「トラックのシール」
このごろ、タイで一番ホットな話題はあるタイ人のお金持ちとある警察の賄賂ということです。このお金持ちがこれまで警察にあげたお金などの賄賂のことを全部ばらすと言い張りました。最後にどうなるか分かりませんが、今回は違う賄賂について書きたいと思います。
知っていますか?トラックのシールの賄賂と言うものがあります。
このものをよく知っているのは運送会社の人達です。道で走っている6輪車や10輪車などのトラックは警察より搾取(お金を取られること)されない為にトラックの窓の前にトラックのシールが貼られています。
このシールをもらうのに運送営業者が定期的に警察にお金を払わなければなりません。このシールは運送境界の中に警察がよってこないという「パス カード」として知られています。各運送営業によりシールのデサインが異なります。
現在では、何百個ものデサインがあるらしいです。
そして、警察もそれを全部覚えなくてはなりません。
現在、運送営業はほとんどこういうシールを使うようになったため、警察達の小遣いも少しずつ少なくなってきたらしいです。ですので、警察の検問では警察がトラックの違反なモノをチェックしたいわけではなく、ただ、搾取できそうなことを探しています。
まず、シールが貼ってあるかどうか確認します。シールが有ったら、そのまま行かせます。でももし、なかったら、そこにある反則を探します。例えば、重いモノを積載しすぎること、モノをカバーするキャンパスがないこと、石や砂が道路で散らかっていたこと等です。
その時、50バーツでも100バーツでももらえたら気が済むと言うことです。
つまり、このトラックのシールは検問でのチェックを早く終わらす道具となるとも言えます。
とにかく、現在シールの貼っていないトラック達が代わりにタクシン首相のシールを貼った方が警察が寄ってこないかもしれませんね。
この作戦はいかがですかね。。。。!?
管理人から
え〜、イマイチなんだかわからないかもしれませんが、つまりタイでは定期的に警察に営業許可のようなシールをもらいに行って(つまり賄賂を払って)からでないとすぐ捕まって罰金を取られる(つまり賄賂を取られる)わけです。二つの違いは時間がかかることと、会社が払うか個人が払うかと言うことです。にしても、どっちに転んでもなぜ警察がそんなヤクザみたいなまねをするのか?と言う風に思うには日本人だからでしょうか?だいたい登録する会社ごとにシールが違う段階でおかしいわけです。警察ではなくほかの省庁がシールを統一して発行していなければイケナイはずなんですが、いかんせんこの国では、警察官僚が一番官僚の中で強いかもしれませんから、難しいことでしょうね。(タクシン首相自体が警察官僚上がりですから…)