にしているとは、ちょっと思えなかったりする。。。


6月18日

また、子犬を救出してしまった。夜中子犬の声でふと目が覚めてしまったのだ。まだ4時前である。悲しそうな声でくんくんきゅーきゅー鳴いていて、胸が絞めつけられる感じがする。この前の子犬兄弟にまた何かあったのだろうか?と思いながらも、しかし野良犬をいちいち世話してたらきりがないしなーとも思う。まだ真っ暗なのでとりあえず、明るくなるまで様子を見ようと寝ていたが・・・ずっと鳴いている。
6時半頃、たまらなくなって外に見に行った。どうも近くに建設中の家から聞こえてくるようだ。作業員が子犬を拾ってきて飼っているのかもとも思ったが、それにしても鳴きつづけているので、声のするほうに行ってみた。

そしたら、外階段の途中に目が開いたばかりぐらいの子犬が1匹、震えながら鳴いている。なんでこんなとこに1匹だけ?と思って抱き上げようとしゃがんだら、少し上に空間があって階段下収納?みたいになっていてそこに他の子犬がいた。1匹だけ外に出て階段を2段ほど落ち上がれなくなってしまったようだった。
そこに入れてやったら他の子犬がわらわらと集まってきて、ほほえましかった。奥の暗闇から親犬も出現したので、もうだいじょうぶだろうと帰ってきた。
3時間は鳴いていたと思う。あんな小さいのに体力消耗しただろうな。

 管理人から
いや、絶対そのうちこれまで徳を施していた犬たちが、仙人か何かに化けてみいさん一家にいいことをしてくれるはずです。それがタイのサクセスストーリーなのです。もちろん、来世での話、ですけどね。。。<タイでは徳を積むと来世でいい環境で生まれ変わると信じられているので


6月19日

だんな改造計画がある。勝手に考えてるだけだが。
雨季に入り観光客も減ってきているので、なにか彼が目立つ方法でも考えないと厳しいのだ。
トゥクトゥク自体が日本人には評判よくないのは、以前からガイドさんやツアー会社の人が(自分達の手配する車を使って欲しいので)いっている事もあると思う。いわく、危ないので乗らないように、とか変な店に連れていかれるとかだ。
まあ初対面のトゥクトゥク運転手よりそう言う人のほうが信用おけると感じるのも無理はないが、やってることは実は同じである。
結局マージンで儲けている商売なのだから。

で、数あるトゥクトゥクのなかで「これに乗りたい!」と思ってもらうため、運転手は趣向を凝らすわけだ。まあ、その凝らし方がタイ人なので変なライトをつけてみたりスピーカーを乗せてみたり、になるわけだが。だんながもう少し日本語がしゃべれれば、鍛えて関西風のしゃべりで受けを狙うこともできるかもしれない。だが、もともとお笑いの素質がなさそうなので、それはいつか息子が台頭して来た時に任せるとして、見た目のインパクトを求めてみようか。
金髪にしてみるとか、変な髪形にしてみるとか・・・。
太ることは得意そうなので、ボブサップとかコニちゃん風を目指してもらおうか。
皆さん、そんな運転手だったら思わず乗ります??

 管理人から
ううう、そんな運転手だったら、怪しすぎる。。。なんというか、乗ってもらうまでが勝負というのが大変ですよね。バンコクだと、乗ってもらうのは待ってればいいだけで、その後が勝負になります。やはり、日本語で「ぼりません」「適正価格」「お客様最優先」とか書くしかないかあ。でも、当の本人が日本語出来ないと、結局元の木阿弥のような気がしますよね、やっぱり。


6月20日

人から聞いたのだが、タイ人には「頑張って」と言ってはいけないらしい
なぜなら、日本人が見て全然頑張ってないようにしか見えなくても実は本人は120%力を出してる、という事があるからだそうだ。って・・・おいおい。
タイ人はプライドが高いので、自分で頑張っているのにさらに頑張ってといわれると、怒ってやる気を無くすことに繋がるとか・・・。
恐ろしい話しだ。
さぼってるように見えても本人は精一杯頑張っていて、一生懸命やってる(つもり)なのだ。

まあ、だんなをみていても「頑張ってる」という基準がとても低くどう見ても頑張ってるように見えないことが多い。それを指摘すると「これ以上、できないー!」と切れる・・・。
日本人が頑張りすぎてるのだろうが、今までただのOLにすぎなかった私でもやるときはやったものだ。なんていうか、諦めが早いというかよくいえばいさぎよい、のがタイ人だ。
そのくせ、口だけは立派なことを恥ずかしげもなくいう(そして、言ったことはすぐに忘れる・・・)から、どうしても指摘してしまう。
つくづく、扱いにくい人達だと思う。

