一年経過

 昨年の9月に5ヶ月が過ぎたと書いたと思うが、現在はあっという間に一年が過ぎソンクラーンが再びやって来た。私がタイに移ったのが、昨年のソンクラーン前の4月10日だから忘れられない時期になる。
 しかし、ほんとあっという間の1年であった。
 私の会社は今年は11日から15日まで5日間の連休となったが、日本と同様田舎へ帰ったりする従業員が結構いるようだ。
 ただ14日からは休日出勤が始まる為、短期間の帰省となってしまうようだが。

 私も久々に3連休となった。(14日からは出勤予定なので)
 初日はゴルフ、残りの日は新居(まだ引越しができていません)のチェックで後は何もするでもなく過ぎてしまった。ただ、なんとなくリフレッシュはできたように感じる。
(しかし、これでまた一年のほとんどが連休無しの毎日が続く事になる)

 ソンクラーンと言えばタイの正式な正月であり<水掛祭り>と呼ばれるように全国どこでも汚い・綺麗は別として、どこかからもってきた大量の水を掛けあう行事である。私は昨年はバンコクでも人が集まるので有名なカオサン近辺と王宮あたりに行ったが、今年はどこへも行かず水掛もせず家に閉じこもっていた。《正直あまり好きではない》

 どう見ても子供のはしゃぎあいという感じで中年のオヤジが出て行く雰囲気ではない。ただ以前にこちらにいた時は、初めてという事もあり子供のようにみんなと一緒にはしゃいでいたのを思い出す。
 その時に忘れられないのは、先輩とレールウェイゴルフ場に行った時の事である。(このゴルフ場は今はあるかどうか不明だがバンコク市内のチャトゥチャック市場の北側に位置したゴルフ場・・・国鉄が経営していた)

 ラウンド終了後食事をしようと一応食堂のような所に行き、さて何を頼もうかとメニューを見ようとした瞬間、お冷を持ってきたお姉さんがいきなり氷入りのバケツで頭から水を掛けてくれたのである。こちらは黙ってやられるしかない。
 何ともちょっと違った無礼講というやつか?

 そこでまず軽〜く一濡れし、タクシーで家に向かう事にした。
 そうしたら今度は乗った瞬間、タクシーの運転手が手に持っていたペットボトルの水を後ろの席にかけてきたのである。
「おいおい、車の中だぞ〜!」「お前の車だろ〜〜〜〜!!」
と言ったかどうかは別として、お構い無しに二回三回という状態であった。

 コンドーに帰れば、今度は部屋の掃除をしに来てくれたお嬢さんがバケツに汲んだ水をかけてくる。
「おいおい家のなかだぞ〜〜〜」
 お構い無しである。
 当然、階下のエントランスや駐車場付近はみずびたしである。
 何ともすばらしいお祭りなのである。
         《でも、今はあまり好きではない》

 さて、話を戻すがソンクラーンが終わってしまえば、さすがのタイも正月気分は終了である。
(何せ1月・2月・4月と3回も正月があるから大変)
 ここからは、会社も一段とハッパをかけて従業員の士気を高める事になる。 1月の正月に書いたが、今年を良い年にするのはこれからの頑張りにかかっていると言っても過言ではないのである。
 新しいお客さんも数社増える予定である。今までのような状態では会社は火の車になってしまうだろう。

 その為にも、日本人・タイ人が一体となった運営をしていかなければならないのは当然であり、今後それを実行する事になるのである。

 管理人から
タイの正月についてはいろんな所で書いているので省略しますが、とにかくタイでは1月から4月まで正月気分が抜けない。おかげで1年の3分の1をロスしている気がする。ソンクラーンの水掛も、これはもう最近常軌を逸している気がして少し引いてしまう。昔の繊細だった頃に戻ってほしいですね。こうなっちゃったのは絶対ファラン(白人)の悪ふざけからだと思うんですが、節度がなさ過ぎ〜!