2003/07/01

 早いもので2003年も半分が過ぎてしまいました。世界的にはイラク戦争にSARS問題、タイでは麻薬撲滅戦争など、今年を振り返るとなかなかにインパクトのある出来事が多く、思い出しやすい年になりそうです。それにしても管理人にとってはSARS問題が一番きつかったですねえ。おかげで商売自体が変わってしまいそうです。
 さて、ついでに今年の上半期タイで流行っていたものでも振り返ってみましょう。音楽で言うとバードとその仲間たち(失礼)の「フェーン チャ」「マー タムマイ?」、この2曲をホント寝ても覚めても聴かされた新年でした。ちなみにこの「フェーン チャ」は今年の10月ディファ有明で行われるであろうおーどりーさんのアジアタイトルマッチで入場テーマに選曲されました(by 管理人)。それからアサニーワサンの「シッ(ト) コーン(グ) ター」は久しぶりのアサニーソングの名に恥じない素晴らしい出来で、GOL君の熱唱を思い出させます。それからCLASHのニューアルバム「SOUND SHAKE」も売れに売れましたねえ。と書いているうちに気づいたのが、男性ばっかりですね、最近。女性のこれって言うのがあまりない気がしますね。
 映画、サトリーレック(アタックナンバーハーフ)の続編、はずれましたねえ。管理人的にアタリはオンバークくらいでした。マトリックスもタイではそれほど当たってないようですし、大ヒットはあまりなかったような気がします。
 まあ個人的にはゴルフが少しうまくなったことくらいでしょうか、今年の上半期は。そんなことを言っていると関係筋から文句をつけられそうなので、これはまあこの辺で…。
 タイ的には、SARSで外国人が減ったのと麻薬撲滅戦争、それに尽きるような感じがします。どちらもほぼ一段落してきたようですし、是非下半期よくなることを祈ってます。
 皆さんもタイに遊びに来てね〜。


2003/07/02

 またまた新コンテンツ発表の極楽タイランド。皆さんあきれないでやってくださいませ。今回の新コンテンツは、掲示板などでおなじみのまこさんがお届けする<住めば都 ソンクラ衣・食・住>です。たぶんソンクラという地名自体知っている人の方が少ないと思いますが、ソンクラと言えばタイ南部の中心でありタイ有数の教育都市でもあります。観光地としても有名で、南部やマレーシアからの観光客でにぎわっております。タイ第二の都市ハジャイはソンクラ県にあります。が、今回のテーマであるソンクラは、ソンクラ市であり、ソンクラ県の県庁所在地であります。この風光明媚な街にダンナさんやお子さんと移り住んで現在日本料理店を営んでいるまこさんが、このなかなか知られないソンクラという街をメジャーにすべく立ち上がったわけです。もちろん南部発信の情報もお届けできることと思います。タイの中でもっとも違った文化を持つ南タイ。こういうタイもあるのだ〜と言うことを是非読者の皆様に伝えていきたいと思ってます。どうぞご覧くださいませ。
2003/07/03

 日本人には有名な伊勢丹が入っている建物「ワールドトレードセンター」ですが、こないだから「セントラルワールドプラザ」に名前が替わりました。ようはオーナーが替わってセントラルグループの持ち物になっただけなのですが、呼び方で又手間取りそうです。それでなくともタイ語では「ウォッ(ト)トレ センタ〜」と言わなくてはいけなくて苦労していたのに、今度は「センタン ウォッ(ト) プラザ〜」と呼ばなくてはいけないわけです。もはやタイ語調で英語を読んだときに悩むほとんどすべてのパターンが入ってしまいました。詳しくは<タイ人学>の「タイ人の英語」をごらんいただければわかりますが、まあどうせしばらくは「ワールドトレードセンター」で通じる(下手するとずっと)でしょうから、覚えなくてもいいかも…。

2003/07/04

 最近見て驚いたもの。ボーリングをしていたら隣のレーンでふつうにスリッパを履いてサンダルをしていたタイ人を見たこと。さすがに笑ってしまった…。最近見て驚いたもの2。病院に行ったとき、体重計を囲んでいるタイ人の女の子たちを見たとき。だって、彼女たちはその体重計に代わる代わる乗って「46」とか「42」とか言っているんですよ。日本人でやります?こんなこと。さすがにお国柄の違いを感じた…。最近驚かなくなってきたこと。トンローからアソークまで(BTSの駅二つ分。約3キロ?)渋滞にはまって2時間かかること…。さすがに飽きるのでいつも本を読んでます…。

 おーどりーさんのムエタイの試合、7月6日午後8時頃カンチャナブリで決まったそうです。と言いつつもまだまだどんでん返しがありそうで怖いのがタイでございますが…。管理人この遠征におつきあいでござ〜い。アジアチャンプとしての力を見せてもらいましょうぞ。


2003/07/05

 まだまだ噂の域を出てないのかもしれませんが、どうも10月にタイが王国記念事業としてブラジルと日本を招聘し大会を行なうとの事です(情報提供 サーイOBさん)。ジーコ監督も海外遠征の希望を出しているようですし、実現の可能性大ですね。タイにいながら日本代表とブラジル代表が見られるなのら超お得ですよね。ただいつも書いていることですが、日本代表や日本のクラブチームはタイでの試合にメチャ弱いんですよね。暑さのせいとか言ってますが、ブラジルなんて世界の裏側から1日がかりでタイに来るんですよ。そういう言い訳はそろそろなしにして、是非ともこの辺で代表チームの方向性を見せてもらいたいものです。ここらでタイに負けるようだと、ホント先行きが…。

 <マッピーのタイ講座>の中にもある「赤ちゃんマッサージ」に対しての説明があるHPをミカさんより紹介いただきましたので、ページ内ですがリンクを張らせてもらいました。興味のある方は「赤ちゃんマッサージ」のコーナーからどうぞ。


