サヨナラタイランド

 お昼近くに起床。
 洗濯物を出す。明日の夕方にできるらしい。
 その時はチェックアウトしているので、午前中には出来上がって欲しいと言うと、あっさり『OK〜!』の返事。
 ガクッ。始めから出来るならそうしてくれよ、ねえさんよ。

 午後は、伊勢丹・世界貿易センターへお買い物、お買い物。
 そして怒涛の夜へ突入!

 マオさんと3人でいろいろな店に行ったが、覚えているのはカラオケ屋。

 タイのカラオケ屋は広い。
 カラオケボックスではなく、カラオケルームなのである。
 そこには80人くらいいたか。
 1曲歌はないで帰ることはありえる状態。
 ここではたくさん楽しんだ。
 周りのおばさんとも仲良くなったし。
 朝の4時までいたような・・・・・・・・・・。
 しかし、途中睡魔が襲ってきて、欲に忠実なオイラは抵抗することもなく寝てしまった。
(タイのカラオケ屋って言うのはレストランパブの縮小版、って言うか食堂にカラオケがある感じ。座るところがソファーになってるくらいかな、違いは。おかげで聴きたくなくても他人の歌を大量に聴かなくちゃいけないのだ)

 覚えているのはスーパートップ洗剤のTシャツを着たタイ人が何人もいたことだ。
 日本語で『おもしろいほどよく落ちる!』とか書いてあった。
 これはまさに、アメリカ人が、意味も分からず『勝つ!』と日本語で書いたTシャツを着ているのと、同じパターンであるだろう。
(たしかに洗剤トップの広告そのままなシャツとか、すでに日本語として理解できないカタカナのロゴのシャツとかバンコクにははびこっている。理解しているしていないはともかく、これって格好良いのだろうか…)


 朝方帰宅した。
 帰宅して部屋に戻ると目が覚めるのである。
 これは男の性なのか・・・・・?
 オイラだけなのか?
 姫とラストナイトというかラストモーニングを過ごした。
 そのうちに2人とも夢の国へ(-_-).。oOO

 10時半頃オイラ起床。
 姫はなんと1時間ちょっとの睡眠。
 最後ということで、寝るなんてもったいないとのこと。
 姫の若さに感激。
 最近のオイラは、夜ちゃんと寝ないと昼間持たないご老体。あ〜情けない。
 オイラが寝ている間に姫は、洗濯物を取りにいったり、タクシーの手続き、宿の清算などをしていてくれた。
 何度も言うが、こういう姫のやさしく、家庭的なところが好きだ。
(ホント女の子は最後はしっかりしているってのが多いよね。それに引き替え男は…。)

 さて、予定は特になく、全ての荷物を持ってチェックアウト。
 屋台で最後の朝食。
 屋台もこれが最後か・・・・・・・・・・。
 屋台で仲良くなったおじさんがいる。
 その人に手を振り、世界貿易センターへ。
 日本人は最後はここに集まってしまうのか。
 ここの最上階には『DUTY FREE』がある。
 今回2度目?3度目か?買い物後、荷物はDUTY FREEに預けたまま、外へ。
 スーパーなどに行く。ショッピング〜、ショッピング〜!
 姫も屋台をお気に入りらしく、屋台で使っている、箸・レンゲ・スプーンを購入していた!
(なぜか日本人観光客は困るとここに集う。そしてこの周辺ですべてを済ましてしまう。だったら最初からカオサンに行く必要もない気がするがどうなんだろう)


 だんだん荷物が不安になり、取りに行く事に。
 その後喫茶店でまったり。姫は途中買い物へ。
 姫も戻ってきて、BTSへ。そこでマッピーと合流。
 そして、トンローでマオさんと合流。
 タイにいる時間もあと数時間・・・・・・・・・・・・。

 中華料理屋へ行った。
 とても綺麗なレストランで、日本人・欧米人客も多数。
 しかもうめえ。屋台よりも・・・・・・・・・。
 ち、ちがうんだ。ここの店のコックさんは日本人なんだよ、きっと。
 味は日本人向きだもん。
 屋台はタイ人の舌に合うように作っているのに、あれだけ美味いんだから、屋台の勝ち!!!
(たしかあの中華料理屋は中国人経営の中国人コックなはず。タイ人はあそこにあまり来ないし、お客は中華系と日本人ばっかり。)

 天使と悪魔が戦いながら、時間だけは21時を過ぎていた。
 あ〜残酷。いよいよ、マオさんとマッピーともお別れだ。
 飛行場まではタクシーで行くことに。

 マオさんとマッピーと握手して、タクシーに乗った。
 この別れの瞬間は、いつでも嫌なものだ。
 あ〜切ない、切ない。
 姫はいまどんな心境なんだろう。
 姫は2度目のタイで、ホント今回の旅行を楽しみにしていた。
 計画も一生懸命立ててくれた。
 さらに、マオさんとマッピーに会うことを、スゴク楽しみにしていた。
 帰国するこの寂しさは、オイラの何倍でもあるはず。
 姫の横顔が寂しそうだった・・・・・・・・・。

 空港に着いて、やっぱりタクシーにボラれた。
 過失はオイラだ。ちゃんと勇気を振り絞って言えれば。
(最後までぼられちゃったみたいね…あれだけタクシーに言ったんだけどなぁ。ちなみにこの時の手口は空港まで行くと50バーツのチャージがかかると言うもの。これは空港発のタクシーにしか適用されないんだよね)