勝負の年
年が明けて1995年。
私はだるまを買ってきて「今年の目標!N村に勝つ!!」
と書きました。N村とはジムの先輩、一昨年12月に同門対決で敗れた相手です。
昨年はN村さんが勝てなかったチャンピオンにも勝てたし今年もし、N村さんと対戦するようなことがあれば絶対に勝つ!と。
でも実際ジムではそんな目標を立てたことなど微塵も出さず仲良く?練習してましたけど^^;
N村さんは試合が決まっていないときはほとんど練習に来ず試合が決まってから集中的にジムに来てがんがん練習をするタイプでした。私とK林さんは試合がなくてもいつでもジムに行き毎日コンスタントに練習をするタイプでした。こつこつタイプ?でもスパーリング等をすると体重も一番軽いのにN村さんが一番強くて巧かったのです。K林さんは「あの子は天才」と言っていました。
試合前じゃなくてもN村さんと練習したいなあ、と思ってもなかなか会えませんでした。
会長には私は「勝負の年」といわれていました。
私もそれをちょっぴり意識して毎日がんばっていました。
そして2月の終わりとうとう試合の話が!
4月の終わりに全日本の女子キック第二弾をやるので出て欲しいとの事。
相手はなんと前回の女子キック興行でF山さんと引き分けた不動館N沢。
どっき〜〜〜ん。。。
N沢にはSBアマ大会でKO負けしてるじゃーーーーーん。。。
私がF山さんに勝ったのを聞いて是非!!と言っている模様。
契約体重は52.5キロ。
3分5R。
やるしかないでしょ、、、と即答しました。。。
管理人から
お、リベンジの舞台が用意されましたね、ってやるしかないでしょ、このシチュエーション。コツコツ型の天才として、N村さんに勝つためへの第一歩、ここで踏み外すわけにはいかないっす。