2003/07/07

 昨日は疲れた。ご存じの通りカンチャナブリにて、おーどりーさんの試合を観戦する予定で朝早くから起きたせいもあるが…。結果を書く前におーどりーさんの来タイへの足跡をたどってみたい。現役アジアチャンプであるおーどりーさん、今回は前回(6月)に来タイしたものの、何と急遽キャンセルになり試合が出来なかったことへの鬱憤晴らしを込めて、今回こそはと友人連れで5日夜にバンコクに到着。所属ジムの会長は2週間前からタイの知り合いのジムの会長に試合を組んでもらうように要請していた。そして彼女のトレーナーであるタノンさんが先に現地入りし、その会長と打ち合わせ。この段階で試合は決定していた…(はず)。その確認を取った上でのおーどりーさんの来タイであった。ちなみにこのとき一緒に来たお友達は13年ぶりの海外と言うこともあり、成田を出るときからヘベレケドランカーだったそうな。試合前でお酒の飲めないおーどりーさんを尻目に、機内でもさんざん酒飲んでいたらしい。空港に迎えに行くと、その酒臭いお友達を引き連れた彼女と1ヶ月ぶりの再会。そして、そのままホテルに向かうことになった。タノンさんが住んでいるところの近くの方がいいと言うことで、王宮にほど近いロイヤルホテルに直行。そしてここでまず最初の問題が。タノンさんは900バーツだから、と言っていたのだが、いざ行ってみるとまずレセプションにタイ人料金と外国人料金は違うと言われた。一部屋1100バーツだと言う。それも恐ろしくつっけんどんな感じで。それでもみなさんもう疲れていたので、じゃあ二人でいくらだと聞くと、「二人だと1600バーツ」だと言う。え、タイって一部屋いくらでしょ。一人部屋にもベッドは2個あるのに、二人で泊まると料金上がるのか?と管理人激怒。なら結構です、と言わんばかりに、チェックインの時に書くシートをしまおうとするレセプション。その姿を見てさらに怒り爆発の管理人はそのままホテルを出てしまった…。サービスが売りのホテルでいいのか、こんなこと…。その辺の場末のホテルでももっとサービスいいわい!
 と、怒りながら次のホテルへ。何とかホテルを見つけたところで、小腹もすいたので食事。タイ料理を食べながら次の日の話をする。しかしそこでお友達が大爆発。もうすっかり酔っぱらっているので、すべての声がデカいデカい。タイでは大声はいけませんよ、と言っているにもかかわらず、そのそばから大声で訳のわからないタイ語を連呼。店中の人が我々を見る。近くを通りかかった女の子に、「サワディーカ」の10連発や、ウェイトレスに「キトゥン(好きだ)」5連発。ちなみにそのお友達は女性です…。大騒ぎして終わったのが、だいたい2時半。それから皆ホテルに戻り朝9時集合に向けて準備したのでした。
 結局管理人は一番遠いところに住んでいるので、それから3時間ほど寝て集合場所であるラチャダムヌーンスタジアム前に一番乗り。それからぞろぞろとみんな集まってくる。で、本来はその依頼された会長が彼女たちを乗せてカンチャナブリへ行くのが普通なのに、なぜか当たり前のように管理人の車に乗せろと言う。しかもタノンさんは子供(お孫さん)連れ。おい、ピクニックか?よくよく聞いているとその会長はあまりカンチャナブリに行きたくないらしい。が、車にそんなに乗りきれないので、丁重にお断りし、2台で分乗していくことに。行き先はカンチャナブリの小さな街タームアンの警察前。と、のんびりドライブすること約1時間半。現地に到着。全く何もないその街の警察前でその会長たちに電話。「もうすぐ着くから」と言われ続けて約1時間。何と道を間違えていたらしい。だったら先に言え。なぜ一度もそこに行ったことのない日本人が間違えずに着いたものをタイ人が間違えるのだ…。それからプロモーターらしき人が迎えに来てくれて、着いたところは見渡す限りの草原に囲まれた2軒のお屋敷。聞くところによるとそこは警察官僚の家らしい。そこにはムエタイのリングが設置されており、そこでその日試合があると言うことなのだ。「ようこそ日本から〜」なんて感じで歓待された我々。さて、お相手はどんな方?と聞くまでもなく、会長が言ったことに愕然。「彼女、日本から来て試合したいんだけど、相手いる?」オイオイまたかよ〜。なんだ結局何にも決まってないんじゃん、この話。その警察の偉いさんは「オー、すぐ呼べるぞ!大丈夫だ」なんて言っているし…。これをそのままおーどりーさんに伝えられないよ、ホント。けどまあ、何はともあれ大丈夫だと言っていることだし、こっちも疲れてたので、まずホテルにチェックインすることに。そして夕方そこに戻ってくる約束をして、そこを離れた。あまりの場所にいったい帰ってこれるのだろうか心配になりながらも、ホテルを決め、その後マッサージをみんなで受けることに。それから指定の時間が近づいたので何とか苦しみながら現場に向かう。着いてみると会長がいない。もうバンコクへ帰ったらしい。何考えてんだ、あいつ。と思いながらタノンさんとプロモーターと話す。が、そのときあった立て看板に愕然。そう、看板には今日の興行のことが書いてあって、そこには11試合組まれているのだが、おーどりーさんの試合らしきものはなかった。そしてプロモーターが一言。「そんないきなり来たんじゃ相手見つからないよ」ガーン、恐れていた事態発生。もうすでに戦闘態勢に入りつつあるおーどりーさんどうするの?それでも屈強に食い下がる我々。「日本から金かけて試合しに来たんだぞ。誰でもいいから相手読んでこい」それから20分。隣の県の人がやってもいいという連絡が入る。しかしその人はだいたい9時に着くと言っている。オイオイ、タイ人の9時って何時になるんだよ。みんなそれがわかっているので、「もうやめよう」と言い始める。管理人とおーどりーさんはそれでもいいから呼べと言っているのだが、もうすでに誰も乗り気でない。「そいつは強いのか?」と聞くと、「あまり強くない」とのお返事。せっかく4時間も待って、すぐKO負けされたんではかなわんぞ。と言っている間にこんなことを聞かれる。「3000バーツ出せるか?」「はい?」なんと相手のファイトマネーをこっちに払えと要求しているらしい。あきれてものも言えない管理人だが、おーどりーさんは「それでもいいから呼んで」と。が、そのときすでにプロモーターが時間に間に合わないと言い始める。中止ほぼ決定的。そこでもその辺にいるおばちゃんたちに試合しないか持ちかける。「一人1ラウンドで5人で5ラウンド。彼女に勝ったら5000バーツあげるから」が、彼女の腕を見てしまったタイ人たちは全員「出来ないよ〜」と言う。結構乗り気にやってきた若いタイ人も彼女を見て帰っていった…。おかげで手の打ちようなし。と言うことで怒り心頭ながらカンチャナブリ市内に戻った。今回のは全部その依頼された会長が悪いのだ。で、よくよく聞いていると前回もそんな感じだったようだ。そして、日本側(ジム)の意向は「負けるとタイトルマッチが出来なくなる」ということで、おーどりーさんの「負けてもいいから強いタイ人とやりたい」という意向は伝わってなかったようだ。それからやけ酒が始まったのは言うまでもない。
 が、それでもあきらめられないおーどりーさんは、パッポン脇にあるピンクパンサーに飛び入りで試合することを決意。今日明日、おーどりーさんの勇姿がパッポンで拝めるかもしれません。バンコクにいる方、これが最後のチャンスかもしれません。しかも相手はヨーロピアンかも…。お忍びファイト、敢行予定です。
 うー、長すぎる、この独り言…。


