携帯電話

これがなくては生活できない?バンコク必須アイテム!

 ここタイでの携帯電話の歴史は日本よりも実は古かったりします。が、日本で爆発的な普及を見せたのに対して、タイでは携帯電話本体の料金が高いことから、なかなか普及しませんでした。日本と比べて携帯と車の値段が異常に高いので、なかなか買いにくいものがありました。が、最近端末本体の値段も下がり、携帯電話の普及がハイペースで広まりました。まだまだバンコク周辺が中心ですが、これからは地方にも派生していくでしょう。

 とにかくタイにおいて、電話をかけるときの苦労は並大抵ではないです。やっと見つけた公衆電話が壊れてるなんてのは当たり前で、人との連絡には欠かせない必須アイテムなのです。大体、自宅の固定電話さえも調子がおかしいことが多い国ですから。

 タイでは携帯電話(モバイル)は「ムートゥー(手で持つという意味)」と呼ばれています。
 
 GSMと呼ばれる端末は、実は世界標準のモノです。会社名はAISです。これはローミングさえあれば、ほぼ世界中使えます。ただし、日本にはこれを扱うキャリアーがないことから、日本人にはあまりなじみがありません。(実は日本でも使えます)タクシン総理の会社であり、今タイで一番儲かってる会社でもあります。音質、サービスは一番ですが、料金も一番高いです。プロモーションにもよりますが、1分3Bです。(現在プロモーションで1分2Bというのをやってる)遠距離は6B、12Bと上がっていきます。

 DTACは、最近大々的なプロモーションを行って、さらに価格破壊作戦を敢行したため、シェアを急激に上げました。しかし、あまりに急激に伸びたため、元々悪かった回線状況をさらに悪化させることになりました。料金優先の人におすすめです。なぜならこの会社の料金システムは、使った時間を秒単位で積算していくので、何回かけても総計何分話したかでしか料金が発生しないのです。一番安いプロモーションでは1分2Bというのがあるので、これなどはほとんど料金がかからなくなることになります。ただ、このために基本料金が上がるわけですが…。また、DTACは国内ならどこでも料金が一緒と言うのも魅力の一つです。

 PCTは日本のPHSの技術を使って始まったもので、バンコク周辺しか使用できません。固定電話同様の料金と、移動しないときの音質はいいのですが、あまり普及してません。この料金は1回3Bです。

 この他にGSMとDTAC各社はプリペイド式携帯を取り扱ってます。これは外国人でもすぐ買えるのでかなり便利です。実は前述の携帯電話を買う場合、日本同様身分証の提示などが必要となります。外国人の場合、労働許可証が必要なため、住み始めた日本人には携帯を買うことが出来ないようになってます。たいていは恋人や知り合いの名義を借りるわけですが、それが出来ない人には便利なものです。ただし、料金はやはり高く、1分5B以上します。ただ基本料金もないので、プリペイドカードさえたくさん買っておけばたまに来たときなど、使いやすいでしょう。(決まった期間使わないでいると、番号自体なくなってしまうので気をつけてください)

 友達との連絡にこれがないと、かなり苦労することになります。携帯端末自体は日本に比べてかなり高いですが、その分使用料は安いので、長い目で見て得だと思います。私はタイでの必需品は、コミュニケーションの重要性からも、携帯電話とネットだと思ってます。