「月祭り」
中国人の習慣によると季節は4つに分けられています。それは春、夏、秋、と冬です。各季節には家族の幸運、幸福などの吉祥の為に霊験あらたかな物や神などをお供えをして奉る様々な行事があります。例えば、春の時には中国人は太陽にお供えをして奉ります。そして、秋の時には月にお供えをして奉ります。
よって、月祭りの秋節日があるようになりました。
この日は中国語で「トンシュジョイ」と言ってタイ語で「ワンワイプラジャン」と言います。
この日は 毎年、8月の陰暦白分の第15日となり、中国人達が月にお供えをして奉ります。ついでに、秋中の満月の日の為、観音女神と母や祖母などの尊敬する女性を奉ると一般に見なされています。
お供え物は月祭りの饅頭、果物などの精進料理です。なぜ精進料理じゃなくてはいけないかというと観音女神は戒律を守って精進料理を食べるので生臭物が禁止です。また、観音女神は美しさの神様として信じられているのである人たちは服飾品や化粧品などの女性がつかうモノをお供えをして奉ったりします。それから、それらの物を使ったらきっときれいになると信じてられています。
管理人から
これはおそらく日本的には「月見」ですね。管理人がへぇ〜と思ったのは、春は太陽にお供えして、秋は月にお供えするという点です。十五夜には日本人もお供えしますが、春って何かしましたっけ?
で、これが女性につながっていたというのもさらに驚き。月=女性というイメージはありますが、ここまでつながっているとは思いませんでした。
ちなみにこのとき食べるまんじゅうが「月餅」だそうです。