ジントニック

 ジンをトニックウオーターで割るのでジントニック。そのまんまである。
 かなりポピュラーなカクテルで、色んなところで楽しむことが出来る。
 単純なレシピなのでジンの種類によってかなり味が変わるのも楽しいところ。
 使われるジンは「ビフィータ」が一般的だが、「タンカレイ」だとさっぱりと仕上がり、「ボンベイサファイア」だと独特の濃い味になる。
 「ゴードン」だと多少甘い感じに仕上がる。
 単純で気楽に飲めるカクテルだが、これがジンとトニック、そしてライムのバランスが崩れるとなかなかツライことになる。
 さらに重要な点は、タイのバーで出される場合、往々にしてトニックを冷やさず、しかも混ぜすぎているので炭酸が飛んでしまっていることが多いこと。
 炭酸をつかったカクテルは何でもそうなのだが、いかに炭酸を飛ばさず、最後までしっかりした味を保つことができるかが重要だと思う。
 コーラなんかも気が抜けているのが好きと言う人は少ないと思うが、それと同じ事である。
 美味しいジントニックが飲める店はやっぱり「いいなあ」と思う店が多い。
 私自身にとっても好きなカクテルの一つである。
 多少ディテイルが違うのだが、トニックウオーターをソーダに変えると「ジンリッキー」、ジンジャーエールに変えると「ジンバック」というカクテルになる。