マッピーの結婚式 〜その4〜

 結婚にまつわるイベント

 結婚にまつわるイベントと言われてもピンと来ないかもしれませんが、結婚するにあたってしなければならないこと、と考えていただければ簡単だと思います。
 通常タイでは結婚式を挙げたら結婚したことになります。つまり籍を入れる入れないというのは二の次な傾向があるのです。実際に籍を入れていない夫婦がいったい何割いると言ったかな。とにかく結構な数なのです。で、日本的には「婚約、結納、結婚式、披露宴…」などありますが、管理人がやった(やらされた?)のは主なもので「ベッドメーキングの儀式、婚約式、結婚式、パーティ、3日後の里帰り」でした。なんか不思議な書き方をしてますが、これは我々も勘違いをしていたことで、日本で言う結婚式を婚約式、披露宴を結婚式、2次会をパーティーと呼ぶらしいんですよね、ここでは。これがマッピーだけがそういうのか、それともタイではそういう風に呼ぶのか、それは未だに分かってません…。ですので、ここでは日本式に話を進めていきます。

 「ベッドメーキングの儀式」
 結婚式の約一週間前にやるそうです。朝一番に家の親戚のおじさんおばさんが家にやってきて、それから彼女のお母さんが妹と一緒にやってきて、9時まで待って始まった。何の意味があるかは定かではないが、おそらく新婚のベッドメーキングなのだから子作りに関連しているのだろう。で、言われた時間にベッドのシーツをつけなおした。そしてその上にソム(ミカンの一種)をおいて、それからみんなにお祝いの言葉をかけてもらう。最後に皆さんにお礼を配って(4が縁起がいい数字なので最後に4が入るようにしろと言われた)おしまい。かなり略式らしい。ホントにやるとかなり大がかりになるらしく、それはさすがに、、、と向こうも思ったらしく簡単になった。ちなみにココできてもらう親戚はかならず「家庭を持っている、仕事を持っている、社会的に地位がある」など、いわゆる仲人みたいな条件がいるそうです。

 「結婚式」
 まあ、読んで字のごとくというやつです。次回詳しく語りますのでそちらを参照ください。結婚式で大事なのは、、、中華系の場合一にも二にも「占いによる日取りと時間」だそうです…。

 「披露宴」
 普通タイの披露宴というとこれはもう笑えるくらいグタグタ。何もしない…。これはバンコクあたりのホテルでやるケースでお話ししますが(地方でやるとまた全然違ってきます。そちらはMACKYさんの結婚式でご覧ください)、だいたい夕方6時過ぎに開場。で何をするかというと会場の前にあるセットの前で新郎新婦と記念写真。来る人来る人とひたすら写真。だいたい日本と違って招待客が勝手に友達や親戚を招待して一緒にやってくるので、それはもうすごい人数。200人くらいは当たり前で、3〜400にんにもなります。これらの人が時間無視してダラダラとやってきて写真を撮るので、新郎新婦が入場するのはだいたい8時過ぎ。早く来ると待たされる待たされる…。しかも、入場すると簡単なスピーチがあって乾杯。これにケーキ入刀があって、あれおしまい?って感じです。それから親戚によるカラオケが始まり、その間に挨拶に回るという感じ。これって楽しい???なんて思っちゃいけません。写真を撮ることと、食事をすることが目的なのです、ほぼ。。。まあ、日本でもあまり楽しい披露宴って見たことないですけどね。なわけで、これを管理人の結婚式でやりますと、普通の日本人にとってはかなり興ざめなわけで、ましてやわざわざ日本から来てくれた人に対して失礼かと思い、司会のGOLちゃん達といろいろと作戦を立てたわけです。ようはタイ中華風と日本風を混ぜてアレンジしてしまおうと。が、タイ人には訳分からなかったようで内情は大混乱でした。詳しい模様は次回。

 「2次会」
 まあ、もうこれは管理人の趣味でやっただけのただの飲み会みたいなものです。いわゆる無礼講な飲み会ってやつです。これもタイでやるとただ飲むだけ、、、あ、カラオケが付くかな。ホントどこに行ってもカラオケばっかりだね、ここは。昔の日本の飲み方が嫌いな人はちょっと付き合いにくいかも。。。

 「里帰り」
 結婚式を一日目として三日目の昼間に奥さんのうちに訪問しなくてはいけないそうです。これをしないと奥さんはもう実家に帰ってはいけなくなると言うことです。で、これにも決まりがあって、まずは一度奥さんの家に行って、そこで挨拶した後に家を出ます。それからどこかで服を着替えて家に戻ります。たしか本来は住んでいる家に戻ってやるはずなのですが、家が遠かったりすると大変なので、その辺で着替えてもいいって言ってましたが…。で、これを全部すませて自分の家に日が暮れるまでに帰るのがルールだそうです。でもこれって実家と家が遠かったり、北国で日が暮れるのが早かったらシャレにならんルールですよね。