金は天下の回りもの
タイの人は、「お金持ちはお金持ちらしく」という思想?を持っています。
例えば、タイ人数人と飲みに行くとお会計の時にお金を払うのは、年長者または日本人。明らかにそのメンバーの中で地位の高い人という暗黙の決まりがあります。
だから、日本人である私が誘うとみんな「ただ酒が飲める」とわくわくしながらやってきます。
よんでないのにきちゃったりするし。
日本人から見るとたかってるようにしか見えないけれど、タイ人は「たくさん持っている者がない者に施すのは当然」と思っていて、こびた様子もなく、堂々とおごられます。
また、お金のある人も、見栄というよりは、太っ腹で気前のいい人が多いのか、若い衆を連れて飲みに行って豪勢に奢ったりしています。
問題は日本人の配偶者のいるタイ人。
自分の努力ではなく、妻や夫が日本人というだけで、ある程度のお金が(他の友達に比べて)入ってきたのを、「自分が」お金持ちになったと錯覚。
その挙げ句、配偶者のお金を勝手に持ち出し、夜な夜な遊び回り日本人妻に愛想をつかされたり、また逆に妻がしっかりしていると、小遣いがもらえず周りのタイ人から「奥さんが日本人なのにけち」と陰口をたたかれ、孤立したりするようです。
では、タイ人の奥さんの場合はどうでしょう。
タイの女の人は夜に飲み歩いたりしないので、たかられる心配はなさそうですが、今度は奥さんの実家の両親などにどんどんあげてしまったりするものです。
自分がいつもおごらされてばかりだなと思ったら、自分より地位の高そうな人にくっついて、たまにはおごってもらうのも一興。
わりかんという言葉の存在しないタイでは、飲みに行く前にそのメンバー内での自分の地位をまず確認しなければ、財布の中身が寂しくなること確実です。