四戦目 前編

 当日朝10時に誰かの宿泊部屋にて計量。
 家庭用ヘルスメーターってのはちょっとずっこけてしまいましたがデジタル表示でした(笑)。

 私は52.5キロ。F山さん47キロ。
 がんばって少し減らしてきたけどけっこうな体重差。
 でもそれでも良いって言ってきたのは向こう。相手がでかくても勝てるんでしょ、ふんっっっ。
 ちょっといじけながら部屋に戻りました。
 試合前のこういう時間はなんとも言えない嫌な気分になるのです。
 
 午後2時ホテルのロビー集合。車に乗り込み博多スターレーンに向かいます。ロビーで出発を待つ間、外国人選手のセコンドで来ていたギルバートバレンティーニ選手が色々と話しかけてくれ、励ましてくれたりしていました。(彼は今どうしているのでしょう?)

 会場に着き控え室で一休み。こんな右も左もわからないところで試合するなんて新鮮な気分でした。外国に来たみたい♪
 パンフレットを貰って来ると対戦カードにF山さんの写真はでかでかと「クイーン」と紹介されていて、私は名前だけでした・・・。むかつく・・・!
 ちなみに第一試合は地元の大学生による学生プロレス。
 場外乱闘もありで盛り上がっていたようです。

 コスチュームに着替え、バンテージを巻いてもらっている時から心臓はばくばく。
 腰は抜けたようになっていました。
 とにかく!
 とにかく、今回の試合では相手を本気にさせること。
 前回のI本戦は後からの冷静な(私の)判断の結果、手を抜かれていたというか、まあ、相手は本気でぶちきれてはいなかったと。これくらいで勝てる、と八分目くらいの力しか出していなかったんではと気づいたのです。
 今回は本気にさせちゃる。んがーーー!

 名前をコールされ花道を歩いてる間口が渇きっぱなしで目はてんぱっていました。
 一方F山さんは余裕の表情でリングイン。
 余裕?ほんとにむかつく!怖いけどむかつく!!やっつけてやる!!!
 ゴングがなる前から戦闘態勢の私でした^^;。

 管理人から
あの闘争心はどこからわいてくるのだろうか?最近マジで尊敬しつつある。それにしても惜しい、あと5年早く女子格闘技がブームになれば、確実に主役を張れるのに。。。あの心と筋肉はただの主婦にするのはもったいなさ過ぎます。。。