ソンクラ発 食材辞典 八百屋編

NO−001

日本名 きゅうり

タイ語名 テンクワー

 日本のきゅうりと違ってかなり大きい。長さ18センチ、直径4センチぐらいが平均的な大きさ。きゅうりと言うよりは瓜に近い。
 日本人が好んで食べる「カオ パッ(ト)」(焼き飯)のあしらいによく使われる他、早取りの小型のものは「カノム チーン」(細い米麺にタレをかけた料理)などに付け合わされる。

 タイ料理の辛さをしのぐには欠かせない野菜

NO−002

日本名 にがうり

タイ語名 マラッ

 ビタミンが豊富で身体にいいと、中国系タイ人が好んで食べる瓜。表面の起伏が少ない方が苦味が少ないと言われている。調理する時は軽く塩もみして洗えば苦味が減少される。
 代表的な調理法方は、玉子や豚肉と炒める マラッ パッ(ト)か、種を取った中心部にミンチを詰めてスープにした マラッ ヤッ サイ。
 英語のメニューには「Bitter melon」と書かれている。

NO−003

日本名 インゲンマメ
タイ語名 トゥア ファッ(ク)ヤーオ

(写真中央

 とにかく日本のインゲンよりはかなり長い。60Cmぐらいが平均。
 炒め物に使われる他、生でも食される。ソムタムのお供に必ず付いてくる。
 生で食べると青臭いが、刺激的なタイ料理と一緒に食べると丁度良い辛さしのぎになってくれる。

NO−004

日本名 ナンキョウ      
タイ語名 カー

 ガラムマサラ、ガランガルとも呼ばれる生姜の仲間。生姜よりもマイルドな香りで、辛味は無い。主に香り付けに使用され、これ自体は食べないらしい。
 トムヤムスープには欠かせない食材。
 代表的な料理はトム カー ガイ。(ココナッツミルクのスープの様な料理。タイ人はご飯にかけて食べる)

NO−005

日本名 ニラの花       
タイ語名 ドッ(ク)クイチャーイ

 ニラの花の蕾。ニンニクの芽に良く似た香り(臭い?)だが、食感はもっと柔らかい。
 タイではニラレバ炒めに使うのは葉ではなく、この蕾の部分と茎を使用するのがポピュラー。
 ニラと言えば平べったい葉なのに、蕾が付く部分の茎の断面は丸い。

NO−006

日本名 メボウウキ ヒメボウキ
タイ語名 ホーラパー
ニラの花

 日本では「スイートバジル」の名で知られているシソ科の植物。イタリアのバジルと比べると、葉は小さく香りも刺激的。
 魚介類、肉類と共に臭い消しとして調理される事が多い他、辛さしのぎとして生でも食される。イサーン料理、カノムチーン等に生で付いて出て来る。

NO−007

日本名 ウコン
タイ語名 カミン

 ターメリックとも呼ばれるカレー粉の原料の一つ。
 断面はオレンジに近い黄色。タイ料理で黄色い料理には必ずこれが使われている。独特の香りと苦味が有る。
 肝臓に良い成分が多く含まれているので、漢方薬としても使用される。バンコク周辺には白いウコン(カミン カーオ)も有って生のまま食される。

NO−008

日本名 あかわけぎ
タイ語名 (フワ)ホーム デーン

 シャロットとも呼ばれる小粒の赤タマネギ。
 ヤム(和え物)系の料理や、トムヤムスープによく使われる。
 日本的にスライスして氷水に5分程漬けて「オニオンスライス」としてカツオ節とレモン醤油で食べるのも美味。タマネギよりもシャキシャキした歯ざわり。