第五回
先に書いたいろいろな要因は場所というか国を変えればどこでも通用する要因でもあります。ただ、ここで重要なのは「経済格差」という要因。
そう、アジアの国々と日本では経済規模が違い所得の格差が厳然としてあります。観光で訪タイしすべてに「安い、安い!」を連発し、そう感じている皆さんは多い事でしょう。ちょっと金持ちになった気分。
恋愛というのは男と女が居ればどこの国にでも自然的に発生するものです。
お金が絡むという状態は「普通」の恋愛であればそんなに表面には出てこない。
同じぐらいの年齢同士であれば現役バリバリの恋もあるし、壮年、老年になってからの恋愛もあるでしょう。こういう普通の恋愛にはお金というのは基本的に介在しないものです。最近はちょっと怪しくなってますが・・・。
タイなどで嵌る中年・壮年の例を見ると圧倒的に年の差がある場合が多い。
年齢差が20歳も30歳も離れた相手が多いように思える。タニヤやスクムビットあたりとか観光ホテルの周りを見て見ればそういうカップルをすぐに探し出す事が出来ます。
この経済格差というのはなかなか男性側(女性の場合も当然ある)からすると非常に心強い環境です。日本の1万円はタイでは4倍以上の使いでがあると言う状況を意味します。簡単に言い換えればすべての経費が4分の一になると言う事です。
従ってタイに若い恋人(言い換えれば愛人)を持つという状況に陥った時にこの経済格差というのはとても心強いファクターとなりえます。
お手当という支出にしても中年・壮年層にすればある程度融通すればここタイでは捻出出来る金額ではないでしょうか。また、お決まりの高額商品(マンションなど)を買い与える状況になっても日本とは比較にならない程お手軽に買えます。それも全て経済格差というマジックです。
開放感、青春の再来にもう一つ経済格差という金銭的な部分で強力なアドバンテージを持てる状況が加わります。タイの女性は金銭的に安定的な生活を得たいという環境を「若さという武器」で得ようと努力します。一方、男性は大きな年齢差を経済力(経済格差を利用して)で補おうとする。
ここに、見事な利益一致が形成されるのでした。