アンコールワットからズームイン!
9時ごろ起床した私達はいよいよ世界遺産のアンコールワットを見る直前まで来た。
朝食を取り、バイタクの兄ちゃんの後ろに乗り出発!
入り口で、お姉さんにパスポート代(入場料)を払い、『あなたの八重歯かわいい』と誉められ、気分良くアンコールトムへ!
着いたのは10時半くらいか。
『おお、すげ〜じゃん』。
ホントは何がスゴイのかよくワカラン。
やっぱ案内人が必要と思った。
近くの係員に聞くと、手続きが面倒らしい。
と言うことで諦める。
姫が日本から、かなり量のアンコールワットの資料を持ってきてくれたので、これを読んだ。
それには、このアンコールワットの建物一つ一つの解説のほかに、歴史やクメール人のことなど、じつに様々なことが書かれていて、大変役立った。
そして、何も予習をしてこない自分を反省した。
(遺跡とか歴史のあるモノは絶対先に予備知識があった方がおもしろいですぜ。じゃないとただの古いモノになってしまう可能性が高い…)
遺跡の中の奥の暗闇にある井戸にはコウモリがいた。
それを見せるために、一人の老人が懐中電灯を貸してくれた。
返す際にお金を請求され、海外をまた1つ味わった。
こんな遺跡で商売すんなよと思うのだが・・・・・・・・。
国の背景を知らないためと10ドル札以上しか持っていなかったため、実は払わないで来た・・・・・・・・・。
(日本以外の国でこういうサービスがタダだった試しはほとんどない)
午後も様々な遺跡を見た。子供達がポストカードや笛、ブレスレッドなどを売って来た。
オイラはポストカードを10枚1ドルで20枚買った。
他にも欲しいものはあったが、入れるバックがないのと、初日からこんなに買うのもなぁ、という思いから買えなかった。
夕方3時にはいよいよ、アンコールワットへ。
この中にいる自分が信じられなかった。
また、ポル・ポト派が占拠していた階段を、オイラ達も登っているのである。
顔や胴体が破壊されている仏像も多かった。
日常生活を現した絵は、オイラにも分かった。
(顔や胴体がない仏像、これを見ると持って帰った西洋人に対してメラメラと怒りが…。)
それにしても日本人が多い。
ここにいる4割くらいは日本人に見える。
旅行会社に行っている友人が、『いまカンボジアは大人気だよ〜!』といってたが本当のようだ。
(今はカンボジアだがあと10年もしたらどの秘境まで日本人は旅立っていくのだろう)
夕方5時にバイタクの待ち合わせの所へ戻った。
今度は、夕日を見せるらしい。
山を20分くらい上り、夕日を待つこと20分。
大変曇っているため諦め、下山。
しかし山の頂上はスゴイ人人人だった。
800人はいたな・・・・・・・。
さらに、その8割は日本人だな・・・・・・・・。
私達は粘っている人たちを横目に一足先にゲストハウスへ。
と、同時に大雨。
お〜、濡れずにすんだぜぃ。
(日本人はみんな同じ所にいます。個人旅行の振りしていてもやっぱり行き着く先は同じだったりします)
今日1日はホント歩いたため、2人共クタクタ。
風呂に入って少し休む。
その後夕食を食べに。
同じゲストハウスに泊まっている日本人は雨の中の帰宅だったようだ。
彼ら・彼女らと一緒に夕食を取った。
そのうちに、私達は、バイタクと1日何ドルで案内をしてもらっているか、聞くのを
忘れていることを知った。
回りの日本人は1日5ドルだったり7ドル。
私達も交渉。
姫のバイカーはかなりの美男子なのだが、甘いマスクをしながら言うことがきつかった。
『3日で40ダラ〜ナリ!』。
おいおいハンサムに〜ちゃん、うちらだけ法外な値段じゃ〜ない?と思い、
『他の人たちは1日5ドルとかなのにうちらは高いよ・・・・・』
と言うと、
『うちらはサービスが違う』
と言い張って聞かない。
これは乗る前に値段交渉をしなかったうちらの大チョンボ。
(そのとおり、先に交渉しないゲンちゃんの負け。でも普通は一日で打ち切って残り二日の交渉するもんだけど…。)
諦めて、オイラは日本人の食卓のもとへ。
姫は甘いフェイスのライダーに乗せられて、インターネットをしに行った。
・・・・・・・・・・1時間以上経って姫が帰ってこなく、雨も降っていてオイラは心配になった。
そこで、ネットはそこらでやっていると思い、迎えにいた。
しかし、なかなか店が見つからない。
バイクで行くくらいだから、やっぱ遠いのかと思い、またもや食卓へ戻ったが心配。
食卓の日本人も『遅いね〜』と何人か言い始めてきて、ますます心配になり、みんなの話がうわの空だった瞬間帰ってきた。
オイラは安心したため、さらに食卓でお話しようとしたが、姫が部屋に戻ったため撤収。
姫はオイラの靴を洗ってくれた。
姫は実はかなり家庭的なのである。
洗濯もしてくれるし、食器も洗うし、よく片付けもするし、綺麗に整頓するのである。
姫のここが好きである(あ〜言っちゃった、言っちゃった、ドンドンドンドンドン)。
普段の生活からはこれらのことが全く分からないのが惜しい。
(いやいや、普段の生活からでも十分垣間見えてますぜ)
そしてオイラは風呂へ、姫は靴を洗いにいなくなった。
30分以上して、またもや姫が戻ってこない。
おいらの靴まで洗ってもらっているひきめから、またもや心配になってきた。
しかし、ゲストハウスの中だから大丈夫でしょ、というのと怠慢から、雑誌を読んで待っていた。
数分後、姫戻る。
『どうもありがとう。疲れたでしょ!お礼に今からオイラがマッサージしてあげま〜す!!!へへへ!』
『バッシ〜〜〜〜〜ン』
朝へ
(ってこれしかないのか、君の出来ることは…。)