屋台料理
実は高級レストランよりおいしい「庶民の台所」
タイ人はあまり料理を自分でしないって知っていますか?アパートを借りてはじめに思うのが、台所がないってことです(もちろんちゃんとした家や、高級コンドミニアムには付いています)。じゃあ、食事はどうするかって言うと、外食か、お持ち帰りして部屋で食べるわけです。実際に、自分で作るよりも外で食べた方が安くておいしいし、片づけも楽だし、そしてタイの屋台は市場同様24時間どこかで必ずやっているので、サバーイ(快適)でサドアック(便利)なのです。
実は私はそんなにタイ料理が好きではないです。どっちかと言えば嫌いな方。我が家は香りモノと辛いモノはダメな家計なので、タイ料理などはもってのほかでした。近頃さすがに食べられるようになってきましたが、いまだパクチーはダメです。そんな私でも、おいしいと思うのが、そこら辺の屋台なのです。はっきり言ってタイではちゃんとした門構えのレストランよりも屋台の方がうまいです。日本から来た友達などがタイ料理を食べたいと言ったら、まず屋台に連れて行きます。もちろん食べたいと言えばどこでも行きますけどね。観光客用にアレンジされてないので、苦手な人は苦手ですが…。
最近は日本のTVでもタイのことを扱う番組が多いですが、その中でも屋台のことはよく出てくるようです(タイにいて日本のタイの番組見てるってかなり笑えますが…)。ちょっとゲテモノ系が多いですよね。番組的にはおもしろいかもしれないですが、ちょっと説明しづらいですね。
屋台の裏側は見ない方が無難
安くておいしくいつでもやってる、とまるでいいこと尽くめな屋台ですが、やはり気になるのが衛生面。正直言って気持ちの持ち方だけで変わってくるのですが、さすがにそうとばかりは言えないモノがあります。変な話ですが、私はこれまで世界中80カ国は行ったことありますが、いまだ本格的にやられたのはミヤンマーの油カレー(私が勝手にそう呼んでる、具が「油」かカレー)だけです。もちろん、やばそうなモノは飲まないし食べないですが、それでも結構頑張ってると思います。特に水関係はほぼ問題なしでした。その辺の水飲んじゃいますが、大丈夫でした…、今までは。不思議に思うかもしれないですが、今日本に帰って日本の水飲むと、少しおなかの調子が悪くなります。ホント少しなのですが。腸内菌が軟水用になってしまったようです。日本の水、たしかにおいしいですが、大陸の水とは質が違います。おかげで日本人がタイに来て水や氷でやられるわけですが、逆もあると言うことです。話はそれましたが、日本人はちょっとそういった雑菌に弱すぎますよね。滅菌、抗菌、そんなんじゃいざって言う時大丈夫なのでしょうか?
さて、屋台での衛生のポイントはまず出てきた食器をティッシュでよく拭くことです。これは屋台に限らず普通の食堂でもみんなやってます。タイ人自体も信じてないようです。そして、あまり氷の入ったモノは飲まないこと、火の通ってないカニに気をつけることなどです。カニと言っても大きいものではなく、沢ガニはソムタムに使われ、中に虫がいることが多いからですが、これであたるとかなりつらいようです。
そして、最初に書いた「気持ち」の問題ですが、せっかくの「自分は大丈夫」という気持ちを萎えさせることがあります。それは、屋台の裏側です。使った食器を洗ったりしてるまさに現場を見ると、衛生面だけでなく、味にまで不安が起きます。そう、何事も舞台裏は見てはいけないのです。
おいしい屋台などの情報については、「タイ料理」のコンテンツでご紹介しています。屋台はタイ中の郷土料理も食べられ、タイを味わうのに最適です。ただ、決して無理しないように。
(24/1/02)