7月23日〜最後の夜〜

 今日でタイの滞在が終わる。明日はマレーシアへ移動しなければならない。
 昼間はプールでゆっくりしようと思っていたのにあいにくの曇り空だがプールへ行くことにした。
 友人はいつも行ってるレストランのスタッフと遊ぶと言って先に出かけていった。
 曇り空だったので顔だけ日焼け止めを塗って行った。プールには白人の家族と中国人のカップルだけしかいない。デッキチェアに座り、すぐビールを注文してごろごろした。曇ってても暑いのですぐビールを飲み干してしまったので、軽く泳いだ。泳いでいる間にまたビールを注文した。新しいビールがやってきたので、また飲む。周りの人間は誰一人として酒を飲んでない。なんか気のせいか「またビールを飲むのか?」みたいな視線を感じたが、そんなの気にしない。2本目もすぐに飲んでしまい3本目を注文。昼間に泳いで酒を飲む、これが贅沢なのだ。
 音楽を聴きながら横になった。3時間もたっていないのに日焼けをしてしまった。油断して顔にしか日焼け止めを塗っていなかったせいか、身体が熱い。もともと日焼けしやすい体質なので普通の人以上に日焼け止めが必要なのに身体には塗らなかったので、おかげですごい真っ黒。プールから部屋に戻りシャワーを浴びて休んでいたら、身体が痛くなってきた。熱を帯びてる。曇りでも日焼け止めを塗っとけばよかった。もう手遅れだけど・・・
(日焼け止めを塗り忘れたら、せめて日焼けした後にローションを塗っておくと良い。そうすると熱が下がってきて、のちのちのダメージを減らすことが出来る。管理人もゴルフの時、焼けるのはあきらめているが、火照るのは困るので使っています)

 夜になり、いつものレストランへ行った。今日は意外にお客が多かったが日本人はいない。店内にいるのはヨーロッパから来た外国人ばかり。その中にレストランのオーナーがいた。いまは休暇でプーケットへ来てるらしい。なんか会話するようになって酒をおごってくれた。しかも、メニューに載ってないアルコール。これが、また美味い。メニューに載せればいいのに。
 飲み干すとまた違うアルコールをおごってくれた。だんだんとアルコールが強くなっていく。最後に飲んだ酒は強烈だった。オレも飲むからお前も飲めみたいな感じだったので負けずに飲んだ。オーナーは先に帰って周りの客もいなくなり、閉店の時間も近づいてきた。すると、店のスタッフがビールをご馳走してくれた。すでに腹いっぱいだったが断ることはできないので頑張って飲んでいると、閉店間際に白人とタイ人がやってきた。なんか妙な感じがしたので、スタッフにそれとなく「あの人たちはゲイ?」と確認すると、やはりそうでした。
 でも、スタッフはとくに珍しいこともなく慣れている様子。確かにタイでは多いと言うけど、普通のレストランにやってくるものなのだろうか。本人がよければ何の問題もないんだけど、周りの視線とか気にならないんだろうかと思ってしまった。間違い無く余計なお世話なんだろうと思うけど。
彼らは1ドリンクだけ飲んで去っていってしまったんだけど、なにを会話したんだろう?
 そしで、閉店時間になりスタッフと握手してホテルへ戻った。
(なんかまあ、ひたすら飲む飲む飲む、な贅沢三昧ですなあ。人のことは言えないけど。。。タイの人たちはゲイには寛容です。特に観光地では気にしていたら始まらないほど。なぜかゲイの人たちにはお金持ちが多いから、お客様としても十分に良い客だしなあ。周りの視線を気にしていたら、愛の道は貫けないのです、ハイ)


7月23日〜タイ出発〜

 ホテルに女友達が迎えに来てくれた。朝10時だというのにご苦労なことだ。
 空港まで送ってもらい、搭乗手続きを済ませても搭乗開始まで1時間もあったので「先に帰っていいよ」と言うが、一緒に待っててくれると言う。友人と女友達と3人で会話して待つことにした。
 彼女は英語が話せるので会話もスムーズ。「今回はいろいろな場所に行ってきたよ」なんて話してて、「クラビに行きたかった」と話すと、彼女の実家がクラビにあるらしく次回来たときは私の実家に泊まってと言ってくれた。が、タイ語なんて話せないし、ちょっとどうしよう。
 そして、「どうして今回は行かなかったの?」と尋ねてきたので「僕の友人がいきたくないから」
と答えると彼女は友人に「なぜ連れていってあげなかったの?」と聞いた。(この会話はタイ語だったので、勝手に予想)
 すると、友人は次回来るための理由として残しておきたかったらしい。今回クラビにも行ってしまえば、タイに来る用事がなくなるからみたいなことを言ってる。なんてヤツだ。
 ということで次回はクラビへ行く用事もできたので、またタイへ来ることを約束してマレーシアへ出発したのでした。でも、今度はチェンマイにも行ってみようっと。
(いいですねえ、年に一回行けるか行けないかのタイで、これだけ友達に囲まれていれば。間違いなく普通の日本人の旅行ではないタイプの旅が楽しめたはずです。それにしてもnisiさん、相変わらずタイが好きなんだかそうでないんだかさえ分からない感じが良いです。現在カナダに留学中ですが、またタイにいらしてくださいませ〜。)