15日 朝6時頃 チェンマイ着

 電車の中でグループ分けをしていたので、そのグループごとに集合。私は黄緑グループ。偶然なのか、日本人全員別のグループになった。
 まず、荷物を一箇所にまとめて各自朝食をとる。朝食が終わると駅に兵隊のバスがきており先に女の子が乗り込む。3年生やヒロやヤマは荷物と一緒に違う車で来るらしくチェンマイ駅に残っていた。(後で聞いたら私が乗ったバスしか来なくて、その場でトラックをレンタルした事が判明)兵隊さんバスはもちろんエアコンはないし席は硬い。チェンマイからだいたい4時間かかると言う。いろは坂のような山道をひたすら4時間、寝ようにも揺れて揺れて眠れない。。。
 途中昼食休憩したりして、どうにか目的の村の手前の村に到着。先に行っている学生が迎えに来ていたけど誰が学生で誰が村人なのかわからず。そして、山登り開始。噂によるとこの村から9キロ離れていると言う。。
 そんな距離私は歩いたことない。。でも、歩かねば。。。ひたすら歩く。途中、小川が数箇所ありそこをザブザブ進んでいく。泥道もあり足は泥だらけ。私のお気に入りのナイキスニーカーも泥だらけ。とにかく山道、急な坂を登ったと思えばくだり道になるし。時間も昼間なのでかなり体力消耗。。
 歩くこと2〜3時間。目的地に到着。だいたい5〜6キロは歩いたと見た。荷物チームが到着後、各グループに別れ村人の家へホームステイ。私が2週間お世話になる家は牛3匹、ブタ一匹、犬2匹を飼っている模様。牛と牛の間をくぐりぬけ家の中へ。近いニュアンスで言えば海の家。または遺跡でよく見かける高床式住居という感じがした。自分の場所を確保したのち隣に来たイサーン出身の3年生ワッツと1年生アムと共にアップナームへ。ちなみにアップナームって言うのは水浴びです。家から小道を少し歩くと小さなわら小屋があってそこがトイレとおけがあってそこで水浴び。カギはなくドアは布一枚。床は土。1人づつ順番に浴びることに。水が冷たい。夕方になって空気も冷たくなってきた。そこに水。寒がりの私にはかなり辛い。水を体にかけながら半べそになった。あぁ〜お湯が恋しい。

 夕食は昔の学校で皆食べる。食べる前にお祈り。タイ人の子に聞いたら「ポエムだ」と言っていたけどワイをして皆で唱える。ゴハンがおいしい。話ではおいしくないと聞いていたけどおいしい。もちろん、タイ料理。
 ご飯終了後、外で酒飲みが始まった。もちろん、タイ人の女の子はいない。しかし、参加する日本人女3人。というか日本人は全員いた。送ってきてくれた兵隊さん含め20人弱で飲み始めたけど、なんだかよく分からない酒がまわっている。グラスがないので順番にグラスに5ミリくらいの透明の液体とお水。噂に聞いた「ラオカーオ」だ。密造酒とも言うらしい。
 一気にラオカーオをのんでチェイサーで水を飲む。おいしいと言うものではないけど外は寒い。アルコール度数が高いラオカオは5ミリ程度飲んだだけでも体があったまる。
 皆、各自色々話していたけど兵隊さんの一人が「ボクは北海道に行きたいんだ。雪が見たい。連れて行ってくれ」言われたのが印象的だった。どうもタイ人と話すと 皆「北海道」に行きたがる。やはり雪がみたいのかな?
 酒もなくなったところでお開き。家に帰る道のりは もちろん電気がないので懐中電灯で皆固まって歩く。電気がないってこんなにも暗いんだなと感じた。でも、タイにきて初めてあんなに満点の星空を見た。バンコクでは星は一個か2個しかみえないからね。
 家につくとすでに皆ご就寝。私もゴソゴソと寝袋を広げ寝袋睡眠初体験。悪くないかも。
 しかし、寝ようと思ったらカランカラン、なにか鐘の音が。。誰か来る?何この音。。と考えていてやっと分かった牛の首輪の音でした。明日から学校つくりの仕事だぁ〜