刑務所ワールドカップ2002
今どこへ行っても一番人気のある話題はワールドカップのことに違いないと思います。今回のワールドカップももうそろそろ終わりの近づいてきました。そこで逆転(#番狂わせ?)が意外に多すぎて失望させられた人が少なくないでしょう。
ところで、タイのバンコクの人々にはもう一つのワールドカップがありました。実はクロンプレム刑務所(外国人刑務所)、別名「バンコクヒルトン(外国人収容者からの呼び名)で、6月13日に第一回刑務所ワールドカップと言う、外国人収容者によるサッカーの開会式が行われました。いろんな国の囚人は7人組のサッカーチームを作って全8チームの参加がありました。日本、ナイジェリア、イギリス、イタリア、アメリカ、ドイツ、フランス、そしてタイの8チームです。
開幕戦は日本VSナイジェリアで結果は1対6でナイジェリアの勝ちでした。開会式にはナイジェリア、イギリス、メキシコ、オーストラリアの領事館や外務省のえらい人たちと共に、たくさんのタイマスコミと外国マスコミが参加していました。もちろん参加する人々の安全対策に対して、何人もの看守が現場の周りに立って堅く警備していました。
この刑務所ワールドカップは6月13日から18日までやっていました。18日は決勝戦が終わったあと、閉会式が行われて、今大会は無事に楽しく終わりました。決勝戦はフランスとナイジェリアでした。結果はフランスのPK勝ちでした。これで日韓ワールドカップの予選で落ちたフランスの対面を多かれ少なかれ保つことが出来たと私は思ってます。
管理人から
これは開催前からかなり話題に上っていたので、知ってる方も多いかと思います。日本チームはたしか3人だけ日本人で、タイなどから人を借りたようです。優勝候補はナイジェリアで、これはナイジェリア人の服役者が多いことが原因です。優勝したフランスもナイジェリアから人を借りていたはず。
こういうモノを取材して、さらにマスコミが放送するというのだからスゴい国です。うちの国では絶対にあり得ないイベントだとも言えます。
開会式にいろんな国の関係者が来ていたようですが、相変わらず日本の関係者はこういうモノには参加してませんねえ。でもそれにもまして、何でメキシコやオーストラリアという参加してない国の関係者が来てたのかはよく分かりません。
日韓ワールドカップ、ホントタイでは異常に盛り上がりました。今度のドイツ大会も間違いなく盛り上がることでしょう。もし日本が本戦に出れなかったら、タイの方が日本以上に盛り上がるのは、まず間違いないことだと思います。
だって金賭けてるもん…。