バイクタクシー
バイクと言えばバンコクの人たちにとってはBTS以外の最も速い移動手段で
す。
今、バンコクの渋滞はどんどんひどくなっています。車は赤信号で止まって全然動かないことも多くなってます。
そんな時急いでいる人はバイクに乗ってひどい渋滞から逃げていきます。
バイクは細い道や狭い場所でも抜けていけるのでとても便利な乗り物です。
よってバイクはそのままいいビジネスになりました。
それはバイクタクシーです。
最初の頃、バイクタクシーは裏通りや広いVillegeなどを走っていましたが、それからバンコク市内のいろんなところを走るようになってきました。
つまり最初の頃はすぐそこまで行くモノだったのですが、最近はどこにでも行くようになったのです。
バイクタクシーのサービスは乗客を送迎することだけではなく頼まれごとやお使いなどもあります。
たとえば、メッセンジャー(配達人)みたいに書類やモノを運んだり、花もラブレターも渡してくれます。
それに請求したり借金を取り立てたりすることもあるそうです。
ご飯を買いに行ってくれたりもします。
ところで私が日本に留学したとき、通学するために朝、家から駅まで歩いてい
くのに20分もかかっていました。
寝坊して家から出るのが遅かった日には走っていかなければ遅れてしまうので、そんな時、私はこのバイクタクシーのことが恋しかったです。
もし、日本でもバイクタクシーが走っていればとても助かるのになあと日本人の友達に話したことがあります。
でも友達は日本の法律によって乗客の安全が一番大切なので、バイクは速くて便利だけど事故があったら命に関わるのでバイクタクシーはとてもリスクのあるビジネスになってしまうだろうと言ってました。
そういえばタイのバイクタクシーもまだまだ安全ではありません。
バイクタクシーのドライバーは、みんなヘルメットをかぶっていないし、乗客もヘルメットをかぶらなくてもいいし、それに裏通りなのであまり車が走ってないだろうと思ってスピードを出すケースも少なくないです。
乗客料金については、裏通りだったら10バーツからスタートして30バーツくらいまでになります。
それ以外は距離や時間帯、天気によって料金が違います。
もちろんトゥクトゥクみたいに料金は交渉制です。
時々バイクタクシーの料金が
トゥクトゥクよりも高いと思うこともありますが、こんな渋滞の中にもし、より速く行き先に行けるのならばもう少し高くても別にいいと思ってる人がたくさんいるので料金は安くなりません。
まあ、時間を買うみたいなものです。
バイクタクシーに乗ったことがなくてこれから乗ってみたい人はいろんな場所でバイクタクシーを見かけることが出来ます。
そして時間がなくて焦っているときはバイクタクシーの運ちゃんに速く運転するように言えばOKです。
タイ語では「チュアイ カップ レウ レウ ノイ カ(カップ)」です。
ただしそれを言ったらバイクから落ちないようにちゃんとつかまってください。
スゴイ勢いで走っていくので気をつけないと大変なことになりますよ。
管理人から
バイクタクシーのメリットについてはマッピーが紹介してくれている通りです。ここでデメリットの紹介を。まず非常に危険です。バイクが入れる隙間があればどんどん突っ込んでいきますし、まるでレーサーまがいな運転するモノもいます。(これに対してタイ人女性はバイクの後ろに横乗りするという曲芸まがいな乗り方をするので心配)よく足がぶつかってケガしたり、事故ったりします。他にもバンコクの排気ガスをもろに吸わなくてはいけなかったり、雨が降ってきたりと大変です。しかし、そんなリスクを背負っても時間に間に合わせたいのが日本人だったりします。そしてそんな思いまでして到着するとタイ人から「渋滞だから遅れるね」と一言言われてガ〜ンと衝撃を受けるのも日本人だったりするのです…。