2003/07/08

 ソーソートー(日本語学校)に用事があって行く。駐車場に車を入れようとしたらいっぱいなので近くに路駐。と車をおいたそのとき、ソーソートーの方で変な音が。あわてて駆け寄ってみると車とバイクがぶつかって、人が倒れている。車の方はフロントバンパーが落ちているし、なによりバイクの方は後ろに乗っていた人が足を押さえてうずくまっている。狭い道なのでみんなで人とバイクを動かし、車も駐車場に戻る。当然野次馬を含めて人がたくさんいるのだが、誰も見てるだけで何もしない。管理人が「どうして病院に連れて行かないのだ?」と聞くと、「どうやって連れて行くんだ?」なんだこの答えは???。管理人的には車に乗せてでも連れて行きたいところであったが、けが人はそこでうずくまったまま、ぶつかった車のおばちゃんはそこであたふたしたまま。おばちゃんのところに行って、「ここに電話したら」とフロントガラスに張ってある保険屋を指さしたらやっと電話しはじめた。それからソーソートーに行って約20分後、帰ってきてもまだ何も変わらない状況だった。ちなみによほどのことがない限り(重傷とか死亡)タイの警察はやってきません…。
 で、夜9時半頃、今度はマッピーから電話。「車ぶつけられた」とのこと。実はその30分前に管理人は会っていて、お母さんと一緒に帰るというので別れたばかりであった。場所はラマ4世どおりの陸橋の上。後ろからVOLVOにぶつかられたらしく、「手が痛い、頭も痛い」と言っている。管理人は用事があってちょっと遠くにいたのだが、さすがに高速に乗って急行。思いの外、道がすいていたおかげですぐ着く。するとやっと保険屋が来たところだったらしい。タイは保険屋が来るまで動けないのか、マジで…。マッピーの方は、それほどのダメージではなかったようだが、日本では十分に人身事故として通用する。左手打撲と軽い脳しんとうのようだった。車も後ろのバンパーがはずれていた。が、当のVOLVOはほとんど傷もない。恐るべしVOLVOである。何よりも当てたおばちゃんは、一言も誤りもしない。そこがかなりむかついたのだが、お母さんも大丈夫大丈夫と連発しているように、誰も気にしていない。ちなみにお母さんの体は全く無傷。ああ、よかったことです。
 いつもタイで運転している身にとってはちょっと気を引き締めなければならないと思わせる事件でした。ここタイでは、事故はあたり損ですからね。


2003/07/09

 先日お忍びファイトをする予定だったおーどりーさん、残念ながらお忍びファイトも出来ず今日の朝帰国しました。ホント女性ムエタイ戦士は少ないです。なかなか相手が見つからないんです。カンチャナブリで見つからず、ラッブリー県で見つかったものの、結局大雨で来れず。次の日はパッポンにあるBARの中で飛び入り参加するつもりが、男しかいないため断念。火曜日は結局どこも開催してないため断念。が、11月ディファ有明にて興行予定のタイトルマッチの相手と写真撮影をしてきました。相手は18歳ながらもはや30戦くらいしたことのある強者。が、ホントにこの方が日本にいらっしゃるのでしょうか??と言う不安もなきにしもあらずです。これまでの展開的にね。今度おーどりーさんがタイに来るときは、いきなりBARで戦っちゃうかもという話です。その方がみんな見れていいと思うんですけどね…。そんなわけでして、結局今回も試合なし!でございます。ちなみにせっかく減量して来たおーどりーさん、何と3日で5キロ太ってしまいました。もちろんヤケ食いヤケ飲みで…、です。

2003/07/10

 先日タイで開催されたサッカー女子のアジア大会で、おしくもWカップの出場権を決められなかった日本代表ですが、現在メキシコと代表枠を争って戦っています。5日にはメキシコシティで試合をしました。10万人の観衆を集めたこの試合、日本代表は健闘して2対2のドロー。次の試合は12日に国立競技場。この試合に勝つか1対1以下で引き分ければWカップの切符を手にすることが出来ます。が、心配なのはメキシコで10万人も集まったこの試合が日本でどのくらい埋まるかと言うこと。時間がある方は午後3時キックオフですので応援に行ってあげてくださいませ。

 かなり遅れてしまってますが、管理人のお気に入り魔裟斗がK1MAXで見事優勝したようですね。彼は見た目と違って(失礼)鬼のように練習する男だそうで、タイに修行に来る日本人の中でも一番練習していたという話です。有言実行、自分を追い込んで力を発揮するタイプですね。それに引き替え、去年はあれだけもてはやされた小比類巻などはどうなってしまったのでしょうね。かなり気が弱いという情報も入ってますが(元セコンド談)、もっと攻める姿勢を見せてほしいものです。あ〜、早くK1MAXのビデオが見たい〜。


2003/07/11

 連日タイのテレビや新聞をにぎわせている出来事を紹介。前に独り言でも紹介した1月に起きたスクムヴィットのスクムヴィット・スクエアーの襲撃事件の首謀者と言われるチューウィット容疑者のお話です。彼はデービスグループという有名なエンターテイメント関連会社(いわゆるソープランド)の経営者で、当然その関係で裏の世界とも密接なつながりがあると言われています。で、話題に上っているのは彼が捕まったことではなく(これ自体昔のタイではあり得ないことですが)、彼が取り調べの時に話していることにあります。それは「管轄の警察にミカジメ料として毎月1200万バーツ払っていた」というものです。ミカジメ料自体は、タイ人なら誰でも知っている話でして、ここタイでは風俗業界から屋台までその管轄の警察にミカジメ料を払わなくてはいけないようになってます。だからよく屋台で警察官が制服で食事しているわけです。いわゆるフリーですから。そんなことはよく知っているタイ人も、さすがに1200万バーツともなると驚きを隠せなかったようです。このお金はそのままノータックスで警察の上層部に入るわけで、あの安月給のはずの警察官がベンツに乗ってたりする理由がよくわかりますよね。ちなみに警察の場所によって入ってくるお金が当然違いますので、そういう人気警察の署長となろうと思えばかなりのお金を上納しなければならないという話です。話がそれてしまいましたが、結局彼はこの事件のためにさらに違う警察からお金を要求され、それを拒んだために逮捕されたとも言っているようです。そして、このことが大事になってから彼はなぜか行方不明になってしまいました。あり得ない話ですが、これがタイなのです。おそらく誰かが口封じしようとしたのではないかと思っていた矢先に、昨夜彼は発見されました。まるで薬物中毒かのようにボロボロの姿だったと言う話です。現在彼は病院で治療を受けていますが、彼が本当のことを全部話してしまうと困る人間はかなりいるはずですから、これからも予断を許さない展開になりそうです。ちなみにこう言う話が大嫌いなタクシン首相ですが、なぜかあまりトーンがあがってません。警察は予算が少ないから…などという戯言を言っております。近いうち警察のトップに彼の親戚をつけるという噂ですので、あまり大事にしたくないんでしょうね。

