タイ文字とアルファベット

スーパーで買い物をするとタイでも日本のお菓子や日用雑貨を見かけますが、当然ロゴやなんかはタイの文字に変換されています。
それを何気なく読んでると「アタック」という洗剤がタイ語では「エテック」と書いてありました。それから気になって色々見てるとどうやら「A」はタイ語の「エ」の母音になってるのです。
もちろん他の外国製の商品も「A」が「エ」に。。。
英語の発音は「ア」と「エ」の中間みたいな音が有るのでどちらが正しいとも言えませんが、それが日本の物だとどうもしっくりこない。
もしやと思って子供の本を見たら・・「ドラエモン」はタイ語では「ドレーモン」になってました。

それ以外にもアルファベットをタイ語に変換する時は何かしら規則?があるみたいで単語の途中に有る「R」に黙字符号という発音しないという記号がついてます。
それにタイ語は元々語尾の「R」「L」に当たる文字を「N」の発音にかえてしまいます。それはアルファベットをそのままタイの文字に当てはめた時にも適応されるので「ショッピングモール」が「チョッピンモーン」になってしまったり。
まあ、日本のカタカナ英語もおかしいのでお互い様なのですが。。。

それが日本から来た物だとものすごく変。
タイ語は語尾を消したり伸ばしたり、濁音と清音の区別がつきにくかったりで、「いすず」が「イススー」に、「マツダ」が「マスダー」、「ナショナル」は「ネショネルー」、「三菱」にいたっては短縮されて「ミスー」(「つ」が言えない)なのです。

で、タイ人の名前をアルファベットに変換すると、「ア」に当たる文字はちゃんと「A」のまま。
日本人の名前もそのまま。
ただ、タイの文字は極端に短い短母音と普通に音を伸ばす長母音しか無いので日本人の名前を書く時は長母音の方を使います。何かマヌケな感じがしますけど。「まーこーさーん」と呼ばれるのです、慣れるまでは。

日本人の名前をアルファベットにして「A」を「エ」と変換されなくて良かったです。
私の名前はその規則で変換されると・・・関西人としてはちょっと・・・ねえ。

 管理人から
タイ語で英語を書くときの決まりってのがありまして、簡単に言うとそのアルファベットに対して決まったタイ文字を当てはめていくだけなのですが、このタイ文字というのがくせ者で、一番最後に来ると発音が変わるモノがあるのです。さらに、よく使われる言葉、たとえばセンターなどはセン・タウとしっかり字が振られていたりするので、一瞬何がなんだかわからなくなります。その辺の所を知らないで英語をしゃべろうものなら、、、「日本人は英語へたくそだよなあ」と言われるのです。ワールドをウォットと呼ぶ人たちにそんなこと言われたくないわ〜。。。ちなみに、タイ人の英語については<タイ人学>でも書いてますのでご覧ください。