35:アマチュア大会
12月の試合に向けて大阪の龍生塾に出稽古に行ったり会長ミットを泣きながら蹴ったりと何かと忙しい毎日でしたがとある日曜日、アマチュア大会関東大会が決行されました。
私はプロなんだも〜〜〜ん♪かんけーないわ。という態度は当然許されるはずもなくリング設営、グローブ脱着、審判とかりだされるわけであります。
憧れていたのは審判。リングサイドに椅子があり各辺に一人ずつ4人座っています。
そして1Rが終わったところで判定!の声とともに両手に持っている赤と青の旗どちらかをあげるのです。ついに私もそんなことするようになったのねえ♪
浮かれ気分で次々と試合を裁いていきます。
でもそんな浮かれ気分に浸れない試合が・・・!
仲良しのUちゃんの番です。
私は審判を代わってもらいセコンドにつくことにしました。
Uちゃんは三重県からわざわざSBのプロになるために東京へやってきた子です。
早く優勝してプロ入りしなきゃいけません。
今まで一緒に練習してきたので勝って欲しい!
対戦相手は大阪ジムの背の高いK池選手。
私が4回目のアマ大会で勝った相手です。
「たいした事無いよ。Uちゃんのが強いから大丈夫!」と送り出したのですが・・・・・・・・。
まず一発目に強い右をもらってしまいそのままK池のペースに。
始まって一分くらいでスタンディングダウン、鼻血を出してしまいました。
それでもUちゃんはあきらめません、が、結構一方的に殴られてしまっています。
ジムの先輩(男)が「もういいよ!」と叫んで試合を止めようとしましたがUちゃんは「やります!」と言ってふらふらになりながらもなんとか3分戦い抜きました。もちろん判定負け。
鼻血が止まらないのでリング下でドクターチェック。
K−1でもお馴染みの中山クリニック中山先生が診てくれます。
「う〜ん。骨は折れてないから大丈夫」
しかしUちゃん、家に帰っても激痛が治まらないので数日後板橋区のアパート近くの病院に行ってレントゲン検査をしてもらいました。
見事に折れていたそうでその治療の痛かったこと、涙ながらに報告してくれました。
あんな大きなグローブで相手の鼻を折っちゃうなんて恐るべしK池・・・。
ちなみにその大会は今やK−1MAX戦士としてそして大阪プロレスで有名な村浜武洋くんのアマ大会初出場、初優勝の大会でもありました。
そして私も出る12月の大阪興行のデビュー戦も決まりました。
私は第3試合、村浜くんはデビュー戦なのに第5試合目・・・。
ぬう。。。やっぱり注目度が全然違うのねえ。。。
Uちゃんはもう殴りあうのは怖いと言っていました。。。
管理人から
中山先生適当ですなあ。。。折れた鼻を折れてないから大丈夫なんてねえ。ましてや女性の鼻ですよ、ホント。村浜君のデビュー時って結構騒がれてたんですか?デビュー後10連勝くらいしたのは知ってますが、さすがに出た当初のことは。。。ここからSBのエースに向かってばく進するんですよね、彼は。さて、時を同じくしてデビューするおーどりーさんの運命や如何に!?