 よく問い合わせのあるみいさんのシントーハウスですが、料金表を掲載しました。プーケットライフを満喫するために是非一度ご覧ください。


2003/07/13

 今日は三宝節(ワン アーサーラハ ブーチャー)、明日は入安居(ワン カオ パンサー)で、タイは3連休です。そして今日明日はお酒の飲めない(売ってくれない)日でもあります(実際には飲んでいる人も買っている人も見かけましたが)。管理人はタンブンするためにナコンサワンのお坊さんのところまで行ってきました。ナコンサワンはバンコクの北約250キロほどのところで、日本人にはあまり知名度がないところです。ここの田舎町タークリーの洞窟を切り抜いたところで独りで住んでいるお坊さんに日用品や食べ物、そしてお金を差し上げてきました。これがいわゆるタンブンです。それから「ヒン カーウ(米石)」というお米が混じった石をいただきました。全員もらえるのですが、管理人のやつだけ柄がきれいに入ったもので、みんなからうらやましがられました。もしそれを販売していたら管理人のやつは値段が何倍もするような感じです。その後ちゃんとしたお寺に行って中華系らしく爆竹大爆発を堪能。行きも帰りも爆睡な管理人は、出発地点で寝てしまい到着地点で起きることの繰り返しで、なんとまあ早い一日であったことかと思っております。これで何かいいことがあれば、非常に喜ばしい展開です。ある意味楽しみでございます。

 先日行われたWカップサッカー日本女子代表の試合、掲示板でも書かれておりましたが、見事日本が2対0で勝利しアメリカで行われる本選に4大会連続で出場が決定しました。おめでとうございます。男子が32カ国で行われるのに対し、16カ国で行われるわけでかなり狭い門なはずなのですが、男子に先駆けてもうすでに3回出場していたんですね。メキシコの10万人には及びませんが、国立に14000人以上集まったそうです。これはもう女子の世界では空前の数字だそうで、少しずつ人気が高まっているようで、喜ばしい限りです。本戦でも是非頑張ってほしいと思います。


2003/07/14

 緊急告知!!
 明日7月15日の「笑っていいとも」におーどりーさん出演!

 
何のコーナーに出るかは秘密です。いや、秘密と言うほどではないんですけどね。おそらく12時半頃の登場になるかと思われます(もちろん適当)。言えるのは最初のゲストではない!と言うことです。生おーどりーを見たい方、是非明日の昼休みはウキウキウォッチ…です。

 ホントは今日はタイの休日なので更新もお休みしようと思っていたのですが、おーどりーさんからの緊急メールが来たために休めなくなっちゃいました、なあんて。

2003/07/15

 タイは3連休だったのですっかりぼけてます(今日も休みのところはあるらしいです)。が、日本は今週末が3連休なんですか?と、今更なことを聞いて申し訳ありません。ホント海外にいるとこの辺が分からなくなって大変なのです。日本に用事があって電話したら祝日だったなんてざらです。あと株もそう。あれ〜お休み!?って感じで、ものすごい徒労感に襲われます。タイに来る皆様ですと、この3連休お酒も飲めないじゃん、とつまらない思いをした方も多いと思います。タイは気をつけないとお酒飲めない日が結構たくさんありますからね。そう言いつつ、なぜか昨日普通に売っていた(本来昨日は酒販売禁止)お酒を買ってきて、うちで飲んでましたが…。
 よく読者や友達に「忙しそうですねえ」と言われます。そんなに忙しそうに見えます?たしかにすることはたくさんありますが、一つに対してそれほど時間をかけないので、実際はそれほど忙しくないと思ってます。どちらかと言えば、移動や待ちの時間が長いのが事実です。特にタイでは、皆さんの想像以上に移動と待ちの時間を消費します。この時間がなくスケジュール通りに進んでくれれば、それだけでどれだけサバーイサバーイになれるか、想像するだけでストレスがなくなりそうです。田舎に行けば渋滞はなくなります(減る?)が、相変わらずタイにいる限り待ち時間は減らないでしょうね。それどころか増えるかも…。と、こうHPを作っている間もホントは仕事の待ち時間だったりして…。

 昨日緊急告知したおーどりーさんの笑っていいとも出演。見ていただけたでしょうか。12時半頃の登場とか嘘を書いてしまいましたが、実際はオープニングでの登場だったようです。まだ詳細は知りませんが、見ていただいた方ありがとうございます。あのたくましい腕が、対戦者をマットに沈める源でございます。彼女にリベンジするため現在秘密特訓を行っている管理人、昨日は前蹴りでサンドバッグに穴を開けてしまいました。これで彼女の突進を止めるのじゃ〜。

2003/07/16

 読者の方から「おっぱい体操知ってますか?」というメールをいただいた。なんのこっちゃ!?と思いながらそのメールを読んでいくと、どうも少し前に日本のテレビで取り上げられたらしい。現地にいても分からないことが、日本のテレビでは分かるのです。スゴい世の中ですね。で、その内容を検証すべく管理人もそのビデオを見ることに。よかったよ、ビデオ屋さんが知り合いで…。それによると、なんとこのおっぱい体操は「一子相伝」の技らしい。北斗神拳か?と思ってみていると、体操自体は誰でも出来るものらしく、しかもたいして難しくないのだ。ようは「背中や脇の脂をおっぱいに持ってくる」と言うもので、考えてみれば当たり前のようなことであった。やり方は「両手を重ねてリズミカルにおっぱいを上に押し上げる。両手をねじって組み、おっぱいを挟むように肩を回す。」と言うようなモノだった。まじめにやっている人には失礼だが、端から見るとかなり笑える絵になってしまう。特に後者は昔流行った「だっちゅ〜の」のポーズにかなり近い。が、この話はこれでは終わらない。実はその一子相伝の技というのはその人のマッサージにあるらしい。この人のマッサージを受けるとなんと6日でバストアップするというのだ。そして実際にやった人をはかったところトップで3センチアップ、アンダーで1.5センチダウンという効果が出た。ちなみにこのマッサージ1回10分ほどのモノだそうだ。4年の修行を経て取得したという話だが、そのお値段はなんと18000バーツなり。効果を考えると安い気もするし、時間で考えると恐ろしく高い気もする。そしてこのマッサージの効果はなんと10〜20年。だが、この効果を持続するためには毎日おっぱい体操をしなくてはいけないのだ。男である管理人には何とも言えないが、下手にシリコンなどを入れるよりはよっぽどいいと思ったのは管理人だけではあるまい…。


2003/07/17

 「パントンテー・チナワット」と言って分かる日本人、ほとんどいないですよね?でもタイに詳しい方なら「チナワット」というのは聞いたことがあるはず。そうです、タクシン・チナワット首相の息子なのであります、彼。タイで一番儲かっているお父さんの会社(SHINグループ)の大株主であるため、タイで有数のお金持ちでもあります。さて、そんな彼、去年には大学でカンニングが見つかったと報道され、どうなることかと思われましたが、タイお得意の「偉い人には逆らわない」作戦によって、いつの間にかほとんどその話はもみ消されてしまい、結局今年卒業の運びとなったようです。ちなみに大学はラムカムヘン大学で、タイで一番人数の多い大学です。高校の卒業証明書を持って行けば誰でも入れるのですが、卒業できる人は10%に満たないのではないでしょうか。成績もあまりよくなかったようですが、まず持ってこれで社会に出て行く準備が出来たようです。そしてこの卒業プレゼントとしてサイアムスクエアに写真スタジオを買ってもらったそうです。そうそう彼、世界で一番高いカメラ持っているそうです。で、このスタジオ経営してビジネスの勉強をするのだとか。でももちろん、お父さんの目の黒いうちに政治家になってあっという間に大臣とかやっちゃうんでしょうね…。まだ24歳なのに…。
2003/07/18

