ダライラマと平和 その2

 当日ダライラマの予定はそのミーティングで終わるわけではなく、その次また説法しに行かなければなりませんでした。

 その説法はオークランドにある競馬場で行われました。不思議なことにいろんな国の外国人は仏教の説法に興味を持っていて、何万人も説法を聞きに来たみたいです。

 説法中にはミーティングの時とは違ってダライラマが真剣にではなく、穏やかに説法していました。説法の内容は、ダライラマによると人が問題のあるときや困ったとき、他人のせいばかりにします。たとえほとんどの問題の原因の半分が本人にあるとしても…。ですから、その人達は自分の欠陥がなであるかよく反省するべきです。そうすると全体の問題がよく見えてきて、その問題を近く見ないでもうちょっと離れてからその問題を遠くから見ましょう。そうすると全体の問題がよく見えてきてその問題の原因を簡単に見つけることができると言うことです。

 説法の間には人が立ったり笑ったりしてました。説法後、番組のMCはある家族の気持ちを聞きました。その家族のお母さんと娘さんは涙に濡れた顔で説法を聞いて心の平和を得ました。そしてもしみんなが他人のことを勝手に判断しなかったら、世界の平和が必ずやってくると言うことでした。もう一人の若い男の人は意外な問題解決方法が分かったと言いました。

 私はその番組を見て良かったと思ってます。そしてもしみんなが心の平和を得たいならば、今言った問題解決方法を使ってみたらどうでしょう。


 管理人から

 西洋人の感覚と東洋人の感覚の違いが出ている話です。我々が聞いたらどこか
の道徳の事業で話に聞いたような話が、西洋人には意外な話になるとは、そっち
の方が驚きです。この辺の考え方の根本が似ているんでしょうね、たぶん。