暑いと飛ぶ!?

 タイに来てゴルフをする皆さんが口をそろえて言うこと、それは「暑いから飛ぶねえ」である。かくいう管理人はタイでしかゴルフをしたことがないのでその区別をつけることは出来ないのだが、これだけみんなに言われるとそうなのかも知れないと思っていました。が、ここで一応科学的に検証された方がいるので、それをふまえて考えてみることにしました。
 暑いと飛ぶ、その理由はいったい何なのでしょう。

 まず確実な線から。
「暑いと身体が回りやすくなるので飛ぶ」
 これは確かにそうかも知れません。寒いと身体が回らなくなりますから。日本がまだ寒かったり肌寒かったりする頃にタイに来てしまうと余計にそう感じるのかも知れません。

 結構ありがちな線として、
「タイのコースは広いので思い切り振っていける」
 OBなんかないコースも多いですし、隣のコースに行っても大丈夫。さらに元々のフェアウェイが日本に比べて格段に広いのも安心してふれる要因なはず。この安心感が飛距離を増すのではないでしょうか。

 科学的な線から
「空気の抵抗が減る」
 実はこれを皆さんに言いたかったりするのかも知れないのですが、大槻義彦氏がゴルフダイジェストに書いているコラムでこう説明していた。「ボールのスピードが速い時には渦の発生による抵抗が温度が上がるほど大きくなる。が、逆にスピードが遅いと空気の粘性による抵抗が温度が上がるほどに大きくなる」と言うもので、これはベルヌーイの定理と言うモノから来ているそうだ。つまりスピードの出るドライバーはいつもよりも飛ぶことになる。番手が小さくなるほどその恩恵は逆に働く可能性もあると言うこと。実は管理人も似たようなことを考えていて、高温多湿の空気は重く感じるのが普通であって、抵抗は逆に増えるのでは?と思っていたのですが、この渦の抵抗と言うのは考えていませんでした。これなら少し納得です。

 タイらしい所で
「ヤーデージがおかしい」
 ハナッから距離表示がおかしければ飛んだと勘違いしますよね、そりゃ。

「よく転がる」
 コースによっては平坦なのに100ヤードも転がっていきます。

 ま、なんにせよ、タイの方が飛ぶのは事実のようです。あ〜、日本でやるとショートばっかりなんだろうなあ。皆様も実はこんな理由があるのでは?と思ったらメールしてください。さっそく管理人が検証作業に移りますので。