−プーケット2日目−

 さすが南国、今日も朝(起きたのは11時過ぎ)からいい天気。
 友人は食事を作り始めた。
 すると、米を炊くとバイクでどこかへ行ってしまって部屋で1人でテレビを見る。
 数分後、友人は戻ってきて食事を作る作業に戻る。
 タイ米独特の香りが部屋中を漂い、いよいよ食事かと思い時計を見ると12時少し過ぎ。
 だが、何かを炒めてる音は鳴り止むことなく、さらに他の食材を炒める音がする。
 食事が出来上がった時は1時を過ぎていた。
 焦る様子もなくマイペースに用意した食事はおかずがナント3品。
 ガス台が1つしかないのだから、なんとなく納得。
 で、いざ、食事。これが予想外にアロイ。
 僕はご飯1膳で十分なのに友人は昼から3膳も食ってた。
(タイ人の調理時間ってのは非常に長いケースが多い。すぐ出来るがだいたい1時間以上待つ羽目になる。元々外で食べるか買ってきて食べるケースが多いのだが、たまに作るとタイ人らしく時間を気にすることはない…)

 昼食後、少し休憩してから、島内を少しバイクでかっ飛ばす。
 身体に受ける風がなんとも気持ちいい。
 夕方、ビーチに行って彼の友人に紹介してもらう。
 明日彼は仕事で日中は僕1人になるため、ここに来て世話をして欲しいとお願いをしてくれた。
 意外に気を使ってるんだなと感心。
 そして僕は海を見ながらボーッとしてたら彼の姿が見えない。
 彼の友人に聞いて見たらトイレに行ったとのこと。
 なのに1時間しても戻ってこないのはどういうことだ!?と思っていたら彼は戻ってきた。
 別の場所で昼寝してたらしい。
 さっきの感心した気持ちの2倍「なんだコイツ」と思ってしまった。
 彼はいつものように笑顔。
 少し説教でもしてやろうと思ったがどうでもよくなってしまった。
 反省ってことを知らないのかも。
(タイ人相手に時間のことで目くじらを立てては生きてはいけません。そう言う概念のない人に反省を即しても疲れるだけのことが多いです)

 無事に彼も戻ってきたので自宅へ戻り、またテレビを見る。
 もちろんタイ語。
 彼は1人で大笑いしているが僕にはさっぱり理解できないドラマの内容。
 僕も一緒に笑いたいなぁぁと思い彼を見ると「アライ?」と聞いてくるが僕には「マイ ミー アライ」としか答えようがなかった。
 こうして2日目の夜は更けていった。
(タイ人はサービスがいいんだか悪いんだかよく分からない。が、テレビが好きというのだけは共通しているようだ…。)