 昨日はタイ人女性と日本人男性の結婚式にお呼ばれして行ってきました。結構年の差のあるカップルですが、タイではよく見かけるのであまり気になりませんでした。集合時間は6時ということでしたが、7時くらいでいいと言われちょうどその時間に会場に到着。言い忘れましたが、管理人はお嫁さんの友達の彼氏という設定です…。つまり、ダンナさんになる日本人には初めて会ったわけです。で、ご挨拶をして席に。あ、席は決まってません。どこでもどうぞという感じです。が、日本語を話していた我々は当然のようにVIP席の方へ誘導されました。どうも新郎の関係者だと思われたようです。が、実際には初対面なので、丁重にお断り申し上げ、その辺の席に座りました。全体を見渡すとだいたい約200人ほどの席が用意されていました。管理人が知りうる限りでは、タイでは決して多くない席数です。400とかもざらですからね、タイでは。1時間遅れで着いたにもかかわらず、それから約1時間半、客はゾロゾロダラダラやってきて、結局始まったのは8時半近く。そこからあっという間に式は進行され、気が付けばケーキ入刀。そしてそのまま大カラオケ大会に移行していました。いったい何なのだ?これは。と思ったモノのタイではこれがオーソドックススタイル。何の感動もなく、一瞬だけ日本のやり方も悪くないなと思った次第でありました。それにしてもとにかく親戚が家族連れで来るので人数だけはたくさんいます。が、そのほとんどが新郎新婦ともに知らないんですよね。どうも招待状が来るとそれを持って一家総出でやってくるというのがタイのシステムだそうです。おかげで管理人の席も周りは知らない(と言うかこの会場の中で知っているのは新婦だけですから)中華系タイ人に囲まれ、やけ酒に近い形でタイウイスキーを飲んでおりました。もう少し感動的な式を期待したのですが、いまだタイでそれほど感動した式にお呼ばれしたことはありません。さすが新婦のお母さんが挨拶代わりに3曲歌ったときは笑ってしまいました…。ああ、管理人が結婚式するときいったいどんなことが待ち受けているのだろうか。いざとなったら自分で歌ってやる〜。それにしてもお二人様「インディー ドワイ ナ カップ」でございます!末永くお幸せに!!!

2003/07/19

 「笑っていいとも」ビデオ届きました。「これなら俺がチャンピオン」というコーナーで「最強奥さまグランプリ」で、スポーツチャンバラチャンピオンで世界で2位日本で3位(これ自体チャンピオンでない気がするのだが)という不思議な63歳のおばあさん、女相撲チャンピオンの41歳の女性と一緒に出場したムエタイアジアチャンピオン角田紀子ことおーどりーさんを見させていただきました。自己紹介の時はちょいと緊張していたようで固さが残りましたが、中居君から「おっぱいも筋肉ですか?」と聞かれて「おっぱいはおっぱいです」と答えたあたりから緊張がとれたようです。ここで一発「おっぱいはありません」と言うくらいの勢いが欲しかったですが、さすがに全国放送でそれはね…。で、それからいいとも青年隊の何者かにミットを持たせパンチと蹴り。ステージの向きのせいか、痛めている足のせいか、得意の左の蹴りは見せず、すべて右だけでした…(左の方がもちろん強烈)。それからDON DOKO DONのグッさんにもミットを持たせもう一回披露。で、笑えたのは二人ともミットの持ち方がおかしいこと。よくまあその持ち方で彼女の蹴りを受けるものだ…。結局グランプリでは負けてしまいましたが、インパクトは残したのではないでしょうか?ちなみに彼女のはいていたムエタイトランクス、ちゃんとタイ語で「ノリコ」って入ってたのに気が付いた方はどのくらいいたのかなあ。


2003/07/21

 タイでは今、「ラグナロク」というゲームが大流行。日本でも人気のあるこのゲーム、韓国産のオンラインのロールプレイングゲームです。タイだけでも60万人の登録者がいるらしく、そのほとんどが10代。60万人と簡単に言うけど、タイの人口の1%に相当する。そしてそのほとんどがネットカフェでこのゲームをする。タイ人用ネットカフェはだいたい1時間10〜20バーツほどで出来るので、彼らは一日中このゲームをやっている。おかげで勉強もせず、外でも遊ばず、それが数ヶ月前から社会問題になっていた。が、とうとう今月15日から試験的に2ヶ月半の間、「午後10時から翌日午前6時まで、オンラインゲーム業者のサーバーを遮断する」ことになったそうだ。すでに抗議殺到のこの規制、ようするに夜中はオンラインゲームするなと言うことらしい。ホントにやっているかは管理人も確認していないが、ネットカフェの主たる収入源だから店側の反発は大きい。もちろん子供達からも。でも、管理人的には、こういう規制ならよいのではないかと思う。管理人もゲーム好きだが、ゲームはホント麻薬みたいなもので、始めたら辞められなくなるのがほとんど。出来る時間が限られているのは逆にいいような気がする。タイの子供達みんなラグナロク中毒です。一時期、町中どこにでもラグナロクの看板があふれていたしね。ちなみに管理人がスゴいと思うのは、みんな56Kくらいのスピードでネットゲームしていると言うこと。管理人は前にタイから日本のリネージュと言うゲームにアクセスして遊んでいたことがあるが、その時も256Kと言うスピードでギリギリ楽しめる程度だった。ブロードバンドじゃなきゃ楽しめない新しいファイナルファンタシーなんてもってのほか。それをあれだけの人数があの止まったような回線でラグナロクを楽しんでいると思うと、タイ人も気が長いもんだと変に感心してしまう今日この頃である。 


2003/07/22

 管理人はタイにいると「酒飲みすぎ 寝不足 栄養不足」な生活になりがちです。管理人じゃなくても栄養不足にはほとんどの人が陥っているようです。タイ料理は油を多く使い、野菜が少ないですから仕方ないかもしれません。が、今日は寝不足についての話です。こないだたまたま読んだ記事によると、6時間以下の睡眠を続けているとその寝不足がどんどん蓄積され、能力がどんどん落ちていくそうです。これを2週間続けていると3日間寝てない人のレベルまで脳の作業能力が低下するとのこと。もちろんこれも人によるのかもしれませんが、寝不足が続いたせいで能力が少しずつ落ちているとしたら損ですよね。もちろん休みの日などに寝不足解消にたくさん寝ることによって、回復を図れるのでしょう。が、先にたくさん寝ておいて寝だめをすることは出来ないようです。管理人は寝る時間は比較的取るようにしてますが、やはり不規則な生活の上に、タイの日差しを浴びることによって体調が壊れやすくなっているようです。そういうときでもまだまだ若いと思って無理をすると、痛い目に遭うことが最近やっと分かってきました。そろそろ身体を大事にしないと行けない歳だからなあ…。でも8月は絶対大変なことになるだろうなあ、今の予定では…。


