−プーケット1日目−

 空港に降り立ちゲートを通過して到着ロビーに辿りつきました。
 友人が迎えに来てくれることになってたので、顔を覚えてくれてるかなと少し不安でしたが
無事合流。彼から声をかけてきてくれました。
 彼は車を持ってませんので、彼の友人(2人)が一緒に迎えに来てくれました。
 平日のお昼だというのに仕事は大丈夫?なのかと心配しつつお言葉に甘えて車に乗りました。
(単にタイ語が話せなかったので疑問に思ったことを口にできなかっただけなんですけど)
 車内で助手席に座ったとき、目の前のボックスティッシュカバーに日本語で「さびしいの・・」と書いてありました。タイ人が英語でどんな意味と聞いてきたので、「I miss you」みたいな感じだと答えると車内のタイ人3人は急に盛り上がりカーラジオに合わせて大合唱。
(たしかに迎えにきてもらえるか?顔を覚えていてくれるかは心配ですよね。でも大丈夫、タイ人は顔を覚えるのだけは得意なのです)

 僕はわけがわからず、苦笑いしながら前方を見てるだけでした。
 そして無事タイ友人の自宅(?)に到着。(カタビーチ)
 (?)なのは、じつは彼の友人の家なんです、ここ。
 この家の住人は現在バンコクへ行ってて不在とのこと。それで彼が住んでいるらしいのだが、いくら友人だとしても日本では理解できない感覚。
 タイ人ってスゴい。
 メールでは英語で会話してたので、英語で会話すればなんとかなるだろうと思い、とりあえず英語で「空港まで迎えに来てくれてありがとう」と言ったのですが、返ってきた返事はタイ語。
 僕はタイ語が当然解りませんので英語で話してよ、と言いました。
 が、返ってきたのはまたしてもタイ語。
 ん?と思い、メールは自分で書いてる?と聞いたら友人に翻訳してもらってると・・・
 そうなんです。本当にカタコトの英語しか話せないんです。
 なので当然会話はタイ語。

(ありがちですね、このシチュエーション。日本とは違って、話せてもかけない人多いですよ。)

 持って行って良かった。タイ語のマニュアル。一安心。
 おかげで、少し覚えましたタイ語。(覚えるしかなかった、という表現が正しいかも)
ここまでタイ語で会話してくるのならと思い、こちらも日本語で話かけるのですが応答は当然タイ語。しかも笑顔で。
 日本語は挨拶程度しか話せないので仕方ない。
 彼に負けました。
 タイ語での生活スタートです。

 日本語を少しは覚えさせましたがタイ語での会話の方がスムーズ。だってタイ語マニュアルがあるし。
(どっちが早いかと言えば、タイにいる以上日本人がタイ語話した方が早いですよ、もちろんね)

 タイ人の家で最初に変わってるなぁぁと思ったのが床。
 何と言うんでしょうか?バスルームのようなタイルなんですよね。
 つぎは当然エアコンがないこと。
 これはメールで知ってたので覚悟はできてましたが、やはり暑い。(扇風機2台所有)
 普通に座ってるだけで汗が・・・。
 なので、友人は玄関のドアと勝手口(裏)のドアを開けて空気の通りを良くしてました。
(床がタイルっておかしいですか?慣れてくると畳とか、絨毯に違和感感じてきますよ。エアコンはその部屋にないだけで、タイ人は大好きです。)

 でも、玄関のドアを開けると当然ながら外から丸見えなのに全然平気で行動するタイ人、逞しい。プライベートと言った言葉がここには存在しないのかも。
(はい、存在しません!!!ああああ)

 ドアを開けっ放しにしているせいか、気づくと足元・ドア付近に小さな虫がウヨウヨしているんです。タイ人に虫を指さしてどうにかして欲しいサインを送りました。彼は気づいてくれたのですが、とった行動はただホウキのようなもので掃くだけ。
 これで終わり。
 笑顔でもう平気(勝手に自分で予想してる)みたいなことをタイ語で言ってきました。
 ある程度時間が経過すると、また虫がウヨウヨ。
 彼はまたホウキで掃くだけ。
 最初は驚きましたが、短時間でこの行動の繰り返す姿を見ていたら慣れました。
 人間ってすごい。
 しまいには自分でホウキ片手に掃いていた。もうすっかりタイ人の家に慣れっこ。
(虫は無視、なんて下らんことを言いたくなるくらい虫は多いです。あ〜、ハイハイって感じになってきますね)

 プーケットには午後到着だったので、まだ時間もあるしビーチに行く?って聞くと暑いから自宅でゆっくりしてようと言うのです。(自宅内ももちろん暑い)
 なるほどと思ったのは昼間外で行動すると「ダラ〜ッ」としてる路肩のタイ人はこの姿だったんですね、きっと。
 夕方になりビーチへ行ってゆっくりして食事に出かけました。
 たどり着いたとこは普通の出店?って言うんでしょうか?バイクと合体したようなものです。
 1皿30バーツでした。激安です。
 でも、こういう場所で食べるのは香港についで2回目。ちょっと衛生的に不安でしたがタイ人の視線での生活が始った以上、食べるしかありません。
(いわゆる「屋台」ってやつですね。30バーツは決して安くないんですよ。衛生面、不安を持ったら負けます。俺は負けない、このくらいの気構えがあれば怖いものなしです)


 いざ、食べてみるとこれが美味い!
 とても満足でした。そして食事後、知り合いになったレストランに向かいました。
 スタッフは覚えてくれてました。しかも前回来たときに日本語マニュアル(メモ書き)を残しておいたのが、まだ保管していたんです。
 えらいぞ!タイ人。感心しました。
 スタッフのみんなと乾杯(チョグリ)です。楽しい宴でした。
 彼の酒気帯び運転で、しかも2人乗りのバイクで約20分かけて自宅へ戻りました。

 初日ということもあってとてもお疲れ。
 ベッドに横になった瞬間起き上がることはありませんでした。
(順調な滑り出しを見せてますね、これからどうなるんでしょう?)