タイ人の不思議(02/19/02)

 タイといえば風俗産業がさかんなことで知られています。

 パッポンに代表されるようになかば公然と売春がおこなわれていますが、テレビなどでの女性のヌードには必ず修正をいれなけれないけません。
 雑誌などにも規制があり、スケベ雑誌がセブンイレブンで売られているなんてことはほとんどありません。
 ここらへんが日本人の私にとっては不思議な事でした。

 表の政策としてとられていることと実際に裏でおこなわれている事のギャップというのでしょうか。

 最近タイのテレビ局TTV(有料チャンネル)が深夜にポルノ映画を無修正で流した事が大きな問題となりました。
 結局新聞などでも取り上げられた事によりこの番組は廃止になりましたが、テレビやなどで無修正の映像が流れただけで大騒ぎするのに、なぜこれだけの風俗産業があるにもかぎらず、そちらのほうではあまり問題にならないのでしょうか?
 また海外のドラマで銃などが使われたときも必ず黒塗りの修正が入ります。
 銃の所持を一般人に認めている国がなぜという感じです。
 もちろん政府は様々な政策をとっているようですが、実情はそれほど効果をあげていないというのが現状でしょう。
 もちろん貧困問題もからんでくるのでこの問題は一概になくせばいいとはいえないのが現状ですが。

 小さな犯罪には厳しいですが、大きな犯罪には甘いというタイという国のあいまいさが日常の出来事からも良く見えてきます。