マッピーの結婚式 〜その7〜
日本風披露宴
マッピーがお色直しで控え室に戻っている時間、管理人は解き放たれたかのようにご挨拶回り。予定では30分ほどかかると言うことだったので、20分ほどみんなと歓談。時間が来たらGOLちゃんの台本通り「新郎がそわそわし始めました」の準備をすることになっていまして、案の定GOLちゃんから「まおさん、そろそろそわそわし始めてください」と言われ、壇上の席に戻る。目の前には本来中華のフルコースがあるはずなのに、あるのはフカヒレスープと北京ダックだけ。なんか寂しいなあと思いつつそれを食べていたら、しっかりと例のせりふがアナウンスされてそのまま退場。
控え室まで戻りマッピーの着付けの状況を確認。うーん、まだ時間かかるな、これは。と言うのも、この日着付けをしてくれたのは管理人の友達達。しかもこの日のために練習してくれたという代物。いい友達を持ったもんだ、全く。予定していた時間は30分ほどだったのですが、30分経ってもまだ帯で悪戦苦闘中。仕方ないっす。で、そこでのんびりしてた管理人でした。で、ちょっと予定よりも遅れて会場に戻ることに。ちなみに管理人は着替えに30秒。タイのスーツですからね、ホント簡単。
(先導もなく道に迷いながらの入場シーン)
会場に戻って再度入場。ここではマッピーのリクエストで倉木麻衣のSTAY BY MY SIDEがかかる。相変わらず段取りがよくってなかなか音楽が鳴らない。やっと鳴り始めた音楽に、すでにじれていた我々はスタスタと入場開始。当然先導なし。が、今回は全テーブル廻ると言うことだったので、どっちに行っていいやらさえよく分からない。おかげでタイ人サイドの方はかなり早足になってしまいました。日本人サイドの方はみんなから「もっとゆっくり歩け」と言われてスピードダウン。各地から「七五三みたい〜」という声が。そう、まったく七五三の子を連れて歩いているようにしか見えないマッピーでした。何とか一周終わって着席。ここからが日本風披露宴の始まり。
(EDDY氏30キロの息子を抱きながらの挨拶)
まずは新郎の友達、ゴルフの師匠でもあるT氏からの挨拶。実はこの方、これまでほとんど結婚式なぞ出たことがなかったそうで、当然挨拶などしたこともない。やる前から「短いヨ〜、すぐ終わるヨ〜」と言っていたのだが、いざ始まってみるとびっくり。なんとタイ人側に向かってタイ語で話を始めた。これには感動。そして日本人に対してはもちろん日本語で。「まおはゴルフと一緒でどこまで飛んでいくか分からないのでちゃんと見ていてあげて」というような話でまとまった。いやあ、お恥ずかしい限りです、ハイ。それから今回の衣装関係、その他の面倒を見て頂いた日系美容院EDDYの社長から乾杯の挨拶。なんと子連れで壇上へ。その子供というのがこれまたエラく成長の早い子で、3歳で30キロ。。。「だっこするのも大変です。」と言いながら乾杯の音頭を取ってくれました。どうもありがとやんした。で、また各テーブルにご挨拶回り。いったいこの式の中で我々新郎新婦は何分席に座っていたのだろう。。。
(YASさん歌間違えて照れ笑い)
挨拶回りが終わり、余興タイム。<月下独酌>でおなじみのYASさんが友人のナミさんのギターで長渕剛の「しあわせになろうよ」を歌うことに。が、この二人いつまで経っても曲が始まらない。ただの漫才のようだ。。。YASさんはハープを吹くはずだったのに、入り間違えて沈没。ま、そんなことはどうでもいいんです。感動的でしたよ、しっかりと。どうもありがとうございました。
そして一応メインイベントであるマッピーからお父さんへの手紙のお時間。ところがこの前の余興タイムあたりから、タイ人がゾロゾロ帰り出す。そう、もう全部食事がで終わったから、なのです。はっきり言ってタイ人は飲み食いに来ていると言っても過言ではありません。そして披露宴で何があるかなんて考えてもいません。だって、普通何もありませんから。結局そんな感動的なシーンがあるとも知らず、半分以上のタイ人はこの時間にはもういませんでした。もちろん日本人は用事のある人以外全員残ってましたが。
(手紙を読んで感極まるマッピー)
で、新郎新婦の両親が壇上に上がりマッピーが手紙を読むことに。すでにマッピーは原稿を読む前から感極まって泣いていて、舞台はクライマックスへ。目標はお父さんを泣かすこと、だったのですが、本人、お母さん、そして家族は泣きました。タイ語の分からない日本人さえ泣きました。が、お父さんは、、、照れ笑い。わかりますよ〜、その気持ちは。これだけの人の前でなかなか泣けないものです。が、出来たらアイフルのコマーシャルばりに泣いて欲しかったなあ。。。ちなみにこのお父さんへの手紙だけが、今回ホントにやりたかったイベントでして、後は何やる〜?と考えた結果のものでした。評判は、タイでも上々ってことで。それからマッピーのお父さんからの挨拶。これがまた淡泊、って言うか、すでに結構感極まっているのか言葉数も少なかったですね。元々多くないけど。
最後をしめるのが管理人の挨拶。で、ここで一大事発生。実は準備しておいた原稿、タイ語と日本語のものがあったんですが、なぜかそこには日本語のものだけしか置いてない。日本語なぞなくても読めるワイ〜、タイ語はどこじゃ〜と思ったものの、その場の雰囲気的に言い出せるはずもなく、まずは日本語でご挨拶。ところが、、、その原稿を見てしまったためにかみました、ハイ、マシンガントークが泣きます、これじゃ。思った通り適当にしゃべればよかったのですよね、ホントは。で、問題のタイ語版。なるようになれ〜と思いながらタイ人の方を向き、「サワディークラップ〜」とスタート。後は何を言ったのやら。が、終わった後マッピーに聞いたところ「全然問題なし」と言うことでした。おー、本番に強い男だ。とほっとしておしまい。
そして日本風披露宴も無事終了。ゆっくりと会場を後にする新郎新婦。と思ったらやっぱり外では撮影会。実はこの後このまま同じ場所で2次会の予定。あまり時間のない我々としてはつらいところだ他のですが、ここで写真を撮らないとタイ人が引き下がらない雰囲気だったので、みんなで撮影会。おそらくこの方々にとっては着物を着た人と写真を撮ったことなんかないですからね、いい思い出になってくれるといいなと思いながらの撮影会でした。
ホントはこれで終わるはずですが、2次会編につづくのでした。。。