中国正月 PART3
三日目は「ワン トュー」と言う信じる日。いわゆるお正月です。
この日は中国人にとって幸運が家に入ってくるので吉日になります。よってこの日には掃除や洗濯などの家事をしません。なぜかというと、入ってくる幸運を洗い流してしまうと言ったことを信じられているからです。ただし皿洗いや食卓を服などの軽い掃除は出来ます。また、この日に髪を洗ったりすることや悪い言葉を言ったりすることなどをしないようにします。
中国人にとっては、赤などの派手な色が縁起のいい色とされていてるので、中国正月の時に一番よく見かけられる色も赤です。着ている服だけでなく家でも飾り物と看板に赤が入ってます。特に中華街に行くと各家で赤で飾られたものをたくさん見られます。しかも爆竹をつけたりするのを見られるかもしれません。
この日の朝には一番最初の中国正月の挨拶言葉を必ず言います。それは
「新正如意新年發財」
で読み方は
「シン・チア・ユー・イー・シン・ニー・フアット・シャイ」
です。子供達は両親と親戚にこの言葉を言うとお年玉をもらえます。
この日はみんなが親戚や知り合いの家に訪問します。そこでミカンを交換する習慣があります。それは訪問するとき自宅で祀ったミカンをあげて相手が祀ったミカンをもらうことです。幸運をお互いにあげることだと信じられています。
中国系の人たちは、この日から2〜3日位休みを取って親戚に会いに行ったり、旅行しに行ったりします。休みの期間は人それぞれの都合によります。
2〜3年前から私は中国正月がくるのをあまり楽しみにしないようになってきました。なぜかというと私はもう就職しているからお年玉をもらえないことになっているからです。逆に両親にお年玉をあげなくてはいけません。
それにしても中国正月は、昔から続けてきた習慣で家族関係がもっとよくなるようないろんな活動があるし、おもしろい行事もいっぱいあるから、私は中国正月のことがもっと好きでずっとこのまま続けていきたいと思います。
管理人から
日本人にとってあまりなじみのない中国正月も、今回のマッピーのコラムを読めばだいたいわかってもらえるのではないでしょうか。私自身、来年このコラムを見てから中国正月に挑もうと思っています。何にも知らないでってのはちょっと気まずいですからねえ…。