ボランティア紀行 〜1〜

 メーホーンソーン県(北部)パーンマパー郡ソッポーン区ルックパコー村にて、10月14日〜10月27日の2週間をかけて学校を作るボランティア活動に行ってきました。これはその時の模様をまとめたものです。タイでボランティア活動をしたい方には役に立つかもしれません。

 キングモンクット王工科大学ラカバン校の農学部の学生サークルと学校を作るボランティアに参加今回のボランティアに参加する日本人は6人。ラカバンの学生が約100人弱日本人はヒロ(男)、ヤマ(男)、トモ(女)、アイコ(女)、リエ(女)、カッチャン(女)でした。


 10月14日

 1時30分 フアラムポーン集合
 駅に少し早く到着したのでトモに電話をしてみた。トモは昨年のボランティアにも参加している現役の女子大生。すでにトモとトモの友達のアイコが駅にいるというので彼女達がいる8番ホームに向かうとラカバン3年生達も20人くらい集合して荷物を運んでいたいた。
 このボランティアは3年生がメインとなって学校と水タンクをつくるというもの。
 作業に必要な道具や生活に必要な水や食料が電車の中に積み込まれる。
 だけど、なんで太鼓があるのか。。タンバリンもある。ギターも。。

 2時30分 フアラムポーン出発。これから約15時間。3等車(エアコンなし 椅子が硬い)の旅がはじまる。
 噂で聞いていた通りスグ酒飲み会が一部で始まっていた。日本人男子のヤマとヒロはすでに飲み会に参加していた。
 基本的にタイの女性はお酒を飲まないので男の子達で盛り上がっている。
 そして基本的に酒が好きな私、トモ、アイコはかなりうらやましげにその光景を見ていたけど、やはり耐えられず私が一番手にそこに行って「酒ください」と言うと「ココ座っていいよ」と学生の子が席を空けてくれてウイスキーをいただき♪
 それを見てトモ、アイコも参加。男の子に混ざって日本人女3人酒をあおる。
 とにかく、学生ってものは酒を飲む。どこの世界もそうなのか。私の意識の中にタイ人は酒をあまり飲めない。タバコはよくないと思っているという意識をくつがえすくらい酒を飲み、タバコを吸っている。
 酒が無くなると駅に着いた瞬間誰かが買って来る。
 そして、とにかくよく話す。電車の間だけで私がいままで話す一週間分のタイ語会話をしたくらい。
 日本人ってやっぱり珍しいのかな?順番に人が来て話し掛けてくれる。
 前々から思っていたけど タイ人の名前って色々あるなぁ〜。
 あだ名だけど、始めに隣に座った子は「僕の名前はジェームス。ジェームス・ボンドのジェームスだ」とポ−ズを決めて言うし、向かいに座った子は「ボクはジャック。タイタニックのジャックだよ」・・・と言ってもディカプリオに似ても似つかない
 大柄な強面の彼。ジョーだのAだのさまざま。
 もちろん、タイの名前の子もいるけど、けっこう覚えるのが大変。それは私の発音が悪いから。。。
 さてさて、皆ほろ酔いになってきたころ、私の席のそばにあったタイコがなり始めた。
 すると、となりで拡声器を持って歌いだし始める。タンバリンが鳴る。何が始まったんだ???
 すると、皆 歌い始める。とにかく、歌う。皆 歌うのが好きらしい。
 って言ってもエンドレスにちかいほど歌い続ける。すでに深夜だと言うのにまだ歌う。喉はかれないのかこいつらは。。
 日本人ってやっぱり珍しいのかな?順番に人が来て話し掛けてくれる。私にとってタイ語を話したい、友達を作りたいで参加したボランティアだったのでとってもうれしかった。
 そろそろ眠くなってきたので私は睡眠体制に。しかし、寒くてあまり眠れなかった。。ついでにうるさい。。
 もうすぐチェンマイ。やっと静かになった車両を見つめると 足元がすんごい汚い。皆、食べたものやコップやタバコや全部散らかしたまま。そうじの人 ゴメンナサイ。