市場で買い物
値切りの基本は??
たいていの日本人は、買い物が上手ではありません。買い物の雰囲気は好きなのですが、実際に安くなっていないものでも、少し値切ったことを喜んでるケースが多いです。我々にとって物の本当の価値を知るのは容易なことではないです。テレビでやってる「お宝鑑定団」が人気があるのも、みんなその価値が分かってないからです。買いたい人がいて、売りたい人がいる。ここに商売の原点があるのですが、普段見ないものの価値というのはなかなか分からないものです。
タイを始めとしてアジアの市場では定価というモノがほとんどありません。おかげで店でほしいモノを見つけると、いくらか聞かなくてはいけません。ほしいと思うほど、高いお金を払ってもいいと思うわけで、その辺の買いたい気持ちを売り手側は察知して、料金を提示してきます。私は基本的にモノは安く買えればいいと思ってるわけではないです。買った本人が納得する値段(買いたい、買ってもいいと思った値段)であれば、それはいい買い物だったと思ってます。
しかし、そうは言われてもやはり安い買い物をしたいと誰もが思ってます。そこで値切るための基本を身につけましょう。値切るために必要なこと、それは情報です。日本にいると定価、もしくは特価でものを買うわけですが、スーパーに行けばたいていのモノがあり、そこで物価を知ることが出来ます。そうです。まずスーパーに行くのです。ここでほしいモノの基本的な料金を知っておきます。そうするだけで、同じようなモノのその国での価値を知ることが出来ます。ただ、その場の雰囲気で安いと思っても、それはあくまでも日本の物差しでしかないと言うことです。(私的にはこれで十分だと思いますよ、観光なら)
もちろん言葉の問題は大きいです。が、実際にいくら言葉を知っていても、適正価格を知らずに値切ることは難しいです。言葉が出来なくても数字だけでも買い物は出来ます。が、相手がさっさと売りたいモノでない限り、なかなか物価に比べ安くなることはないです。
自分自身が払っていい金額、それがそのモノの価値です。その国での適正な価格、それが物価です。あなたは自分の中で納得する買い物がしたいのでしょうか、損のない買い物をしたいのでしょうか?
モノの価値は人が決めるものではありません。自分が決めるものです。ただ安いモノを買うよりも、気に入った自分にとって価値のあるモノを買った方が得だと思います。私は自分にとっていいモノが、思ったよりも安く買えた時、いい買い物をしたなと心から感じられます。
(21/1/02)