 管理人から
まさにそのとおりかも。タイ人にきつい言葉を言ったり、努力してと言うとたいがい嫌な顔をされる。とにかく本人たちの出来るレベルというのが相対的に低いのだ。もちろん頑張ってくれる人もいる。日本語のフリーペーパーに「納期死守」とだけ書かれたタイ人の経営する印刷屋が広告を出していたときに、「お、こいつに頼もうかな」と思ってしまったのですが、これって日本ではふつうなんですよね。。。


6月24日

ご飯を食べに行って注文して出てくるのを待っていたら、いつのまにか蚊に刺されていた。片手だけ3ヶ所も刺されてかゆいので、がさがさしたらだんなが「蚊?」といいながら自分のポケットを探っている。
え?まさか、薬持ってきてくれた??
意外に気が利くなーと思っていると、取り出したのはいつも鼻に入れてるインヘラーというやつ。
それの上のところをはずすと中の液が出てくるようになっていて、それを塗れといった。

メントールなんですが・・・こんなもので?と塗ったら、けっこう効きました。成分としてはかなり近いものがあるのだろうか?
タイ人はほとんど中毒のように、このインヘラーを持ち歩いていて何かにつけてスースーやっている。
頭がすっきりするとか、鼻詰まりが治るとかいわれているが、虫刺されにまできくとは初めて知った。
タイ人はあまり蚊に刺されないので虫刺されの薬はほとんどない。
かさも低いし今度から私も持ち歩こう。
虫に刺されてインヘラーを塗る日本人・・・通だねぇ。

 管理人から
やばい、管理人も通かもしれない。。。日本に持ち帰って税関で発見されると没収されるこのブツ、何に効くかと言われれば、「眠気覚まし、頭痛、虫さされ」等々に効くという万能物。特にタイ人男性が好むキッツいやつは、絶対にやばい成分が含まれているとしか思えない。。。


 6月25日

洗濯に目覚めたのか機嫌よく(気が向けば)やっているだんな。
いわゆる柔軟剤がお気に入りだ。そんなもの手洗いに必要ないと思うがこだわりがあるようで、お金がなくても高い柔軟剤をいそいそと買ってくる。興味がなかったので今まで知らなかったが、タイ人にはかなり必要なものらしくいろいろの種類がある。
だんながお気に入りのものは、<匂いが7日間持続する>のが売りらしくでかでかと書いてあった・・・。
7日って・・・1週間も同じ服着るわけないやん。
大体タイ人は日に何度も着替えるのに。長けりゃいいってもんでもないと思うのだが。それとも7回?洗濯しても匂いが残ってるという意味なのか?それはそれで、匂いきつすぎと思うし。

あと、謎の粉も常備されていて、それは蛍光剤?のようである。
鮮やかな青色の粉でそれを洗濯の時まぶすと白いものは輝く白さになるという。「どう?どう?」と自慢げに見せに来たが、どう見ても白かったTシャツは、薄汚れ、いや、薄青くなっている。
すすぎが足りないのかよく知らんけど、かなり満足してるようなので(私の服じゃないし)ほっといた。
どうせ数時間で着替えるのに、なんでそこまでこだわるのかよくわからん。

 管理人から
たしかに我が家にも柔軟剤は欠かせない。と言うか、これまで洗濯してくれる人(メイドや彼女)に何度も買いに行かされた。。。管理人はよくわからないのだが、柔軟剤をかけたモノにアイロンをかけると意味があるのだろうか?おかげさまで毎日折り目の入ったジーンズをはいている管理人だった。。。


 6月26日

久しぶりに星空映画会(注:タイでよくある野原に突然スクリーンが設置され、夜間のみ映画が上映される)に連れていってもらった。電話会社のディーテックが主催ということで、かなり大掛かり。
周りには屋台まで出ていてお祭り気分が盛り上がる。
予告編では、タイのSFX映画をやっていて、ガルーダが現代?(近未来かも)のバンコクに現れて襲ってくるという、ハリウッド映画も真っ青な迫真の映像が展開されていた。
タイ映画界もなかなかやるもんであるのだ、最近は。