2003/07/23

 タイのテレビはチャンネル3、5、7、9、11そしてITVという6局から放送されている。そのほとんどが軍営だったりするところが、ちょっと日本人には信じられないところ。この中で人気があるのは3と7で、最近の視聴率調査によると(もちろん適当としか思えないが)7が一番人気だそうだ。ちなみに日本のような視聴率を取る機械を使っているわけではなく、アンケートかなんかの結果だと思う。タイのテレビの特色は朝のお坊さんの説法や国歌が流れること、そして今日の王室みたいな番組だろう。一日中テレビを見ていれば、これらは必ず目にすることになる。そしてタイらしいと言えばタイらしいのだが、時間に始まらない。つまりスケジュール通り進行していない。だからだいたい何時頃に始まるだろうという予測の元で試聴者はテレビに向かうのだ。そしてタイではビデオを撮るという習慣がないため、テレビは基本的にその時間に見なければならない。ビデオが普及する前にVCDが普及してしまったせいだと思われるが、かなりめんどくさい。と言うか、管理人の持っているビデオデッキ、ちゃんと録画できるやつなのだが、いまだにチャレンジしたこともない…。時間がずれるとどうなるかと言うと、必ず入る6時の国歌放送の時など、いきなり番組は中断される。もちろん何の前触れもなしに。ちなみにこないだ見たフリーペーパーによると、タイで一番広告料が高いのが、チャンネル3や7でやる8時のドラマらしい。30秒のスポットでだいたい20万バーツ(約55万円)。最近値上がりしているらしい。そうだ、今タイは東南アジアで一番景気がよくなっていると思われている国だった。そう言うのがこの辺に影響しているんですねえ。


2003/07/24

 日本では民主党と自由党が合併するとかで、この件についてタイの政治の話でも書こうと思ったところ、掲示板の方で気になる話があったのでそちらを書きます。
 時事通信によるとマガジンハウス社から発行されている「チェンマイ田舎暮らし」を書いた日本人(69)がタイ王室の名誉を傷つけたいわゆる不敬罪で逮捕され、求刑3年に対し禁固1年6ヶ月執行猶予2年の有罪判決をバンコク刑事裁判所が言い渡したとのことです。
 この本はチェンマイで年金生活を楽しむという趣旨の元、タイ特にチェンマイと長期滞在について書かれている本です。管理人は持ってませんが、結構売れていた本のようです。で、この中でシリントーン王女とワチラロンコーン王子のことについて触れた文が引っかかったようです。シリントーン王女はプミポン国王の代わりとなって一番働いているタイで一番人気のある王様の子供です。タイで王室関係のテレビを見たことを有る方は一度は見たことが有ると思います。ワチラロンコーン王子は唯一の王子ですのでこのまま行くとラマ10世になる方ですが、あまり評判は芳しくありません。と、これまでならここでさらに書き進んでいくところですが、HPでの記載までも不敬罪に取られてはかなわないので、この辺で勘弁してください。断っておきますが、管理人はタイの王様LOVEでございます。が、とにもかくにも日本で出された本にまで不敬罪が適応されるのはどういうことなのか、管理人には分かりません。これはタイを扱っている本すべてに適応するのではなく、著者がタイに住んでいるからなのか、それともタイでも本を売っているからなのか、それとも売れたから目に付いたからなのか、全く謎です。内容を知っている方、是非管理人にメールでかまいませんのでご連絡ください。おそらくタイではもう買えないと思いますから。ついでに言うと日本でももう買えないはずです(もう回収されているはず)。古本しかないかも…。
 とにもかくにも規模が違うとはいえ、タイでは王室のことをうかつに言えないのは事実であります。極楽タイランドの中ではホノボノした印象を受けるらしい管理人もホントは毒舌文章の方が得意であったりするために、いつボロが出るか分かりません。ホント怖いものです。


2003/07/25

 なんだか昨日の事件以来、タイに関する何を書いてはいけないのか考えてしまうようになった。政治の件も、ある意味アンタッチャブルなのかもしれないので、小心者の管理人は少し自粛することにする。なので軽い話題を。実は明日7月26日は、<タイで働く日本人>のすーさんの4○歳の誕生日である。そして、タクシン首相の54歳の誕生日でもある。何の縁かは知らないが、そのすーさんが先週ゴルフに行ったときに同じゴルフ場にタクシン首相も来ていたらしい。さらに誕生日と言えば、来月8月12日はシリキット女王様の誕生日である。俗に言う母の日としてお休みのこの日、日本はお盆休みでタイに来ている人も多いと思うが、例の禁酒デーでもある。そしてこの日女王様は72歳という仏教では非常にめでたい歳になる。と言うことで日本からナマズ殿下こと秋篠宮殿下が家族総出で皇室を代表してお祝いに来るそうな。ナマズ殿下と言えばタイでも有名なタイ好きなお方で、好きな酒はメコンと言ってはばからないらしく、さらに今回もナマズ研究についての博士号をタイの大学からもらえるとのこのだった。さてこれ以上書くと日本の不敬罪に当たりそうなので(ないって)、今日はこの辺で…。


2003/07/26

 ここのところ毎日日本の梅雨のような天気が続いているバンコク。からっとした青空を最近見かけません。この時期日本から来るお客様が多いだけに、もう少し晴れたらなと思います。正直なところ夜に雨が降るのはかまわないのですが、昼では観光しづらいですよねえ。何せ今年の雨は少しおかしく、ずっと小雨が降り続いていることが多いので、傘を持ち歩かないタイ人でさえ折りたたみの傘などを持っています。雨が降ると困ることの一つとして渋滞もあげられます。そりゃ道路が川になったり、ぬれたくなければ車に乗る人が増えます。昨日も小雨の中アソークからサヤームまで行くのに、2時間弱。想像してください、ただの一直線の道路ですよ(もちろん通りまで出るのと駐車場まで入るのに時間がかかったのですが)。それもBTSで4駅目。気が狂いそう。さらに腹立たしいのが駐車場。タイの駐車場は、日本と違って入庫規制なんかしないので、入ったら最後タイミング空いている所がないと一番上まで行ってさらに降りてこないといけません。昨日もディスカバリーセンターの駐車場、10階まで上るのに20分かかりました。そして用事は10分。何ともむなしい時間を過ごしてしまいましたが、これがバンコクの交通事情だったりします。ああ、せっかくBTS沿線に住んでいるんだからBTS乗った方がいい、いつも思うのですが、雨が降るとその駅まで行くのが…ねえ。駅までの主要交通機関がモーターサイなのが痛いっす。


