チップ
チップは「適度」に払いましょう
タイはチップの習慣のある国です。と言っても元々あったものではなく、欧米から入ってきたものだと思います。と言うのも、タイ語でもチップは「ティプ」ですから。
チップは気持ちですので良いサービスを受けた場合はチップを払いましょう。もちろん、サービスが悪いなと感じた場合は払う必要はないです。よくたいしたサービスもしてないのに、「チップ、チップ」と言われますが、払う払わないはこちらが決めることです。
日本にはチップの習慣がないため、ほとんどの日本人はいくら払えばいいか分からないと思います。およその目安を考えてみましたので、参考にしてください。
レストラン
おつりの端数程度。ほとんどのレストランは10%のサージス料がチャージされているので、おつりのコイン程度でいいと思います。
食堂・屋台
普通の食堂や、屋台では、おつりはそのままもらった方がいいでしょう。ここでチップを払うと何のために安いものを食べてるか分からなくなります…。
タクシー
基本的にメーター通りですが、おつりの関係から、5B単位になることが多いです。41Bだと40Bですみ、43Bだと45B取られる感じでしょうか。払いたくなかったら常に小銭は用意しておきましょう。
トゥクトゥク
必要ないです。
タイマッサージ店
50B〜100B程度。きもちよくない場合やサービスが悪い場合はあげる必要ないです。
ホテル
ルームクリーニングや、荷物を運んでもらったり、何かしてもらったときに20B〜100B。
商品の購入
必要ないです。
トイレ
時と場合です。ディスコのトイレなどにはボーイがいて勝手に肩をもんだり、おしぼりを渡してくる場合がありますが、サービスを受けた場合は10B〜20Bくらい渡しましょう。(これを無視するのは結構大変です)もちろん普通のトイレでは必要ありません。
このほかにもチップを渡すシチュエーションは数多くありますが、チップはあくまでも「お礼」です。自分がよいサービスを受けたと思ったら、たくさん払ってもかまいません。そうすることによって次回からサービスが上がると言うこともあります。いいお客さんになることも、いいサービスを受けるために大切な要素です。
チップをさりげなく「適度」に渡せるようになったら、スマートな日本人と感心されるようになること請け合いです。少なすぎず、多すぎず、相手に失礼のないようにチップを払える人間になりたいモノです。
(02/01/17)
さて、この他にもチップの管理人好みのチップの使い方を紹介。
なかなかこういうことをする方はいませんが、「先にチップを払う」と言うやり方です。先に「このお客さんにはサービスしたらいいことがある」と思わせておくと、「この人ホントにチップくれるかな」と思われるよりも絶対に良いサービスになります。もちろん「良いサービスだったらチップあげるよ」と言うやり方もありますが、ディスコなどに行った時など、間違いなく優先的サービスを受けられます。ちなみにこのときのチップはたいした金額ではないですが、あまり安いと馬鹿にされます。。。目安は100バーツ単位です。また、次にもう一回来ようという時などは、しっかりチップを払うべきです。彼はこういうことをしっかり覚えてます。良いお客さんは良いサービスを受けられるのです。こうすると良い席やおまけなどをくれるようなったり、良い情報をくれるようになります。
この他、管理人はカラオケ屋などで閉店時間を超えて飲んでいる場合などには、横にいる女の子ではなく、ボーイさんやウエイトレス、キャッシャーなどにチップをあげます。残業したから残業代がもらえるわけではないですから、早く帰りたいのが本音の彼ら。ここで仲良くしておくと、のちのち非常に役立ちます。女の子はすぐ店を変わりますが、彼らはあまり変わりませんからね。おかげで管理人はタニヤなどのボーイやキャッシャーにはもてます…。
とかく日本人はチップに関する感覚がないため、日本人ガイドなどは結構苦労しています。タイ人ガイドなら払えるチップが日本人ガイドには払えない(同じ日本人として)人も多くいます。ちょっとした心遣い(チップ)だけで、彼らのサービスは格段に向上すると思うのですが、いかがなものでしょうか?
また、基本的にウェイトレスやマッサージ師などのサービス業はチップで生活していることが多いです。どうやってその給料で生活しているの?と言えば、このチップで日々生活をしのいでいるのですから。別に同情してあげる必要はないと思いますが、その辺を少しぐらいはくんであげても良いかなと管理人は思っております。(もちろんつけあがらせるのは良くないですが…)
(03/10/25)