インターネット事情
5年以上前の日本かな?
現在タイでもかなりの勢いでインターネットが普及しています。しかし実際には個人でコンピュータを持つ人の割合が多くないので、学校や会社、ネットカフェなどでインターネットを楽しんでいるようです。
タイのプロバイダは、基本的に従量課金性で、日本に比べても高くつきます。物価的に考えるとかなり割に合わないサービスです。おそらく、タイは電話代が一回3Bと決まっているので、もし固定料金制だと誰もがネットに接続しっぱなしになってしまうでしょうし、そうなれば、貧弱なプロバイダの回線自体がパンクしてしまいます。
タイではアナログ回線がメインで、一般的に普及してるのは56Kのモデム接続です。ISDNはサービスとしてあるのを見たことがありますが、これを使ってる人の話を聞いたことがないですし、ADSLは最近サービスを始めましたが、めちゃ高です。大体ケーブル接続が従量課金や、パケット料金でどうしろと言うのでしょうか?(一昔前の日本の専用線みたいな料金)実は私は、ADSLを導入してます。しかし、このADSLも256Kというお粗末なスピードなのですが、私自身56Kに慣れているというか、8Mとか言うスピードを堪能したことがないので、これでも十分です。特にタイの場合、モデム以前に電話回線の質が問題です。アパートに入ってる交換機を通すとそれだけでスピードが30%以上ダウンします。これを直通回線にしてもらうだけで、スピードも安定性も著しく向上します。ただし、日本のサイトを見る場合、どうしても日タイ間(場合によってはアメリカ経由)の回線状況も影響してくるので、そこがダウンするとお手上げです。<よくあることです。
タイでプロバイダと契約するのは簡単です。PCを扱ってる店に行って、アカウントを買ってくればいいだけですから。ただし、時間が不安定で、本当に書いてある時間使えるとは限らないようです。また、メールアドレスは期待してはいけません。アドレスをもらえるプロバイダもありますが、いつデータがなくなってもおかしくないです。大体プロバイダ自体が、hotmailをすすめているんですからお笑いです。自分の家でやらない人が多いので、それでいいのかもしれないですけどね。そして、友達同士でおもしろい画像とかを送って遊んでます。笑えるのは、画像のデータ量が多すぎて、ちょっと見ない間にすぐパンクしてしまって怒ってる人が多いことです。
タイのプロバイダを簡単に紹介しておきます。
CS INTERNET
タクシン首相の会社です。つながり状況はよくソフトも安いです。現在月400Bくらいで使い放題のキットも出してるようです。
KSC
昔からある会社ですが、最近はつながり度はいまいちです。
LOXINFO
一時とてもつながりやすかったんですが、顧客が集中したため、今はあまりいいとはいえません。ただ一度つながると、回線が切れにくい点はおすすめです。しかし料金が高い!
INTERNET THAILAND
まあまあのつながりぐあいです。顧客数と、顧客満足度数NO1だそうです。私もよく使っていました。
この他に、電話会社自体のサービスとして、ネット接続料無料というのがあります。2時間経つと電話が自動的に切れるのですが、かかるのは電話代だけです。もっとも、電話会社からすれば、電話を使ってもらえるので、損はないわけですが…。ただし、これに入るためには直通回線を導入しなくてはいけません。
その工事代金も考えましょう。
ネットカフェは町中至る所にあります。実際には子供たちのゲームセンターとかしていて、みんなネットゲームをしていますが…。値段も1分0.5〜2Bと安いので、こちらを使った方が便利かもしれません。ただし、日本語が使えるところは限られているので気をつけてください。
最後にとっておきのサービスを紹介しましょう(ホントはあまり言いたくないのですが)。SO−NETは、サービスの中に、海外ローミング無料というのがあります。つまりタイでネットする場合でも、SO−NETのアカウントがあればタダと言うことです。しょっちゅう電話番号が使えなくなっていらいらすることも多いですが、このサービス続けてほしいものです。ちなみに、ちょっと前までASAHI−NETもタイではローミング無料サービスをやってましたが、みんな使ったためになくなってしまいました。SO−NETはタイ限定のサービスではないので、なかなかなくならないとは思いますが、いつまで続くか微妙ではあります。天下のソニー頑張って!
(24/1/02)