2003/07/27

 昨日は友達に誘われてSUGAR BEET(なんかおかしいスペル)と言うパブに行ってきた。場所はプラチャーチュン。最近この界隈にも新しい店がたくさん出来ているようだが、その店が一番流行っているようだった。で、この日エントランスのところで何かイベントをやっていて、かわいいお姉ちゃんが数人で手招きしているので近づいてみると、「DUO」と言うコンドームのキャンペーンだった。簡単なゲームをしてはずれ、コンドームをもらう。で、そんなことはすぐ忘れ店内に。店内では友達が待っていて、さっそく飲み開始。この店の特長はステージが異常に近いこと。と言うか空いたスペースでやっている感じ。おかげでものすごい近くで生バンドが聴ける。レベルもそこそこなので、ただうるさいだけのその辺にある店とは一線を画していた。で、少し休憩って時に音楽が鳴り、突然派手なお姉ちゃん4人組が踊り始める。まるで誰かの大好きなダンスフィーバーのゴレンジャーのようだ(スイマセン、一部の人しか分からんネタです)。彼女らが踊った後、やっとそれがさっきのコンドームのキャンペーンガールだったことに気づく。当然その後MCが出てきて少し宣伝していた。そしてキャンペーンで配っているコンドーム詰め合わせが欲しい人をステージ上から募集。誰も手を挙げない。しばらくすると前に座っていた女性がそれをもらった。で、もう一つ残っていたので、冗談で「俺がもらうかあ」と友達に言ったら友達達はオオノリ。タイミングよく「次は男性で欲しい方〜」とか言っているのを聞いて押し出されるようにステージへ。タイ人ですか?と聞かれたが、違うよ〜んと答え、お客さんの方を見るとそこには知ってる人がいてビックリ。ちょっとそこで???としてしまっている間に話が進み、タイ語が分からないものと思われて英語で話しかけられる。ま、どっちでもいいんだけど。で、「DUO」と言ってくださいと言っているので言おうと思ったら、「こうやってね、1、2、3、デュ」「オ〜(イロっぽく)」とやっている。オイオイ「オ〜」だけイロっぽくすればいいのか?と思いつつ、ちゃんと123のかけ声に会わせて「デュオ〜」と屋ったらなんか受けた。日本人的にはこういうイベント事ではしっかりやらなければいかんので、まあよしとしよう、とさっそくプレゼントを受け取り帰ろうとしたらもう一回やってくれとのことで、さらにもう一発「デュオ〜」とかましてしまった。うちのグループ飲み会だったらもっと大変なことになっていただろう…。ちなみに笑えたのはこの店のトイレには「DUREX」というタイで有名なコンドームの宣伝が貼ってあったこと。かぶってるって…。


2003/07/28

 前々から言っていたとおり、7月27日にバードことトンチャイのライブ「TOGHTHER Babb Bird Bird Concertを見てきました。全21回公演のラスト公演でしたので、かなり盛り上がるという予想の元に…。車で行くかタクシーで行くかかなり悩んだあげく、結局車で行くことに。どうせ駐車場なんてないだろと思い、会場(タイカルチャーセンター)からほど近いジャスコの駐車場に車を停め、勢いをつけるためにビールをあおりながらの出撃。実はこれが失敗。会場近くにちゃんと駐車場をたくさん用意しておりました。おかげで行き帰り10分以上ずつ歩く羽目に…。
 さてと、これが8回目となるバードのBabb Bird Birdライブ、前回は知っている人も多い「AROKA」。これはナット・ミリアとニコー・テリオーが日替わりで出演したミュージカル。管理人も見たが、まあまあかなという感じのモノでした。で、今回の「TOGETHER」は歌メインと言うことでかなり期待していたわけです。しかも相変わらずめちゃめちゃなゲストが出るらしいし。で、入場後、相変らずヤッパリタイだなあと思われされるところからスタート…。7時開演なのだが、7時では客の入りはまだ半分程度。みんな時間に始まらないの知っているから入場してこないんですよね…。いつも時間に行く我々は待たされるだけで疲れるって言うのに…。で、結局始まったのは30分過ぎ。この段階でせっかく飲んだビールが消滅。そして不安をよぎったのが、管理人の周りの客構成。なんせ1枚3000バーツという破格な料金なだけに、周りにいるのもハイソな雰囲気のするタイ人ばかり。こりゃこの人達は盛り上がらんなと思いつつも、バードの軽快なトークは続く。2曲目ですでに「フェーン チャ」がかかってもうすでにボルテージが上がりまくる所が続出。当然管理人の周りは手拍子しながら聞き入っている人ばかり。おいおい、隣のブロックは総立ちだぞ!?しかしすでに酒の抜けた我々は周りに会わせるように座りながらバードの歌とトークに酔うのであった。「今日は最後の日だから終わりにしたくない。みんな帰さないよ」「僕は死ぬまでみんなを喜ばせるために頑張るよ」など、バードトーク炸裂しまくり。それにしてもバードはトークがうまい。おそらくタイで一番だろう。まあ、彼が話をすればみんな聞くという、ある意味王様モードに入っているからと言うこともあるが、それを差し引いてもやはりおもしろい。なので歌よりも話が長くなりがちなのだが、この日もバードの花束を上げようとするファンが推定…30人以上いて、それを渡すだけで大変な騒ぎ。その中で子供が「バードさん、いつになったら歌を歌うの?」と花を渡しながら聞いたものだから会場大受け。そうそう今回のライブでバードが盛んに言ってたのが「もう45歳なんだ。後5年で50歳…。でもまだ子供も奥さんもいない。だって時間がないんだ。でもデビューしてから17年、全然変わってないでしょ?」と言うセリフ。たしかに今回デビュー当時からの映像もバックで流れていたが、ホントに変わらない。と言うか今の方が若い。そりゃいくら整形してもそれだけではすまされない何かがあると言う感じ。タイ人なら誰でも彼がゲイだと思っている。が、そんなことをみじんにも感じさせない所も彼のスゴい所。
 そうそう、こないだタイ版の「カルトQ(覚えてますか?超オタク用のクイズ番組)」で、バードの問題があったという話。その時の最終問題がこのBabb Bird Birdライブはこれまで何回やったでしょうというモノだったのです。そしてその答えは108回。なので今回はそれにかけて「今日は129回目の〜」と言うことを力説されておりました。こりゃ長いので明日に続く…。


