SB女子頂上対決
3月の終わり、トーナメントの優勝者とSB女子クイーン(チャンピオン)によるタイトルマッチが後楽園ホールの興行で行われました。
練習嫌いのN村さんも私との12月の試合からずっと休みなしに練習していました。(途中会長の結婚式で練習お休みの時はすごくうれしそうでした!)
元ボクサーのH山コーチもつきっきりでした。
クイーンのF山さんは前の年に不動館のN沢選手に負けたの以外は負けたとこを見たことが無いくらい強ーい選手なのでした。昔のSBのビデオでもすごく体重差のある白人選手をKOしていたり・・・!とにかく凄いヒトなのです。
当日セコンドにもつかず(頼まれもしませんでしたが^^;)会場でどきどきしながらKと一緒に観戦しました。私もKも自分に勝ったのだから勝ってもらいたい!という祈りをこめて。
立ち上がりはN村さん挑戦者らしく手数多く攻めて行きます。
最初こそF山さんはびっくりしていたみたいですが手数に対して的確さで返していきます。
一進一退で本戦(5分4分3分)3Rがおわりに近付き終了のゴングとともにF山さんの首投げできれいにシュート!が決まってしまいました。
両者これで終わったかのような顔になりましたがゴングと同時だったためこれは無効とのアナウンスがあり、判定はドロー。2分の延長戦になってしまいました。
お客さんは凄く沸いています。私とKもすごく興奮してしまいました!
どっちが勝つかわからない、凄い試合・・・私もこういう試合がしたい!
2分の延長でも決着が付かず、1分の最終延長。
F山さんが勝ってしまいました。
N村さんは泣きながらリングを後にしました・・・。
控え室に戻ってからもずいぶん長いこと泣いていました。
「あんなに練習したのに勝てなかった」と。
かける言葉も見つかりませんでした。
いい試合だった、と言われても負けの試合の時には何の慰めにもならん、ということを私もわかっていたので。。。
また明日からがんばろう!と自分の中で誓うのみでした。
管理人から
やっぱり格闘家はこのくらい思い入れがないとダメっす。負けて泣くくらいじゃないと強くならん、練習に身が入らないですね。勝者が一人しかいないシビアな世界にいる以上、いくら練習しても負ける人は出てくるわけですし、その負けた後にどれだけ練習できるか、ですよね。幕の内一歩も負けて強くなったんだしね。あ、今のおーどりーさんの場合、勝ち続けて強くなるんですからね、間違えちゃダメですよ〜。