プーケットの縁日 2
タイならではのゲームもあり、例えばヨーヨーすくい風に大きな水の入ったものが用意され、そこには手のひらに乗るくらいの小さいピルケースが無数に浮かんでいます。
それをでっかいひしゃくですくうと、係りの人がふたを開けてくれ中には番号の書いた紙が入っていて、商品がもらえるのです。
大抵はジュースとかノートとかたいしたことの無い物ですが、たまに冷蔵庫とか自転車なども、当たります。一回10バーツ。
これはすごいと個人的に思うのは、大掛かりなボールを的に当てるゲーム。
何がすごいかって、的にボールが命中すると薄着のおねーちゃんが水に落ちる!というタイならではの演出・・・。
つまり、おねーちゃんは棒の上に座っていてその下には水の入ったドラムカンが設置されているのです。
棒の先に的が付いていて、ボールが当たると棒が二つに割れ(たぶん)おねーちゃんは落下。
うまい人だと持ちボール5球くらいで何回も落としてしまうのですが、おねーちゃんは実に淡々と落ちては戻りを繰り返していて、なんとも不思議な感じ。
これがタイ人にも白人にも大受けで、いつも黒山の人だかりです。
危険を避けるため、的以外は金網で覆われていて、それもまたやけに見世物チックな雰囲気を漂わせています。
一番すごかったのは、バイクの曲乗りでした。
突如野原に、巨大なお椀型のものが設置され、見物席とかもできているのでのぞいてみると、その半球の中をバイクがぐるぐるまわっている!!
子供の頃木下大サーカスかなんかで見たような光景が眼前に!
しかも演じているのは、どう見てもそこら辺の兄ちゃん、というのもすごいと思ったゆえんです。
また、そのお椀型の設備は良く見ると鉄筋ではなく木造!ものすごいスピードでバイクが走ると、観客席までぐらぐら揺れてスリル倍増でした。
旅回りの一座だったのかその後見かけることはないのですが、強烈に印象深く数年たった今でも、またみたいなぁと思います。