2003/07/29

 さてと、ここからが内容についての本番。結構長めのMCが終わった後、大がかりなショーのように舞台がどんどん変化しながらライブは続いた。まずは生バンドを従えて数曲。そこで登場したのがボー・スニターとゴップ・サウワニット、そしてウー・ハルタイの女性実力派ボーカリスト3人であった。そしておもしろかったのはボーはマイの歌を、コブはエームの歌を、ウーはパラポンの歌を歌ったこと。自分の曲でもバードの曲でもない所が狙い。もちろんみんなGRAMMYの所属なので、GRAMMYの曲だったけど…。管理人のお気に入りのウーが管理人お気に入りのパラポンの曲を歌ってくれたので、それだけで満足なシーンでした。そして、バンドなし、つまりアカペラでバードの名バラード「コープチャイ チン チン」を熱唱。これには観客も静かに酔いしれてました。 そこからバードが「世界旅行に行こう」みたいなことを言いそう言うコーナーへ。それから行く地方をイメージしたオブジェに扮した人達がポーズを作っているのだが、その中には今回日本も入っていた。が、相変らず日本というのはタイにおいてこういうイメージしかないのだろうか?と思わせるようなもので少しがっかり。タイで有名なオカマショーでも日本はお笑い担当なのだが、今回もそんな感じで、紅白の派手な着物を着て、頭にでっかい扇子をつけている。そしてその扇子は日本の旗をあしらったようになっている。いやあ、お笑いです、やっぱり…。話を戻すと、まず出てきたのがアニータとヤヤインで、これは管理人いったいどこの国か限定できなかったが(おそらくスペインのカルメンゴ系?)、まあ二人とも美人だしかっこいいモノだった。やっぱりバードがイタリア継体人だと言うことを認識させられるようなショー。次に出てきたのが例の日本のオブジェ軍団を従えた、ZAZAとブアチョンプーのかわいいどころ二人。特にブアチョンプーはPVの中で日本の学校のような設定のモノがあるし、顔は思いっきり日系。で、歌っているのが題名は分からないが日本の曲。おそらくアニメの曲だと思われる(タイ人も知っていたので)。タイ人の見た日本人女性というのがそこあって、格好(これは写真で)から歩き方(ちょこちょこと小歩き)、しゃべり方(漫画みたいな甲高い声)までまねしている(つもりらしい)。見ている方は少し恥ずかしい…。で、その時バードが歌ったのが松崎しげるの「君がいればそれでいい」。日本でもグリコのアーモンドチョコレートのCMで使われていたので、知っている人も多いと思うが、タイでも昔グリコのポッキーのCMに使われていたようでよく知られている(管理人もタイのカラオケ屋で歌わされた…)。たいしたもんだと思ったのは、これがまたバードうまいんだよね、日本語も。正確には中国語も含めて今回やったやつは全部うまかったのだけど…。で、お次は中国。当然チャイナドールのお二人。ホントきれいになりました、この二人。デビューした頃はもうただの企画モノかと思っていたのが、台湾で人気が出たのがよかったのでしょうか。今ではすっかり大人になってきました。中国のドラマ(タイでは一番人気と言っても過言ではない)の主題歌を歌い、会場は歓声に包まれていました。やはり日本に比べて中国の方が文化の浸透度が違う、そう実感させてくれる出来事でした。最後がミアウとのインドショー。ミアウはご存じない方も多いと思いますが、テレビを見ているとしょっちゅう出てくるコメディアン系の女優です。彼女だけ一人での出演。バードとの絡みでも一人お笑い系に走る。これがまたタイ人に大受け。ある意味彼女が一番今回のゲストの中で輝いていたようだ。ここで第一部が終わり、15分の休憩に入ったのだった…。まだまだ続く。


2003/07/30

 ライブの最中で15分の休憩なんて聞いたことないと思う方、タイでもバードのライブと言うよりショーにしかないものです。約3時間強のショーですから、お客もバードも休まなくちゃやってられないという話もあります。が、舞台の脇にちゃんとタイマー表示で残り時間○○分と書いてあるにもかかわらず、やっぱり0分になっても人は集まりなんかしません。だいたいあのトイレの数でどうやって処理するというのでしょう???こんな時、管理人は男でよかったとつくづく思うわけです。女性がトイレ待ちで長蛇の列を作っているとき、男はちょっとの待ち時間でOKですから。そんなこんなで待たされたのは結局30分。だったら最初から休憩30分にしろよ、と思う所ですが、これを30分にしたらタイ人はいつ帰ってくるか…。
 休憩明けのバードはさすがにちょっと疲れているようで、トークの声がかすれていました。そりゃそうですよね、だってこの公演もうすでに20回こなしているわけです。一回3時間ですよ。オマケに週末は一日2公演。何度も言うようにバードは45歳です。そしてこのショーの中でバードずっと踊りっぱなしなんですから。しかし、トークで疲れを見せて大丈夫か〜?と思っていたのは杞憂でした。曲が始まるとまるで水を得た魚のように全く問題なく歌い出すではありませんか。たいしたもんです。17年前のデビューの時からの映像が流れます。Babb Bird Bird Concertの一回目からの映像を見ながら、「このときが一番かっこうよかった」とか言っているバード。たしかに全然変わらないバード。どんどん格好良くなっているとも言えます。そしてそのころにはまたバードにプレゼントを渡そうとするファンが客席最前列付近に集合してました。相変らずこれを受け取るだけで大変でした。そして、ここからお待ちかねのバラードを歌い始めました。「ラウ スー ガン ファン」を始め、「モーク レ クワン」や「ヌアイ マイ」などを次々と熱唱。いやあ、ホントバード歌うまいわ。前が見えなくなるほどのスモークを焚いて、最前列の人間が苦しんでいたのはご愛敬。こうして3時間のショーは幕を閉じました。そして最終公演と言うことでスタッフ全員の紹介がありました。このころすでに一部のファンはもう席を無視して前の方まで来ていたのですが、そう言うことにはお構いなし直国柄らしく、バードも笑顔で受け答え。で、みんなの紹介が終わって最後にもう一曲あるのかと思ったら、と言うか普通あるでしょ、アンコール。ところが、周りの人達は帰り支度を始める始末。いつも思うのだが高額席はノリが悪いというか、なんというか、結局その最前列まで乗り出してきたファンだけが最後まで残っている始末。管理人も最前列まで行って、「バード」と叫んだりしたものだが、時すでに遅し。またも最後に不完全燃焼で終わってしまうのか?と思いつつも、もうすでに会場から観客はほとんど出てしまい、スタッフが片づけを始めていた…。おいおい、まだ終わってからほんの数分だぞ。どうもタイ人は映画でもなんでも終わったらすぐ帰る癖があるらしい。ほとんど最後の観客として帰る管理人達。するとどうだ、周りから聞こえてくるのは日本語ばかり。なんだ、結局最後まで残っていたのって日本人ばっかりかよ〜、と思いつつ、管理人はまた10分離れたジャスコまで歩くのであった…。
 今回の「TOGHTHER Babb Bird Bird Concertの模様を描いたこの独り言。後で写真付きで<タイ風エンターテイメント>のコーナーに載せますので、時間があったら是非見てやってください。あの暗い中、デジカメで撮るのは大変でした…。


2003/07/31

 最近あまりにも独り言が長いので気合いが入っていると勘違いされている。たしかに最近ヒット数も激増し、それにつれて手が抜けなくなっているのは事実だが…。で、今回はメンバーの近況報告についてです。
 極楽タイランドの創始期から活躍していた前管理人のゆっきー、その独特の視点からタイを見た<ゆっきーの極楽日記>でおなじみですが、実はそのゆっきー7月29日に日本に本帰国となりました。なにげに隠れファンが多いらしく、極楽タイランドの中でも有数の人気ページでしたが、これでしばらく彼からの原稿がこなくなってしまいます。まだ彼の原稿が結構残ってますので、これをしばらく小出しにして行くつもりですが、日本で落ち着くまでしばらくはお休みと言うことになりそうです。管理人的には「日本から見たタイ」のコラムでも書いて欲しいと思っておりますが、いつになることでしょう…。これからのゆっきーの人生が幸多いものでありますように、心よりお祈り申し上げます。がんばれ、ゆっきー!!!