お酒のCMの制限
最近、テレビやメディアではビールやアルコール飲料のCMをなかなか見かけないと気付いた人が、けっこういると思います。
でも、疑うことがありません。それは政府の規制に従ってアルコール飲料のCMが昼間に流れることができなくなることになったからです。
下記はその制限の内容です。
1 5%以上のアルコール飲料のTVCMは午後10時より午前5時の間しか流れることができないこと。
2 CMの内容はプロダクト自体じゃなく、全体的なイメージをフォーカスすること。
3 警告はTVCMの下に絶対欠かせないもの。そして、ラジオのCMには少なくとも3秒間の聞き取れるような警告が含まれなければならないこと。
4 女優、俳優、歌手またはスポーツ選手はアルコール飲料のCMのプレセンターとしてやってはいけないこと。
5 テレビ、ラジオ、戸外のCMにはラッキードローやおまけの告知が認められないこと。
6 番組のスポンサーとしては23時以降のゲームショーなどの番組ならば許せるが、ラッキードローは出しちゃ駄目だということ。
7 スポンサーバナーは必ず警告を含まなければならないこと。そして、その警告は暗い色の上に白い文字でせめてバナーのスペースの5分の1にかぶせなければならないこと。
以上、これらの制限は2003年10月1日より有効になります。
ところで、個人的にはこんな規制を出してお酒を飲む人が少なくなるなんて思わないけれど、昼間にお酒を飲んではいけないという規制を出さないように祈っています。
管理人から
日本ではタバコのCMがダメになるという話を聞きましたが、タイではお酒のCMの規制が始まりました。この手の業界で経費のかなりの部分を占める「広告費」が少なくなった時、果たして利益は増えるのでしょうか?新製品はともかくこれまでの既存品の中で勝負した場合、現在のシェアや認知度がモノをいうような気がするのですが。。。ここ数年、ますます規制の激しくなるタイ、これから先どうなるのか、ちょっと不安です…。