買い食い
4歳のウチの息子はソンクラの地元の幼稚園に通ってます。
送り迎えは私かダンナが車でしてますが、毎朝ミルクをセブンイレブンで、軽食を幼稚園の前の屋台で買って教室に入るのです。
たとえ園児と言えど、それを教室に持って入って食べるという事は日本では考えられない。
でも、タイではそれが当たり前。
先生も朝は教室の隅で食べてますから。
日本では登下校中の買い食いはご法度。
学校に例え10円でもお金を持って来るのは禁止でした。
それがタイでは・・・・登校時に5〜10B親が子供に持たせます。
既に幼稚園の段階から園内に売店が有ったりして買い食いし放題。
登下校の時間になると何処からとも無くやって来た屋台で道路はいっぱい。
毎日縁日みたい、な状況です。
私としてはむやみに買い食いしない様に子供に躾けたくてもこの環境では無理だととっくに諦めました。
ウチの息子の通ってる幼稚園は私立で、ソンクラではまあまあ評判の良い所。学費も公立の学校より少し高い事もあってまずまずの収入の有る家庭の子供が通っています。
つまり、子供の買い食い費用を渋るほどには家計は厳しくない、どちらかと言うとどんどん買ってあげる。元々タイ人は子供に甘いので当然の結果、肥満児が多いのです。
息子のクラスでも半分ぐらいの園児が肥満児。それも、既に30Kg以上は有りそうな子ばっかり。登下校時に見るとやっぱり親もそれなりに立派な体格。
それにどういう訳かタイ人は太ってる子供の方が可愛いと思う人が多いみたい。
太ってる方が美人と言う国もあれば、色白が美人って言う国も有りますからそれはそれで文化なんでしょうけどね。
子供のうちから糖尿病にでもなったら可愛そう。
ところで、ウチの息子がお気に入りの屋台にカノム トーキァゥ(東京と言いたい?)と言うのが有ります。
生地を薄く鉄板の上で焼いた物に好みでサンカヤーと言うタイ風カスタードクリームを乗せて巻いたり、ジャム、チョコレートシロップ、うずら玉子、ウィンナー等を何でも好みで具にします。
息子のお気に入りはうずらとウィンナー、それに味付き醤油とケチャップを少しかけて巻いたもの。朝食代わりには丁度いい感じ。
しかし・・・ある時他の子の注文するのを見てて目が点に。。。
その子は大きく伸ばしてもらった生地にジャムを塗ってもらってました、その上にウィンナー、さらにチョコレートシロップとカラースプリンクル(よくケーキの上にのってるカラフルな粒々)、屋台のおばちゃんはそれを手馴れた仕草で3角形に折って紙の容器に入れてました。
何と言う味覚。
こんな幼いうちから嗜好が違うのね、タイ人って。。。
ちなみにこのお菓子、どこら辺が東京かと言うと多分クレープから来てると思われます。
もちろんタイバージョンですが、昔日本でクレープが流行った時にタイ人がマネして作ったのでしょう。
日本でもクレープにテリヤキとか入れて独自の発想はしてますけど、おかず味とデザート系を混ぜたりはしてませんよね。
どうせならトムヤム味とかにすればフランス人もびっくり!だったりして。
と、言うよりクレープが原型だとは思わないか。。。。
管理人から
カノム・トーキィアウ、まさしく東京のお菓子、有り体に言えばクレープです。バンコクにはかなりあります。どう見ても本場おフランスではなく、日本のそれをアレンジしたものです。当然甘いもの好きのタイ人にかかると、異常なほどの具の甘さと量に圧倒されます。だいたい生クリームがいけません。日本の古いやつを思い出して下さい。べたべたで甘いやつ。今時日本で出したら、逆に懐かしがって売れるかも。。。が、ジャムとチョコレートにウィンナー?とはまたスゴいですね。こういうのって、遠くに行くほどいろんな意味でスゴくなってくものです。昔横浜でトップレスになっちゃうディスコがありましたが、某都市では全裸でした。その理由が、「東京じゃ当たり前だから」ってあなた、そんなのないって。。。