で、普通星空映画はいきなり始まるのだが、今回は映画館でおなじみの「王様をたたえる歌」が最初にあった。野原に座っていた人達や、自家用車でドライビングシアターよろしく鑑賞中だった人も外に出てきて全員直立不動である。見なれた光景とはいえ、意外な場所での黙祷?にちょっと面食らった。というか、ものすごい一体感であった。
その後始まった映画は、一昔前にタイの楽器の名手が子供の頃から才覚をあらわし、後に当時の王様付きの楽隊員として活躍する半生をつづったもの。病床にある彼が自分の人生を振り返るというノスタルジーあふれる内容で、木琴みたいなタイの楽器(名前わからず・・・)の見事な演奏の数々が、余韻を残していた。
言葉はわからないけど、タイの映画もここ数年本当にいいものが増えていると思う。英語字幕が付いていたので(早過ぎてとても読めなかったけど・・・)日本にも行くかもしれない。おすすめです。

 管理人から
タイ映画、最近日本でもやっているようですが、逆に日本の映画もタイでやっています。最近だと「座頭市」や「呪怨」。わかりやすさが勝負です(そりゃ海外で「踊る大捜査線」が受けるとは思えませんよね)。ただ、タイでは映画のローテーションが異常に早く、気づくと終わっているのでかなりエアーチェックが必要です。。。


 6月27日

うちの奥の土地が売れたらしい。いきなり木が切り倒され始めた。
見慣れた風景が変わってしまうのは、とても寂しい。
そこには結構な樹齢のカヌンの木があって、リスや鳥がよくきていたのだった。少なくとも何十年も育ってきたであろうに、チェーンソーでわずか5分もしない間に切られてしまう大木って、悲しい。
自分の家を建てるときにも木を切ったから自分も同罪だけど、植木鉢で木を育ててみてこれがあんなに大きくなるんだと思ったらそれまでの時間とか考えてしまってなんとなくしんみりしてしまう。まだまだ緑が多い島ではあるが、あちこちに山はだが露出し、次々に新しいホテルやらビラが建っていく。

発展していくのは島の人達にとって、お金が入っていいことなのだろうとは思う。でも、やっぱりだんなに子供の頃ののどかな話しなんかを聞くと、そんな生活のほうがよかったんじゃないかなとも思う。
きっと日本で、同じように環境破壊が進んで水の汚染とかゴミ問題とかいろいろ困ったことがでてきたことを知っているから、ここも同じになっていくのかーと感じるのだろう。
自然がなくなっても、この島に魅力なんてまだあるのかどうか。
そして、それでも私は住んでいるんだろうか。


 管理人から
先進国民のエゴとも言える、この環境問題。たしかに変わってしまった日本を見ている我々にとって、タイからどんどん自然がなくなっていくのを見るのは寂しいものです。自然を求めて海外に住んで、その自然がなくなったら、、、果たして我々はどこに行くのでしょう。ホントに秘境みたいな所になっちゃうなあ。それにしても、タイ人の自然に対する考え方はスゴいです。やっぱりほっときゃ育つ国だからなのでしょうが。。。


 6月28日

たまたま見た人を「ほら、また日本人いるね」とだんなに言ったところ「は?あれタイ人だよ」と言われた。
どうやら地元?で結構有名な、バーのお姉ちゃんらしい。
見た目、服装や靴や髪形、肌の焼けぐあいまでも、どこまでも日本人っぽい。そして、なぜそうしているかというと日本人男性を専用に相手にしている人だからだそうだ。
何で、そんなことまで詳しく知ってる・・・だんな。
もともと日本人が好きなのか、お金目当てなのか、ターゲットを絞った営業?でかなり利益をあげている模様。

日本人男性も日本人?と思って、ナンパして話しが弾むのかはよくわからないが、日本語もわりとできるんだろうなー。ここには、ほんとにいろんな需要と供給があるもんだと感心する。
それだけ人が多いからジャンル?も生まれるのか。
白人、日本人男性、日本人女性、ゲイ、どんな人にでも専門の人(笑)がすかさず現れエスコートしてくれるようだ。
リゾート地ってどこでもそうなのか、タイ人が商売上手なのか。
なんだか、いろいろあるのね、と思ってしまったのだった。

 管理人から
世界有数の観光国とも言えるタイ。さすがにお客様の需要にはきっちり応えます。。。そうしてまた今日もタイフリークが増えていくのです。が、タイ人が商売上手とだけは思えません。その辺が愛すべき所と言えばそれまでなのですけどね。