タイ人との結婚 (030403)

 タイには多くの日本人が住んでおり、タイ人と結婚する日本人も少なくありません。
 日本で会社勤めを終えて、タイに来てからタイ人女性と出会い、結婚するという場合は残りの人生をタイで過ごすという事になりますが、20代で結婚した場合にその後タイか日本どちらの国に生活の基盤を置くかということは深く考えなければいけません。

 タイ人の奥さんのことを考えるとやはりタイ国で生活するのが一番です。
 日本ではタイはまだまだ知名度が低く、またアジア人に対する偏見もあり恐らく一般のタイ人が日本に住む事は色々な意味で大変です。
 しかし経済的事情から判断すると日本で生活するのが妥当な判断となります。
 年齢や仕事に関係なくタイ国でお金を稼いで暮らしていくことは並大抵の事ではありません。
 駐在員にしろ任期が切れれば日本に帰らなければいけず、帰りたくない人は自分で何か商売をするか、他の会社に転職しなければいけません。
 その場合は駐在員という立場の保障がなくなり本当の自分の力が試されます。
 また現地採用のサラリーマンとしてタイで一生働いていく事はほぼ不可能です。
 タイに長く住んでいらっしゃる方の大半は会社経営者の方ですが、40代、50代になってから
会社が潰れどうしようもなくなり日本に帰っていく人も後を絶ちません。
 結婚をしていなく自分一人の事だけを考えるなら日本とタイを行ったりきたりする生活でもいいのですが、それもいずれは出来なくなります。

 このように日本のタイ人に対する偏見、つまり<タイ人が日本で生活していくことは容易ではない>という事情と、<タイで経済的基盤を確立していくことの難しさ>という事情が重なりあり、タイ人と日本人の結婚生活の前に大きな壁となって立ちはだかります。
 また、日本に帰ってから経済的基盤を作ることができる年齢という問題もあり、判断を誤ると何の対策もなく一生をタイで生活していかなければならなくなります。
 20代のタイ、30代のタイ、 40代のタイ。。。
 それぞれにタイという国は違う景色に見えます。
 楽しい国、気楽な国というのはあくまで一瞬です。
 責任という言葉を感じたときにこの国の本当の姿が見えてくると私は思います。

 管理人から

今回のゆっきーの日記、本当に皆さんに読んでほしいと思う話です。ゆっきーも今、仕事や家族のことなどいろんなことを考えているので、この話に対する気持ちの持ち方が違います。いつも言っているように、タイは遊びには最高の国です。そしてそのいい部分だけ見て、住みたいと思ったときの夢と現実の違いは、なかなか日本にいる人には分からないと思います。今実際にタイに住んでみたい、タイ人と結婚してみたいと考えている方、こういうのが現実だと言うことを考えて行動してくださいね。